NEW TOKIMEKI LANDでランジュちゃんに流した涙



いきなりだけどランジュちゃんについて語りたい!!!いいですよね!!!!!!!!!!!!!!!





7th LIVE、最高でしたよね。
NEW TOKIMEKI Landもとい、かすみんアリーナっていう最高の場所、2日間で閉園しちゃうの、本当に喪失感でいっぱいです。

多分1ヶ月経ってもロスが抜けないんだろうな、なんて思ってる人はたくさんいると思います。かくいう私もFly with You!!は相当時間をおかないと聴けない気がします。

そんな7thライブでしたが、皆さんはどのシーンが1番感動しましたか?

開幕ジャスビリ?(連番の人が倒れそうになってた)
アニメ衣装での夢ここ?(隣の人泣いてた)
12人のhurray hurray?(周り啜り泣いてた)
挙げ出したらキリがないです。ほんと文章書いてるだけで目頭熱くなっちゃいます。


「確かにな!じゃあさ、お前はどこなんだよ」って話ですよね。

私涙腺がもろいので、本当に色んなところで涙が出たんですけど、唯一、優しい涙が溢れ出したところはランジュちゃんの"PHOENIX"でした。


最初は栞子ちゃんが知り合いとはいえ、文字通り1人ぼっちの状態から海を渡ってきたランジュちゃん。
「憧れ」という2文字のためだけに虹ヶ咲学園にやってきたんです。すごいよほんと。

2期第1話でいきなりEutopiaを披露してみんなの心をつかんだ彼女はグループに属さず自分の魅力を観客のみんなに見せつけていきました。

でも、ランジュちゃんの魅力だけではここまでの世界を広げられたのではありません。
彼女こそ、とんでもないカリスマの持ち主ではありますが、どうしても”1人”では限界がありますよね。
それは現実のスポーツやお仕事にも言えることです。1人では辛いですが、1人、2人と仲間が増えていけばうまくいく確率がぐんと上がります。逆に少なくなればなるほど辛い。

ランジュちゃんは孤高を求めたスクールアイドルでしたが、どうしても1人で羽ばたくには限界がありました。

そんな時に手を差し伸べてくれたのがニジガクのメンバーなんです。



歌詞にもありましたよね。著作権的に歌詞を書くのはまずいので濁しますが、色んな形の音色で包んでくれたメンバー達とのストーリー。
その音色を大きな羽に変えて飛び立つと決めたランジュちゃん。
それらが重なり合って紡がれたPHOENIXって、ランジュちゃんの成長だけではなくて同好会に対する感謝も含んでいると思うんです。2期の中盤で同好会という自分にはない翼を見せつけられて、自分の羽の美しさを忘れてしまいかけたとき、ミアちゃんを含めた同好会全員が「それは違う」と引き留めたあの瞬間からPHOENIXの物語は始まったのではないでしょうか。きっとランジュちゃんはあの時からずっと伝えたかったはずです。「ありがとう」って。

そしてそれは沖縄でも。エマちゃんやかすみちゃんが寄り添ってくれて、歩夢ちゃんが自分のことを好敵手として一緒に歩んでくれて。ランジュちゃんにとってこれ以上の幸福はないんじゃないかってくらい、あたたかな物語でした。ここでもきっと心を込めて「ありがとう」って言いたかった。


でも、ただの言葉として同好会のみんなに伝えるだけではだめだったんです。銀河を超えるような特大の感謝を伝えるには”言葉”だけではだめだったんです。

ただの言葉での感謝ではない。でもみんなに確実に贈ることのできる表現。だからこそ。
ランジュちゃんはみんなへの感謝、歩夢ちゃんへのリスペクトを込めて、この気持ちをステージで伝えようと決めたんです。
ステージで感謝を伝えるっていうのはスクールアイドルにとって最上級の感謝を伝えるパフォーマンスだと思います。新しいファンの獲得を目標にしたイベントであるはずなのに、仲間に向けた最高の「ありがとう」。
このありがとうは沖縄にいるメンバーだけでなく、大阪やほかの場所にいる同好会のメンバーにもしっかり伝わった気がします。いえ、伝わったんです。
かけがえのない仲間に対するこの想いは、同好会のみんなにとって間違いなく、世界で一番の、最高の贈り物でした。




