セローかったぞ
セローを買いました。ので、その感想というかお店からお家に帰るまでに思ったことをつらつら書き留めたいと思う。
これまでNinja250,RSV4,ZX-6R,Ninja250SL,YZF-R125とフルカウルばかり乗り継いできまして、今回が初めてのオフ車。
街乗りがメインなので、なるべく軽くて取り回しが楽そうなのをと各社HPを回っていたら最後にCRFとセローが候補に残った。CRFもカッコ良かったのだけどセローを買えるのはこれが最後だし……ということでセローになった。
一見高そうに見えるシート高はまたがってしまえば楽に両足が地面に着いてしまうぐらい足つき良好(170センチ)。YZF-R125の方が足つき悪かったぐらい。
取り回しに関しては車格のせいもあるのかR125の方が軽く感じた(確かそんな変わらなかったはず)。
アクセルを開けると意外と歯切れのいい音と共に軽やかに前に押し出されます。パワーに関してはやはりR125とは比べものにならず、ぶん回さなくても簡単に車の流れに乗れて楽ちん。
サスはこれまた見た目からしてビヨンビヨン動いて乗りにくそうと思っていたけれど、全然そんなことなく、むしろ道の凸凹をいなしてくれている感じがして今のところ問題なし。傾けるのはブロックタイヤのそれも新品ってことでまだ怖い。ブレーキも全然効かない感じで、飛ばす気にはならない。あとやはり足が少し窮屈。
うーん、なんだか退屈なバイクだなー。
せっかくの新車だというのにあまり気分が高揚しない。信号待ちでため息をついてあたりを眺め、そこでふと気づいた。
あれ、こんなにのんびりと景色を眺められるんだ、と。
当たり前だけど乗車姿勢がこれまでバイクと違うので視界が広い。走り始めてからも目を三角にする必要がない。これまで乗ってきた、特に大型バイクに関してはバイク自身がもっと回せもっと回せと私を急き立ててきた。狭い視界とエンジン音で常にバイクの存在を誇示していた。それが官能につながっていた。
けれどセローは違う。逆に存在感がないのだ。つまらないと言えばつまらないけれど、なんというか、バイクが主体ではなく自分が主体となって、バイクから急かされることなく、自分のペースでのんびりとあたりの景色を眺めながら走れるのだ。そういう意味ではNinja250と似ている気がする。
ああ、これは楽しい。
一番驚いたのは自宅の駐輪場に止めるときだ。ハンドル切れすぎだろこいつ。