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どんな人が働いているの?「安曇野モデル」について埼玉県在住の私が安定した職を捨てて長野県安曇野市のNPO法人のサービス管理責任者の求人を行うことになった件②

NPO法人Gland・Richeは他と何が違うの?

こんにちは茶谷恒治です。
今回は、なぜ私が長野県安曇野市のNPO法人Gland・Richeのお手伝いをして、その良さを発信しようと思ったのかを書きます。


Gland・Richeのwebページ http://gland-riche.com/

現在、NPO法人Gland・Richeでは障害福祉事業
・障害ある方が就労訓練を行う就労継続支援B型事業所
・障害ある方が共同生活を行うグループホーム
の事業を運営しており、若林美輪理事長の下、16名のスタッフが働いております。

その中で、

3名の方が、生きづらさを抱えてGland・Richeに相談に来られ、Gland・Richeの福祉サービスを利用して段々と生きやすくなり現在はスタッフとして働いております。

2名の方が、家族が生きづらさを抱えているためGland・Richeに相談に来られ、現在は自分の家族が生きやすくなる社会をつくるためにスタッフとして働いております。

そして福祉サービス利用者の中には、Gland・Richeのスタッフ予備軍の方が沢山いらっしゃいます。

NPO法人Gland・Richeは、サービス利用者、家族、スタッフがそれぞれ別の存在では無く、なめらかに繋がっている団体なんです。

もちろん社会福祉協議会から転職されてきたような、福祉一直線の人も沢山働かれております。
その方々は皆さんGland・Richeの目指している方向をご理解された上で働かれております。
そしてその経験を活かし、福祉職未経験の当事者等だけではどうしても成り立たない質の高いサービスをつくりあげております。

以下、Gland・Richeでどんな人が働いているかご紹介いたします。

Gland・Richeの廊下

スタッフそれぞれの背景

※ご本人特定を避けるために具体的な内容は若干変更しております。


Aさんの場合


Aさんは長年生きづらさを感じて、Gland・Richeの社会活動量低下者相談会に参加いたしました。

社会スキルを身に着けるため、就労継続支援B型事業所「セルクル」を利用して、農作業等の就労訓練を行いました。

その真面目さ、仲間思いの性格が評価され、いつの間にかスタッフにも頼られる存在になっていきます。

今ではGland・Richeのスタッフとして、就労継続支援B型、グループホーム、若者相談支援とGland・Richeの業務には全て支援スタッフとして業務をこなしております。

Gland・Richeの全ての支援業務を行うことが出来るマルチプレイヤーとして、「困ったときのBさん」と皆に安心感を与えております。

Bさんの場合


Bさんは長年家に引きこもっておりましたが、Gland・Richeの社会活動量低下者相談会に参加いたしました。

家以外の居場所が必要だと、Gland・Richeのサービスを利用して、家以外にも安心できる場所を増やしていくことにいたしました。

そのうちにGland・Richeの事務仕事も手伝ってくれるようになりました。
もともとの真面目な性格で、その仕事は丁寧で、安心してお任せ出来るようになりました。

今では法人の本部スタッフとして、運営の中核を担っております。

Cさんの場合


Cさんは息子さんが引きこもりで、何年も家から出ることはありません。
Gland・Richeに相談しているうちに、「息子が家から出るようになった後の居場所をつくりたい」と考えるようになりました。

現在はグループホーム「シエスタ」のスタッフとして働き、生きづらい方の家以外の居場所をつくり増やす活動をしております。

セルクルでのワサビ栽培のお仕事

様々な背景を持った者が集まることで出来上がる組織

Gland・Richeには上記のような様々な背景の人が集まることによって、組織にとって以下のような良い効果が出ているのだと私は考えます。

各スタッフの背景に考慮しながらコミュニケーションをとることが出来る

一緒に働く同僚は、自分とは違う背景、価値観があるかもしれないので、画一的な考え(普通はこうだろう)でコミュニケーションはとっていないのではないか、と感じます。

またその環境の中で、スタッフは「どうせ自分だけ周りと違う」というネガティブな感じ方も無くなってくるのではないかと思います。

逆に、そんな環境で自分と同じだ!と感じる人が現れたらすごい感動するかもしれませんね。

スタッフとサービス利用者が縦割りでない組織(同じ人間として接する)

大体の福祉事業所では「支援員」と「ご利用者様」って、それぞれ立場がはっきりと分かれているのではないかと思います。

もちろん制度的にはそれが正しい姿なんですが、人間の立場を真っ二つに分けるのってなんか寂しいですよね。

ところがGland・Richeでは、昨日のご利用者様が、明日は同僚かもしれない。
逆に支援員の自分が明日は、サービスを利用してもいいかもしれない。

今までの生きづらい経験が自分の仕事の武器になる。

Gland・Richeのサービスを利用している人は、生きづらさを抱えている方が多いです。

自身も辛い経験をしたスタッフは、利用者の生きづらさに共感理解できる力が大きいのではないでしょうか。

自身の経験から、生きづらさを解決する方法をアドバイス出来るかもしれません。

「生きづらさを経験した先輩が今は成功してスタッフとして働いている」ということは、自分の未来の成功事例として、利用者のやる気をかなり後押しするのではないかと思います。

自分の周りの生きづらい人を社会の戦力として見ることが出来る

Gland・Richeでは引きこもり等の生きづらい人が組織を守る戦力として活躍しております。
組織の中核として働いている人もいます。
今日は家から出ることが出来なくても、将来は地域の福祉を守っているかもしれません。
そしてスタッフが増えていくことによって、組織を大きくすることが出来ます。

このような上記の、Gland・Richeの運営方法が全国に広がることによって、

日本全国の生きづらい方を社会の戦力として見ることが出来る社会になる。

のではないでしょうか。

現在、日本全国、人材不足が叫ばれております。
また一方、引きこもりの方や、高齢者、シングルマザー等の生きづらい人は全国に増えていると報道されております。

でしたら、Gland・Richeでの取り組みで、上記の2課題を一挙に解決できるのではないでしょうか。

現在、Gland・Richeでは、3名の生きづらさを抱えていた方、2名の生きづらさを抱えていた方のご家族の方が働いております。
そして福祉サービス利用者の中にも沢山のスタッフ予備軍の人が…。

この人数がもっと増えていったら、新しい福祉モデルが出来上がるのではないかと思うようになりました。

生きづらい方のスタッフの割合が増えた時に、その時、私はこのGland・Richeの取り組みを「安曇野モデル」と呼んでみてはどうかなと考えました。

Gland・Richeベランダからの景色

「安曇野モデル」の中で皆さまも働きませんか?

Gland・Richeで「安曇野モデル」を作り上げるためには、福祉サービスの知識を持った人が入り、サービスの質を担保することが必要だと感じます。
貴方の知識+当事者の経験によって、質の高いサービスを提供できるのはないでしょうか。

貴方のお力をGland・Richeにお貸しください。
(倍にしてお返しします!)

11月にプロボノでお越しいただいた方々とパチリ

このNOTEを読んで、求人応募、見学をしたくなった方

採用大使の茶谷まで、お気軽にメールを下さいませ。
saiyou.chatani@gland-riche.comです。
見学の日程調整等をさせていただきます。

このNOTEを読んで、求人応募、見学をしたくなったが、他県の方

長野県安曇野市は移住支援制度がございます!(後日このNOTEでご紹介いたします)
また、物件のご紹介、引っ越しのお手伝いもいたしますのでお気軽にご相談ください!

採用大使の茶谷恒治です。

2025年の4月までに、良い人が決まればよいなと思ってます。

それではまた!

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