見出し画像

【経験者】中卒・社会人でも看護師になれる!そのために必要なこととは?

はじめまして。

現在39歳、一児の母、元中卒ニートから社会人で看護師になった「姉さん」といいます。

「姉さん」というあだ名(?)は、当時看護学校で一回り下の現役生から呼ばれていたものです。

この記事では、私の自己紹介も兼ねて中卒の社会人から看護師になることについてお話します。


中卒・社会人でも看護師になれる

中卒の社会人でも看護師になれます。

私は元々不登校で中学もほとんど行ってません。

しかし、社会人になってから看護師になりたいという夢ができ、時間はかかったものの、その夢を叶えることができました。

当時の私は学歴の低さ、勉強が全くわからないことに不安を感じていましたが、

自分なりに色々と調べ、コツコツ行動したことで目の前の課題を一つずつクリアしてきました。

中卒の社会人が看護師になるための課題はこの後解説しますね。

中卒社会人が看護師になるために必要なこと

ここでは、中卒の社会人が看護師になるために必要なことを解説します。

  1. 高卒認定に合格する

  2. 看護学校に入学する

  3. 3年間の実習と勉強を乗り越える

高卒認定に合格する

中卒社会人が看護師になるためには、まず高卒認定に合格する必要があります。

高卒認定とは
高校を卒業していない人が、高校を卒業した人と同程度の学力があることを認定するための試験です。

文部科学省「高等学校卒業程度認定試験とは」

高卒認定に合格すると、専門学校や短大、大学に進学する資格を得ることができます。

高校で取得する単位を一つも持っていない場合は、8科目受ける必要があります。

私はそもそも高校に行っていなかったため、8科目受験しました。

色々と調べて要領よく勉強した結果、2回で全て合格することができました。

高卒認定は、合格を目指すための通信講座などもありますが、そこまでお金と時間をかけなくても合格することができます。

このnoteでは、勉強が苦手でも最短で高卒認定に合格するための勉強法も紹介するため、是非チェックしてください。

看護学校に入学する

高卒認定を取得したら、志望の看護学校を受験し、合格する必要があります。

看護学校の選び方は色んな基準があると思いますが、通った私の経験から、

  • 通いやすい所を選ぶ

  • 国家試験合格率が高い所を選ぶ

  • 実習先の病院が近い所を選ぶ

  • 学費が安い所を選ぶ

がポイントだと思います。

倍率が低いからと、学費が高い所や実習先の病院が遠い所、国試の合格率が低い所を選んでしまうと、
通うのが大変なだけでなく、国家試験に落ちてしまう恐れもあるため、注意しましょう!

また、看護学校に入学するためには、受験に合格しなくてはなりません。

社会人は勉強から離れているため、現役生と同程度の学力をつけることは簡単ではないかもしれません。

しかし、これも高卒認定と同じく、コツを抑えればさほど難しくありません。

小学校の勉強すらまともにできなかった私が受かったのですから、誰でも合格できる可能性はあります!

社会人が看護学校に受かるための勉強法についても、他の記事で詳しく解説します。

3年間の実習や勉強を乗り超える

社会人から看護師になる上では、3年間の実習や勉強を乗り超えることが最も大変です。

実習は、実際に患者さんを受け持ち、学校で勉強したことを生かしながらその人に必要な看護を行います。

そのために必要な目標や計画をエビデンスを元に書き出し、病院の看護師に発表してOKをもらえたら実際に行っていきます。

これが本当に大変で、考えが甘かったりその患者さんに合っていなかったりすると、
看護師から怒られるだけでなく、一から計画を書き直したり、場合によっては不合格になったりすることもあります。

学校によって甘い・厳しいの程度にばらつきはあるものの、だいたいの所が厳しいという認識です。

そのため、看護学生が生き残れるかどうかは、この実習にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

しかし、全体を通して、社会人は厳しい実習もこなせる能力があると感じています。

私の通っていた看護学校では、現役生が実習に耐えきれず、不合格になったり退学したりする子もいました。

しかし同級生の社会人で脱落した人は1人もおらず、社会人だからこそ、これまでの社会経験が活かせているのだと感じました。

看護学校に入学したら、これまでの経験を活かし、なんとか最後まで乗り切りましょう。

中卒社会人から看護師になるメリット

社会人から看護師になると、どんなメリットがあるか気になる方もいるでしょう。

ここでは、実際に社会人から看護師になった私が感じているメリットを紹介します。

  1. 今後仕事に困ることがない

  2. 他の仕事と比べて給料が高い

  3. 資格を活かして幅広い仕事ができる

今後仕事に困ることがない

社会人から看護師になると、今後仕事に困ることはなくなります!

