手関節拘縮の見方と理学療法〜橈骨遠位端骨折について〜
1)拘縮と関節可動域制限の違いは?
例:
肩関節屈曲の参考可動域は180°
しかし、健常者でも180°に達しないことがあるこの場合を「関節可動域制限」と言う
肩関節屈曲時に痛みを伴い、関節可動域制限が生じている
この場合を「拘縮」と言う
※拘縮の原因は関節包外の軟部組織が原因となる
今回は橈骨遠位端骨折後に生じる、拘縮の原因となりやすい筋肉に注目
では拘縮の原因は?
①短縮
②癒着
の二つが多い
短縮に対しては「ストレッチ」をすることで拘縮を改善していく
癒着に対しては「リリース」をすることで拘縮を改善していく
橈骨遠位端骨折後の拘縮の原因は筋肉の癒着がほとんど!
実際の患者さんでは、ストレッチをしても可動域の変化を得られにくい
それはなぜか?
→癒着しているから
2)機能解剖
ここから先は
2,946字
/
5画像
¥ 350
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?