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第1志望落ちが語る、浪人の話③
今回は浪人した結果と言いますか、その成長度合いをお伝えする回にしたいと思います。
念の為、お伝えしますが、タイトルでも言及しているように私は第1志望校には合格することができていません。
このnoteは、第1志望校に合格できなかったことが心のどこかでまだモヤモヤしている誰か、そして今も浪人生として頑張って勉強している誰かの支えとなるように書いています。
ですから、私の勉強法を真似ても第1志望校に合格するものとは保証することはできませんが、少なくとも自分の実力を上げることには繋がると思います。
そんな序章を経て、まずは私の浪人時代の通常過ごしていた1日を振り返ってみます。
どんな1日を過ごしていたか?
授業の時間割までは残念ながら覚えていないのですが、今考えると大学の授業形態とすごく似ていました。
ある意味、大学の授業の布石のような形で勉強できたのは良かったと思います。
7:00-7:30 起床
1限がある日が多かったので、この時間に起きていました。
7:50-8:20 朝勉強
1限にそのまま挑むと眠くなるので、一旦宿題や復習を行なっていました。私は一度勉強するだけでは全く覚えることができないので、復習に非常に重きを置いていました。
〜8:55
塾に到着
9:00〜
授業開始
日中は、日によるので割愛しますが…空きコマは自習室に100%いたと思います。お昼ご飯は母が作ってくれたお弁当を持って行くことが多かったですが、時々近くのお気に入りのパン屋さんでお昼ご飯を買うこともありました。
ここで少し脱線しますが…私はこの時期の1番の楽しみは「食べること」でした。とはいえ、私はたくさんの量を食べるのは得意ではないので、常に朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯は何かなと考えて過ごしていました。この時は生きるために食べているのではなく、「食べるために生きることにしよう」という心意気で毎日を精一杯生きていました。
そして、帰宅時間に関しては日にはよりますが、週3で家で夜ご飯を食べるために19時に帰宅し、週2で21時ほどまで自習していた記憶があります。
個人的な感覚としては、私は帰る時間が早い方だったかもしれません。自習室で携帯をいじっている人も多い中で、なるべく長い時間勉強するにはこの方法が効果的だと考えた上で、こうした生活リズムをとっていました。
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この手帳使いやすかったなあ。
私自身、正直今振り返ってみると、
かなり追い込まれて
しんどくて
辛い毎日でした。
でも、ある程度成績を上げることができたことは事実です。
では第1志望校に受からなかった私に足りなかったものは何だったのか?
もちろん、世界史をもう少し頑張っていたら、とかそういった点での反省もありますが、精神面での反省もあります。
私は精神面での反省の方が大切ではないかと考えています。
私は大学入学後、個別指導塾でのアルバイトをしたり、いとこに家庭教師として教えたりする機会がありました。
そこで、「なぜ勉強しなくてはいけないのか」という生徒の訴えに真摯に対応することの大変さを学ぶとともに、自分がいかに何も考えずただ勉強を続けていたか、そしてその悪い意味での素直さ、愚直さを実感しました。
私は今でもその問いの答えを求め続けているし、今でも正直自分の愚直さに戸惑っているし、答えは分かっていません。
でも勉強したことって、知識になると実生活には役立つこともあって…
例えば
世界史を知ってると、外国人と共通の話題としてその国の歴史について話すことができる。(やはり歴史を知っていると言うことは相手や相手の国への興味や関心、尊敬の気持ちを示すことにつながります)
地理を学んでいると、旅行とかが一気に楽しくなる
生物を知っていると、栄養についての知識も理解しやすくなるし、虫や植物など身の回りの環境への関心が高まる
国語を学んでいると、本を読むのが楽しくなる
などなど…やっぱり勉強したことは知識となり、その知識は人との繋がりや、周囲への関心を高めることのできる価値のあるものです。
勉強だけに限らず、1つのことに没入して、他のことが見えてないと、その価値がわからなくなりますよね。
当時の私はまさにそうなっていて…
今は、勉強がどう活きるかを知っている人間が、自分の満足のいく結果を招くことができると考えています。
12月に入り、さまざまなことが終わりに向かう季節に入ってきています。
浪人している方は、今が1番辛い人が多いのではないでしょうか?
その辛い時間は意味がないように見えるかもしれないけど、葛藤している時間も含めて全てが実はどこかで意味を持つものです。
先日、樹木希林さんのある名言を目にしました。
「おごらず、他人(ひと)と比べず、面白がって、 平気に生きればいい」
これは、樹木希林さんのどんな人生の経験も面白がれば、必ず意味が出るという思いが込められているそうです。
必ず、意味はあります。
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