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対人援助 全人的に捉える

【Episode】
買い物帰りに、前職で縁の合った児童に「50W先生」と呼び止められた。
副作用が最も強く出現していた時期で、薄気味悪い風貌だった可能性も考えられる。ところが児童は、以前と変わらず快活に受け答えをし、児童の目には「患者」ではなく「先生」として写っていることが伝わってきた。
自分自身を「患者」としてしか捉えられない時に、何の疑いも迷いもなく「先生」として扱われたことで、「わたし」が息を吹き返したような感覚を味わった。

その場でもう泣いちゃったよね。
で、慌てて「ごめんごめん、先生いま調子悪いんだけど、あいぽん(仮)に会ったら急にすごく元気出ちゃって、びっくりして、涙出ちゃったよ!」って、ほんとのことだけどとっ散らかってること言って、笑われちゃったよね。

【全人的に捉える】
息を吹き返して気が付いたんだけど、捉えが負の面一択だと、沼の奥深くに沈んで行くもんなんだな、と。
当たり前のことだけど、例えば患者は患者でしかないわけではない。仮にいま患者でしかない状況にあったとしても、過去の積み重ねや未来の可能性も含めて人はみんな多面的な存在で、自身そして周囲がバランスよくその人を捉えられた時、沼から浮上して健康を取り戻せるんだろなと。
実際わたしはあいぽん(仮)に会った後、「食べられない」から「何なら食べられるか」を考え始めたし。

AC&ジーラスタ終了のお祝い膳もぺろりだぜ
調子に乗るのが、僕の悪い癖

沼の中は時が止まっていて、光もなくて、誰の声もうまく届かない。誰かに声を届ける気もない。それでも、長期化は避けるべきだ。がんばろう。

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