カラビ - ヤウ多様体で量子の狂乱を解消するアイデア2025
この上図も3次元トーラスの形です。ラッパの形をした上下からジェットが吹き出すフェルミバブルにも見えます!!
最近のポアンカレ予想の証明完了で確定したユニバースの構造として、3次元トーラスが有力な候補から確定事項に変わりました。
つまり、ユニバースの構造とは、球状ではなく、3次元トーラスの形をしていることになります!
ポアンカレ予想の証明が、理論上正しいと言うことの証拠として、挙げられたのが、クエーサーの周期的な分布になります。
ポアンカレ予想「単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相である」という単純なこと。
n次元に拡張すると「単連結なn次元ホモトピー球面は、n次元球面に同相である」となります。
1970年代にウィリアム・サーストンがこの分野を発展させました。
簡単に、ポアンカレ予想を説明しましたが・・・
3次元トーラスから、あることがインスピレーションとして閃きました。
よくビックバン理論からユニバースが体積拡大をするときに、球状で急激に体積拡大すると言うイメージ図がありますが・・・
実は、球状に体積拡大するのではなく、3次元トーラス状にレイリー・べナール対流形状で体積拡大していくと言う可能性も。
今後は研究次第によっては明らかになっていくことでしょう。
地球上も含む天の川銀河の中心部分も・・・
ということで「フェルミバブルと素粒子の偶然の一致について2025」でも記入しましたが、別の可能性もあることに気づきました。
どう言うことかと言うと「カラビ - ヤウ多様体で量子の狂乱を説明できること」
スーパーストリング理論でブラックホールとワームホールを説明することから始めます。
ブラックホールも空間の織物が限界まで引き延ばされると言う興味を抱く例を提供しています。
ブラックホールでは、巨大な重力場のせいで、空間の織物に極度の湾曲が生じるあまり、ブラックホールの中心で切り取られるか、穴を開けられるかが知られています。
ワームホールの場合と違い、ブラックホールには、その存在を裏付ける確かな実験上の証拠があるので、中心点でほんとに何が起こっているのかと言う問いは推測ではなく
「特異点」として世界中の研究対象になっています。
ワームホールとは、アインシュタイン - ローゼンブリッジと言われていて、時空構造上のトポロジー幾何学として考えうる構造の一つ。
時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域でトンネルではなく抜け道であると一般的なイメージとして考えられているが、誰も実験していないので仮説の域の話。
つながることを前提として物語を進める話が多いが、開放的な時空間上で、各地点へのつながりを自在にコントロールしたり維持できるかどうかも現時点では実現不可能。実際に人間も通過できない(音速の衝撃くらいで人間はブラックアウトしてしまうため)
つまり、結論を先に言うと・・・
カラビ - ヤウ空間の「くびれ内部」のところで少し引き抜き、3次元トーラスのように空間が数学的なフロップ転移を引き起こすと仮定すると・・・
締め付けられたカラビ - ヤウ空間が、引き裂かれることなく、その表面を滑らかにつなげる球面が、体積膨張と体積収縮を交互に繰り返しながら成長していく。
「フロップ転移」された一部分が、3次元トーラスを作り、体積膨張する場合に限り、トンネルではなく、ワームホールの橋を形成して上下両端が、共に別の空間へと接続される。
この数学的な方法で、量子の狂乱と言われる無限大の発散を抑え、相殺されるかもしれないことに気づいた。
でも、量子の狂乱は、このエネルギーは保存の法則から、どこに保存されるのか?
これは、先ほど、ワームホール概念を少し書いたが、ワームホールで「量子エンタングルメント」として、球面は成長しつつも、同じユニバース内の接続された上下両端の別の空間にバーストしてしまうとしたら?
さらに、量子エンタングルメントはワームホールと等価であることが理論的に示されているので・・・
ワームホール内部は、先ほどのカラビ - ヤウ空間の構造アイデアで、ネーターの定理も考慮に入れたエネルギーが保存転送されます。
たとえ、2022年にCERNで超対称性粒子が存在しないことが確定してしまった超対称性理論でいう鏡のようになってしまう?ことも解決できないだろうか?
