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私「私は完璧主義者じゃない」⇒ 完璧主義者でした
"完璧主義者"と聞いてどんな人をイメージしますか?
理想・目標が高い
何事もキッチリしてないと気が済まない
計画的に行動できる
私がパッと思いつくのはこんなところです。
良くも悪くも「すべてを完璧にこなせる人(こなそうとしている人)」がそう呼ばれるのだと思っていました。
一方私は、比較的几帳面な性格ではあるもの、
仕事の段取りは悪いし、報連相の漏れや遅れでお叱りを受けるし、"完璧主義者"には程遠いな・・・というのがこれまでの認識でした。
ところが、自分の仕事上の悩みについて調べていたところ、自分が"完璧主義者"であることに気付きました。
完璧主義者には2種類ある
完璧主義者にはポジティブなタイプとネガティブなタイプがあります。
前者は「適応的完璧主義」、後者は「不適応的完璧主義」と呼ばれるそうです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
適応的完璧主義
適度に高い目標を設定し、それに向かって努力できる
他者の評価を気にし過ぎない
計画的に行動できる
積極性がある
不適応的完璧主義
過度に高い目標を設定してしまう
他者の評価を過度に気にする
失敗を必要以上に恐れてしまう
自分の能力に対して批判的
ここで、普段の業務における私の悩みを挙げてみましょう。
資料の準備に必要以上に時間をかけてしまう
進捗の遅れや正直に報告することに気が引ける
自分の作業工数を少なく見積もって伝えてしまう
中途半端な状態ではなく、作業がある程度片付いてから報告しがち
ミスしたとき即時報告するのではなく「リカバリーできてから報告しよう」と思いがち
仕事を上手く捌くことができなかったときに「自分はなんてダメなんだ」と自己批判に走ってしまう
どれも社会人として致命的な欠点であり、自分で書いていて悲しくなりました。
そして、それぞれが"不適応的完璧主義"と密接に関連していると思います。
過度に高い理想を掲げてしまい、
「これぐらいキッチリできないとダメだ」
「遅れてる分かったらガッカリされるかな」
「失敗して迷惑かけたくない」
と、いつも思いながら働いています。
勿論、それが良いことではないという自覚もありつつ・・・
さて、冒頭で「仕事上の悩みについて調べていたところ」という話がありましたが、その中で私が見つけたのは以下の記事でした。
先延ばし癖も私の悩み事の1つでした。
怠惰だから先延ばしにしているわけではなく、
失敗することや、失敗したことが公になってしまうことへの不安から、先延ばしにしてしまう、という点については心から同意します。
先延ばしにする人は往々にしてかなり良心的で
この一文に心が少し救われたりもしました。
じゃあどうすればいいのか
「完璧主義な考え方を捨てればいい」
言うのは簡単です。
それが分かっていても止められないから苦労するわけです。
この考え方は、長い年月をかけて、さまざまな経験をする中で形成されたものであり、一朝一夕に変えられるものではありません。
それに、時には"完璧主義"の恩恵を受けた経験だってあるかもしれません。
例えば「仕事が丁寧だね」って褒められたり。
そのことも、考え方を変えられない一つの要因かもしれません。
なんだったら私はザッカーバーグの「Done is better than perfect」という言葉が好きですし、普段からそれを意識しながら働いています。
それでもこの有様です。
「じゃあどうすればいいのか」に対する答えを今はまだ持ち合わせていませんが、「私は不適応的完璧主義者である」と認識できただけでも一歩前進かな、と思います。
いつかこの悩みが解消された頃に、またこの話題について記事を立てられたらと思います。