そしてそれはキャストさんにも。


法元さんがPHOENIXに特大の感想を述べていた時、ほかのキャストさんが静かに、うなずいてくれている場面。
とっても感動的なシーンでした。でもここでみんなが泣いたりせず、ただ微笑んでいるところがみんなの絆のつながりを、ランジュを仲間として、家族として迎え入れているんだなって改めて感じさせてくれました。

うろ覚えではありますが、過去のライブでは最後の挨拶の時、R3BIRTHのメンバーは受け入れてくれるか不安で…なんて涙を浮かべながらお話しているシーンもありました。

どんなにアニメのランジュちゃんがファンのみんなを惹きつけたとしても、やっぱりスクスタのランジュちゃんは消えないし、法元さんからしたら大切な家族の1人だったはずです。それを拭ってはいけない中でのライブ。

まさに重圧のかかるライブの連続だったはずです。アウェイ気味かつコロナ禍という異常事態の中でパフォーマンスをするって相当なプレッシャーだと思うんです。ライブに来てくれているファンの方は大多数、ランジュちゃんの曲を聴きに来ているとわかっていても、声出し禁止のライブではその想いがどうしても伝わりづらい。
私たち観客の声が届きづらいからこそ、辛い時でも一緒に振り付けの練習をしてくれたり、レコーディングをしてくれた仲間の存在って、ランジュちゃんにとっての同好会のみんなと同じくらいの存在だったって容易に想像ができます。

あの絆を間近で見られた私たちって、本当に幸せ者ですよね。このつながりを心の底から、一生感じていたいと願うばかりです。





そして忘れてはいけないのが、スクスタの中でのランジュちゃんです。


キャストさんのお話でも少し触れましたが、私たち観客にとっても、彼女のことはPHOENIXを語るうえで絶対に忘れちゃいけない存在だと思うんです。

「いやいや、アニメとスクスタじゃ土台すら違うんだしここで語るのはおかしいでしょ……」

分かっています。PHOENIXが生まれた経緯というのは、あにがさきがあったからこそなのもわかりますし、実際私もそう考えています。

でも私はどうしてもスクスタのランジュちゃんを消したくはないんです。
だって一番初めに私がランジュちゃんを見たのはスクスタなんですから。おいそれとなかったことには絶対にしたくないです。



…数年前、スクスタではライバルとして、のちに仲間としてランジュちゃんがニジガクに来てくれました。

ラブライブ!シリーズで可可ちゃんに次いで母国の言語を流暢に話すことができる純外国人メインキャラクターとしてミアちゃんと共に大きなインパクトを背負ってやってきた彼女。
今考えても凄いことです。昨今のグローバル化で外国語を話すことのできる方は増加傾向にありますが、その波がラブライブ!、ましてやコンテンツが続いている中での大型補強枠としてやってくることには驚きでした。
ここまで魅力的なキャラクターでどんな未来を作ってくれるんだろう。ワクワクと一抹の不安が入り混じっていた記憶があります。



しかし、ランジュちゃんがやってきた時、彼女の前に立ち塞がっていたのは強大な冬の時代でした(ここら辺のゴタゴタの是非は今回のお話に関係ないので割愛します)。贔屓目であっても、客観的に見たとしても、本当に苦しいものでした。

新しい仲間というのは暖かく迎え入れられますよね。だtって今までになかったストーリーやキャラ同士の絡みがいきなり増えるんですよ?新しい仲間の加入ってすごく楽しみな超超超一大イベントだと思うんです。
でもランジュちゃんに関してはそんな期待すら最初からなかった。寒く、冷たい時代がいきなり来てしまったんです。洗礼なんてレベルじゃない。

それからある程度の月日が経ち、L!L!L!がライブでお披露目された時ですら、多少の冷ややかな目線が送られていた記憶があります。スクスタ準拠のライブかつ、声出しも禁止だったので特にそう見えてしまったのかもしれません。

では7thのコーレスやPHOENIXではどうだったでしょうか?
その冷ややかな目線のままでしたか?







