日本人には偏差値と親和性がある

日本の皆様が大好きな「学力偏差値」の概念は1957年に発明されました。
教育現場に普及する時期は70年代前半です。そのため、現在70歳未満の人には馴染みが深い言葉です。

偏差値の概念が存在するのは、日本だけです。
アメリカ・ヨーロッパはもちろん、韓国・中国・台湾にも存在しません。
※韓国・中国には大学ランキングはありますが、大まかな序列です。
偏差値による細かい序列づけはされていません。

細かい序列につながるというのが偏差値の特徴です。
日本人って細かい序列が好きなんです。
高度経済成長期よりも前の時代から。

日本発祥のスポーツ、相撲・剣道・柔道・弓道は、
細かなランク付けがなされています。
大相撲なら、横綱・大関・関脇・・・・序二段
剣道なら、2級・1級・初段・・・七段

レスリング・フェンシング・アーチェリーに段位はありません。

古くからあるスポーツ(というか武道)に
日本人が偏差値好きとなるルーツが表れているのです。

本来、単一民族国家ですから、
人を区別できる要素が少ないため、文化面でも序列づけに走るのでしょう。※韓国も単一民族ですが、大陸と陸続きで
狩猟民族(満州族・ツングース系民族)の流入があった歴史的経緯から、
日本より民族的な多様性があります。

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