U149という不可能任務

アニメの楽しみ方や見方は人それぞれだと思う。俺の場合、アニメを思考実験のように見ていることが多い。もし自分が主人公の立場に置かれたらどう振る舞うべきか、そんなことを考えながら見てしまう。

今期もこのような観点で新作を見ているわけだが、その中で特に「これは難しい」と思ってしまった作品がある。『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』だ。

今回のプロデューサーはまだ入社3年目の新米である。見た目の若さも相まって、実に頼りない感じがする。1話時点では特に言われていないが、おそらくこれまでは下働きしかしておらず、今回が初めての担当だろう。社会人としての生活は板についてきたが、まだまだ新人の印象は拭えない。

そんなプロデューサーに任されたのは、全員が小学生である9人のアイドル。たぶんこの先さらに増える。これ不可能任務だろ。

もし自分がこの立場になったらと思うとゾッとする。一人を相手にするのさえ難しいのに、いきなり9人で全員小学生。どうやって管理しろと。しかも女児となると、さらに気を使わないといけない。

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