「割れんばかりの大歓声」









この言葉以外見つかりませんでしたよね。

しずくちゃん→彼方ちゃん→エマちゃんと新曲を披露してその先の流れが分かるはずなのに、です。しかも天ちゃんとのコラボステージを直前まで引っ提げられた状態であの大歓声だったんです。

アニメ、映画、キャストさんたちの努力の力が大きかったのは十二分に理解しています。でも、あの冬からここまでやってこれたランジュちゃんがいたからこそのあの歓声だったとも思うんです。

……ただ。
あの難しいなかで、必死に王たらしめんと行動をして、いろいろなことがあって同好会に参加して、超人的なエネルギーや絆エピソードで可愛い一面を見せてくれたランジュちゃんはいったん、にじちずというものがあるとはいえ、歩みを止めました。

この曲は、そんな刻が止まってしまったスクスタのランジュちゃんに、アニメのランジュちゃんが、「———ここまで来たよ!」、「あなたもここまで来てよ!」って伝える音色だとも思うんです。だからこそ、スクスタのランジュちゃんも"にじちず"という新しい舞台で輝くことができる。この曲はそんなストーリーもになっていると、ライブを通して感じました。



同好会のメンバーも、キャストさんたちも、こんなにも手を差し伸べてくれたみんなを感じられるライブなんて、もう、最高じゃないですか。こうやって書いてはいる途中ですが、袖時雨が降ってきました。恥ずかしいけどしょうがないよね!

ここまでの道のりは平坦ではなく、長く、長く、長く、そして険しかったでしょう。
しかしです。ランジュという地図を無限大に広げたニジガクの物語、そしてキャストさんの絆。それらがランジュちゃんを照らす松明として照らしてくれていたんです。








そして最後に、松明には決してなりえないけれど、導く先の標として、冬を溶かすための暖かな太陽として照らしてくれた人がいるんです。






それは他でもない、あなたなんです。






PHOENIXで涙した人は沢山いると思います。ランジュちゃんはここまで来たんだ、僕、私はこの曲を生で聴けたんだって。

ランジュちゃんが受け入れられたのはアニメで再解釈してくれたから、とか曲が強かった、とか、スクスタの絆ストーリーが最高だったから、とかさまざまな理由があると思います(実際曲超強いですし、彼女……)。

でもそれってある一つの超重要な要素があってこそ、そのような理由ができたんです。

その重要な要素、それはあなたです。
あなたがいないと現実に起きえない
ことだったんです。

アニメを観た、曲を聴いた、ランジュを信じて加入からずっと応援してきた、応援はできなくても受け入れようとした、アニメからランジュを知った、受け入れられなくて離れてしまったけど、もう一度ランジュちゃんをしっかりと見たかった、好きな声優さんが担当してくれた、ユニットライブから応援してきた、ナンバリングから彼女を好きになった、ランジュちゃんが同じ国の出身だから応援してみたくなった、
そんなあなたが例外なくランジュを照らす光になってくれた。


ランジュの冬の時代を溶かして春へと誘ったのは他でもない、ランジュちゃんに魅せられたあなただと思うんです。
これはきっとあなたがいなければできなかった。キャストさんや同好会のみんなじゃ難しかった。

自分が特別な存在であって、私こそがユートピアだと、私こそが孤城に立つ1人の王だと、高らかに宣言していた彼女が、無限色に彩られる場所にやってこれた。そしてその先へを飛んでいきたいとも言った。
奇跡と縁が結んでくれた最高の物語でした。
7th LIVE、ランジュちゃんの舞台において観客席はピンクゴールド一色でしたが、ランジュちゃんもとい、法元さんから見たらその色、景色はまさに無限色だったのではないでしょうか。

私自身は最推しがランジュちゃんというわけじゃない。それでもこのライブを通して、ここまでの道のりを思い出して初めて慈しみを感じる涙を流すことができた。それはこの先のラブライブを推す生活の中で二度と流せない涙だと思います。色んなライブを経験して、これまでのアニガサキを振り返ってきた7th LIVEだからこそ、感じられた感情だと思います。


短いですが、最後に法元さんがXでポストされていた言葉で締めくくろうと思います。


ではでは 色彩満ちる明日になりますように 。


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