将来の男性の平均寿命が二極化する
現在、日本人の平均寿命は世界一の水準で
男性が81.5歳、女性が86.9歳。
今後も徐々に平均寿命は延びていき、
2060年の推測では男性が84.2歳、女性が90.9歳となる。
人生100年時代と言われるようになったが、皆がみんな長生きの恩恵を受けられるわけではない。
これだけ年金問題で騒がれる中、老後の貯蓄や収入が十分でない人はますます増える。
お金の問題は、健康の問題にも関わってくる。
とりわけ、男性に関しては平均寿命が二極化すると私は考えている。
興味深い記事を見つけたが、
未婚男性の死亡年齢は60代後半が1番多い。
舞田敏彦さん(教育社会学者)の調査を引用する。
ちなみに、全体の死亡年齢の分布を見ると、男性は半数が84歳までに、女性は半数が90歳までに亡くなる。
未婚男性が、若くして死亡する傾向にあるのは一目瞭然。65〜69歳までに半数が亡くなる。
ちなみに、女性は既婚も未婚も死亡年齢に差は見られなかった。
未婚男性は、収入が低かったり、生活習慣(特に食事)が悪かったりで、早く亡くなるリスクが高いのでしょう。
今後、未婚率はますます上昇して、2040年には50歳男性の3人に1人が未婚となる。
日本人全体の平均寿命は上昇するのだが、
男性に限れば、60代後半で亡くなる人(3割の未婚者)と90代で亡くなる人(7割の既婚者)で、2つのピークが出来上がり、二極化に近い状態となる。
だから、寿命上昇に伴う社会保障の逼迫については、大きな心配をする必要は無いでしょう。
私のような結婚しない(できない)男が早死するのだから(笑)
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