看護師は引き手数多(ひきてあまた)で常に求人があります。

これから更に高齢化が進むことからも、今後も看護師の需要は高まる一方でしょう。

私は中卒だった頃、受けられる仕事が少なく、仕事探しには大変な思いをしてきました。

しかし、高卒認定に合格して看護師免許を取得できた今は怖いものはありません。

高卒認定や看護師免許の取得は、これまでの人生で1番価値のあった自己投資だと感じています。

中卒社会人で看護師を目指そうか悩んでいる場合には、思い切って自己投資のため一歩踏み出してみることをおすすめします。

他の仕事と比べて給料が高い

看護師の仕事は、他の仕事と比べて給料が高いこともメリットの一つです。

私は看護学校に入学する前、病院で看護助手の仕事をしていました。

そのときの給料は、手取りで16万円程度です。

それまでにしてきた仕事も、月20万円を超えられたものはありません。

しかし、看護師になってからは、夜勤をしていなかった頃でも25万円、夜勤をするようになってからは32万円程稼げるようになりました。

実際、中卒の社会人では仕事も選べずここまで高給与の仕事にもなかなか巡り合えないですよね。

そのため、シングルマザーとして子供を1人で育てていかないといけない方や、将来的に大きなお金が必要という方にも、看護師の資格を取ることはおすすめです。

資格を活かして幅広い仕事ができる

看護師になると、資格を活かして幅広い仕事ができることも魅力です。

一般的に、看護師というと病院で仕事をするというイメージを持つ人が多いでしょう。

しかし、近年看護師の仕事も多様化しており、中には完全在宅でできる仕事もあります。

私は、看護師として病院勤務をした後、パソコン一台で仕事ができる「医療ライター」に転身しました。

今では自分のペースでゆったり仕事をしながら病院に勤務していた頃より稼げるようになりました。

ライター以外にも、施設に入居する方の体調不良時に電話で対応する「オンコールナース」などもあります。

看護師の資格を取ることで収入が上がるだけでなく、完全在宅のお仕事ができることも魅力といえるでしょう。

社会人から看護師になるデメリット

社会人から看護師になる上では、デメリットもあります。

ここでは社会人から看護師になった私が感じたデメリットを紹介します。

  1. 時間とお金がかかる

  2. 寝不足や体調不良になることがある

  3. 精神的に辛いこともある

時間とお金がかかる

当たり前ですが、社会人から看護師になるためには時間やお金がかかります。

社会人から高卒認定合格のための講座や参考書代、看護学校の受験費用、学費、3年間の生活費などのお金、

高卒認定合格や看護学校に入れるまでの期間、3年間の学校生活などの時間…。

わたしの場合には、

  • 高卒認定合格に一年(参考書代1万円)

  • 看護学校入学に一年(受験費用3万円)

  • 看護学校の学費(3年間で100万円)

  • 3年間の学生生活中の生活費(バイトと奨学金で±)

などのお金と時間がかかり、
看護師になるまでにトータルで5年という時間と、100万円以上のお金がかかりました。

振り返ってみると、省略できたルートやもっと節約できたお金などがよく分かります。

私の経験から、中卒社会人でお金をかけず最短で看護師になるためには、
やはり高卒認定合格のための講座は受けない(効率を重視して勉強する)ことが重要だと感じています。

看護学校受験に関しても、倍率が高くても学費が休めで国試の合格率が高い所を選ぶことが重要です。

寝不足や体調不良になることがある

社会人から看護師を目指す上では、寝不足や体調不良になることもあります。

看護学生は、学校で行われる進級のためのテストや、実習のための勉強、課題など、やることがとにかく多いためです。

さらに、国試の合格率が高い所はテストや実習の難易度が高いケースもあるため、ときに寝ずに勉強しなければならない日もあるかもしれません。

私も学生時代は社会人の同級生と遅くまでファミレスで勉強することもありました。

同級生の中には、実習のストレスで胃潰瘍になったり、蕁麻疹が出たりする子もいました。

しかし、その辛い時期を乗り越えたからこそ合格の喜びがあると感じています。

あの大変だった経験がなければ、看護師になることもできなかったかもしれません。

また、大変な勉強をしながら体調をうまくコントロールするという技術も身に付けることができるでしょう。

看護学校に入ると寝不足や体調不良になることもあるかもしれませんが、それも看護師になるために必要な試練と思って乗り越えることが大切です。

精神的に辛いこともある

社会人から看護師になると、精神的に辛いこともあります。

挙げるとキリがありませんが、学生生活では、

  • 実習で年下の看護師に怒られる

  • 同級生とうまく馴染めない

  • 勉強したのにテストに落ちた

など、色んなことが考えられます。

私の場合には、とにかく実習がストレスでした。

友達は、学校で行われる実技のテストが◯ぬほど嫌だと言っていました。

嫌なこと、ストレスに感じることは、人によって様々でしょう。

しかし、今振り返ってみると、それも良い思い出です。

学生生活よりも看護師として働いてからの方が長い人生になるため、どちらかというと看護師になってからの方が辛いことが多いかもしれません。

看護師でも、他の仕事をしていても、人間関係の悩みや仕事への不満などは避けることができないでしょう。

それなら、自分の夢を叶えられる仕事をしていた方が幸せですよね。

社会人の悩みは尽きることがありませんが、これは看護師になっても同じなのだと認識しておきましょう。

まとめ

中卒の社会人でも看護師になることはできます!

社会人から看護師になることで、収入が上がったり、幅広い働き方ができたりするでしょう。

しかし、中卒の社会人から看護師になるには多くの時間とお金がかかるため、なるべく時間とお金をかけないよう効率を重視することが重要です。

このnoteでは、
「なるべくお金をかけずに最短で高卒認定に合格する方法」も紹介するため、是非チェックしてください。



いいなと思ったら応援しよう!