参考として・・・
カンデラス、ホロウィッツ、ストロミンジャー、エドワード・ウィッテンから、なぜ?素粒子には3つの族が存在するのか?の答えを提示している。
空間のカラビ - ヤウ部分にある穴のそれぞれにエネルギーが最低のストリング振動の素粒子の族が結びついています。
お馴染みの素粒子は最低エネルギーの振動パターンに対応するはずなので・・・
多重3次元トーラスの穴のように、複数の穴が存在すると言う事は、ストリングの振動パターンが、複数の族に分かれると言う事にもなり、ストリングの振動パターンが複数の素粒子の族に分かれることと同じ意味になる。
したがって、巻き上げられたカラビ - ヤウ図形に穴が3つあれば、素粒子の族が3つ見つかることになります。
ミレニアムの前。20年ほど前に、探さなくてもいいように、すでに、カラビ - ヤウ図形は、数万もの形状があることが詳細にまとめられています。
だから、ストリング理論によれば、実験で観察される素粒子の族の構成は、ランダムに決まったか。それ以外の要素で決まったか。何とも説明のつかない特徴であると言うより
新たな数学的な次元を構成する幾何学と見なすこともできます。
数学的に言うと、素粒子の族の値は、カラビ - ヤウ空間のオイラー標数の絶対値の半分と計算上判明しています。
オイラー標数そのものは、多様体のホモロジー群の次元の交代和です。これは、我々が多次元の孔と曖昧に読んでいるものでもあります。
注、ホモロジーはチャーン - サイモンズ理論へ集約していきます。
それゆえ、3つの素粒子の族に融合して、オイラー標数が、「± 6」のカラビ - ヤウ空間を形作れることに相当することも計算上判明しています。
それから
引力や重力に関する巨大レベルの尺度である一般相対性理論について
電荷や電流を源(ソース)として、電場や磁場が生じる。これらが波として伝播することでソースの無い場所にまで影響を及ぼすことが出来る。我々はこの波を「電磁波」―我々の目で見える波長領域のものであれば「光」―と呼んでいる。
一般相対性理論によって、重力の理論も電磁気と同じように、グラビティ荷やグラビティ流?重力荷や重力波だとネーミングが変だ。
これだと電磁力波にしないと辻褄が合わない。グラビティ荷やグラビティ流?以外の新しい概念として名前を命名しないと探索しようがない。
ダークマター、ダークエネルギーと仮名が命名されているが、これなら重ダーク荷や重ダーク流も存在確率は高そうだ。
いや、「重ダーク荷」は「重さ荷」や「重ダーク流」は「重さ流」でも良さそうだ。
整理するとネーミングが不思議な「重力波」は電磁波の発見に相当することかもしれない。こちらは、LIGOでデータ観測しました。
その他には、物理定数の「電気素量」のようなことが、重力にも「重さの素量」としての定義が当てはまる可能性もあります。
スーパーストリング理論の結合定数も結び目の不変量など数学的裏付けに関係する一つの可能性です。
話は変わりますが・・・
これまでのユニバースから素粒子、気候の偏西風など普遍的な要素を都市部にも当てはめてみる!!
都市部で見られるドーナツ化現象は、もしかしたらトーラス化現象かもしれない?
これを過去に日本でも現在2023のアメリカでも起こることの解釈の一つとして・・・バランスが崩れ格差が起こり始めた予兆と解釈!
都市部のブラックホール化が起こり、価格が高すぎて周辺に遷移移動せざるを得ない人の間で暮らす人間の生活環境にまで影響がでている。
増税と事前分配が少ない証拠としてエネルギー分配の観点から俯瞰して見ると都市部のエネルギーを数値化できる可能性がある。
エネルギー分配が平等な自然の中にあるトーラスの形状を基準に!
ドーナツ化した都市部の貨幣の蓄積量をトーラスの形状に数値から視覚化して比較できれば・・・
格差のエネルギーをジニ係数以外の方法で数値化できるかもしれない。
話を戻して
超対称性粒子は、合わせ鏡を見ている現象に似ている?CERNで2022年に存在条件を精密に設定しても超対称性粒子の証拠が見当たらないことが確認された。
事実なら、スーパーストリング理論のスーパーの根拠が変化して、理論のダイナミックな再構築が、今後、理論物理学で行われていくことに?
超対称性粒子との相互作用は消滅し、それ以外の粒子の可能性がでてくると、量子効果の狂乱を抑止する「何か」のメカニズムを構築しないと整合性を維持できないかもしれません。
物理学では当然のことなのですが、これにより新たなフロンティアが出現します。
参考として
ホログラフィック宇宙論では、ダークマターが存在しなくても宇宙を説明できるそうです。
その後
「背景重力波について2025」にも書いてるように・・・
最近の重力波についての研究に進展が見られ、背景重力波というLIGOで測定した従来の重力波とは、違う周波数で重力波が存在する可能性が示された。
このことから重力波は、電磁波の一種ではなく、時空の歪みから来る性質の違う独立した波として電磁波とは別々と考えた方が腑に落ちます。
もしくは、場の量子論から電磁波と重力波がハイブリッドに融合して、しかも、周波数が近い場合には相互作用しつつ共鳴して時空やそれ以外に何かしらの影響を与えているメカニズムも考えられそうです。
もしも、デイヴィッド・チャーマーズのいうように・・・
個々、人の内なる映画(人間以外にも?)が存在するなら・・・
エヴェレットの多世界解釈が関連してくるだろうし・・・
発展させて・・・「エピソード10 Episode10 - 意識のマップと超大質量ブラックホールのエントロピー」のような
2024年時点での仮説にも到達する可能性もあります。
重力の「重さの素量」としての定義が、量子エンタングルメントの強さを測る量であるエンタングルメント・エントロピー
として具体的に数値化されれば検証することもでき「重さの素量」の数値が物理定数として判明するかもしれません。
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