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勉強に才能はいらない、淡々とやれば済む

中国語を初めて3ヶ月で日常会話ならほとんど聞いて分かるようになった人(日本人)がいます。中国のドラマがきっかけで、歌を覚え、歌詞やドラマの内容を理解したいと中国語の勉強を開始。中国語を話せる日本人の先生と、日本語が上手な中国人に習い、あっという間に自分のことを中国語で言えるようになりました。

どうしてもこうなりたい!という強い思いがあると、こんなこともできるのですね。

私は・・英検1級はギリギリ合格でした。合格不合格を気にしながら、計画通りに進まないときは本当に落ちてしまうかもって心配してたし。合格できなかったのは勉強時間がなく覚えが悪いからと思い込んでた。どうしようもないねぇ。


合格後しばらくして過去問解いたら、以前より文章が読みやすくてびっくり。使われてる表現に感心したり、どこかで使ってみたいと思ったり、合格という文字が頭から消えていた。読解できる基礎力さえつければ、答えのある問題であれば読めないことはない、そんなものなんだと思いました。


忙しいとか、時間がないっていうけど本当にそうかなと見直した経験がありませんか?

結婚後子供ができてから資格を取るために薬学部を受験したときと卒業まで、時間を何が何でもつくりました。実験がこれほど多い学部だとは思ってなかったのでこのままではまずいぞと考えました。保育園のお迎えに間に合わないかもとか、毎回提出するレポートどうしたらいいの? 1人じゃもうどうにもならない、人を巻き込んで助けてもらうしかない! 

子どもは保育園に事情を説明。ベビーシッターさんや親にお願いして実験が長びくとわかってる時やテストの時は1週間預かってもらうとか、その都度対応。家でも子供と一緒に9時頃には寝て朝3時には起きてレポートや試験対策をするなど生活を変えました。公園に遊びに行くときもノート持参で行き、1ページでも復習。そしたら、時間に追われる生活から、予測を立てて余裕を持つ生活に変わりました。

もちろん、いろいろな方の手を借りました。保育園や学童保育の先生、大学の先生方や同級生にも、そして両親、子供や夫にも。お世話になりました、今は偉そうな顔してるけど、皆さんのおかげで今があります。

忘れられない思い出はたくさんあります。実験が失敗し、やり直したために保育園のお迎え時間を過ぎてしまい、慌てて迎えに行ったことがありました。保育士さんが私に一言。「そんなに慌てて、事故に遭ったら大変でしょ。多少遅れてもなんとかなるから安全に気をつけて来てくださいね。」ハッとしました。どうにもならないこともあるから、その時は人に甘えてもいいんだと。


子供も理解してくれて、1人遊びが上手になったり、母親の真似して鉛筆とノートで何やら書いて、ひらがなにも興味を持ち遊びながら覚えてくれたこと。おかげで資格も無事に取れました。お陰様で23年ほど薬剤師をして生計を立てることができました。もっと続けることもできましたが、今は一旦辞めています。生活を思い切って変えること、他の人に助けてもらうことを負担に思わない、この2つのおかげでした。

若さで乗り越えたというのも確かにあると思います。

でも最近思うんです。体が衰えると年齢を考えますが、精神的にはまだ若い頃の感覚を覚えていることってないですか?若い方も歳をとることに不安を覚えるだけの生き方なんていやですよね?

本当に必要なことに焦点を合わせて、そうでないことを削る。無理やり続けていた人とのつながりが切れても気にせず、勇気がいるけどやりたかったことを始めて、新しい人とつながるチャレンジをしてみるなど。エネルギーをそこに注ぎ込むことで幸せを感じるような生活になり始めています。

英検合格もそこを突破することで、次のステップに行こうと思っているのなら、できない理由を探す前に、どんどん時間を作り進みましょう。応援歌になるといいなと思いながら、書きました。





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