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6人目のアポ#アラフォー女の婚活記録14
【マッチングアプリ】編
6人目のお相手について
<アプリ> pairs
<年齢> 41歳
<職業> 生命保険営業
<身長> 176くらい
<年収> 500〜600くらいだったような
<居所> 同県内、実家暮らし
<外見> 痩せ型、細身のスーツ、少し焦茶な髪色の短髪
休日の夜、生活圏内にあるターミナル駅で待ち合わせました。
会ってすぐ、なんか距離が近いなぁと思いました。
エレベーターに乗った時に、私の横に立っている距離が少し近いのです。
私はパーソナルスペースにはかなり敏感な方で、普段から自分の手帳を覗き込まれたり、同性からのボディタッチもあまり好まないタイプであり、パーソナルスペースに入ってくる人とこない人を日頃からチェックしています。
でもこれは、個人に差があるものなので、そもそも距離が近い人の可能性もあるなーと思いました。
普段私が行かないような少し高級なお鮨屋さんを予約していてくれていて、カウンターに並んで座りました。
美味しいお寿司を食べながら、お酒もいただきました。
今までの人の中で一番お酒を飲む方でした。しばらくお話していると「ねえ敬語やめてよ」と言われました。
これは私にとって地雷でした。
敬語をやめるという行動の内容ではなく、敬語をやめるという行為を強制しようとする、押し付けてくるタイプが、私はとても苦手なのです。
なぜなら母親がこの系統の人だからです。
母親は自分が良いと思ったものは他人も良いと思うに決まっていると考える人間です。
~唐突に回想~
母「これ美味しいよ、たべなさい。」
私「うーん、いらない。」
母「なんでよ。食べなさいよ。ほら。ね?美味しいでしょ?」
私「うーん。(今はいらないのに。もう断るの面倒くさいからいいや同意しておけば)」
母「ほら。食べてよかったでしょう。(満足げ)」
母は何でもこういう人でした。美味しくない、と答えると「このおいしさが分からないなんてかわいそうね。」と言いました。
良いと思う人もいれば嫌いだと思う人もいる。
なぜそんな当たり前のことがこの人はわからないんだろうかといつも思っていました。
そこからアレルギー反応みたいに少しでも押し付けてこようとする人がいると敏感に匂いを察知し、私にとって要注意人物になりました。
脱線しましたが、敬語をやめるようにという「押し付け」をされたことで、すっかり心のシャッターが閉じていきました。
寿司を食べ終えると、2件目に行こうと言われました。
はっきり言って帰りたくてやんわり断ったのですが、「だったらこのまま家まで着いていこうかな」などと言われ、私の悪い癖ですがそういう問答をすること自体が面倒くさくなってしまい1時間くらいならと言って居酒屋へ行きました。
一体こいつはなんなんだという謎の解明もしたくなったところもあります。
居酒屋は混んでいて、小さいテーブル席に通されました。
席につき注文が来るなり酔っぱらったおっさんは私のほっぺたをつねったり自分のおでこと私のおでこをくっつけようとしたり・・完全に迷惑なおじさんでした。
しつこすぎるのとうざいのと怖いのとで、トイレに行きたいと伝えると「だーめ」と言って私の手首をつかんで離しませんでした。
完全に心を決めて、強引になんとかトイレに行くと言って席を立ち、そのまま店外へ出て、走って駅に向かい、電車に乗って帰りました。何度も後ろを振り返って追いかけて来ないか確かめました。少し怖かったです。
電車に乗ってしばらくするとメッセージが来ました。
「先に帰っちゃうなんてひどいよ~。また飲みに行こうね!」
一応返事しました。
「は?目的が違いすぎて二度と行かないです。ヤりたいだけなら風いけば?」
初めてアプリで嫌な思いをした経験でした。