「まあ、あの頃に比べたら」 カワグチより
エミリへ
君が昔と比べて変わったかって話はスルーするけど、うちらバンドとしては大分変わったんだなあ、と改めて思ったのでその話をしよう!
君も知っての通り、HONEBONEは一昨日17日に岡山でライブをやった。
うちらには元々縁もゆかりもなかった土地なんだけど、そこには「楽しみにしてました」「来てくれてありがとう」なんつって待ってくれてる人達がいたよね。
今となっては少しずつ慣れてきてしまった感もあるけど、これは驚くべきことだよ。
思い出そう。こちとら数年前まで無理矢理友達にチケットを売りつけて、自己満足にもならないライブばっかしてたバンドだ。もちろん、東京以外でライブするなんて思ってもみなかったよな(千葉に行くだけでも大騒ぎだった)。
初めて遠征に出たのは2014年の秋だったはず。
忘れもしない、Escalera al Cielo.とThe Syamisenistとの合同ツアー。
ツアー慣れしてる彼らがうちらを連れ出してくれた(仙台・いわき・福島・京都・神戸・静岡)。
今思うと、硬派なインストバンド2組とHONEBONEという何じゃそりゃって組み合わせのツアーだったけど、このおかげでHONEBONEは恐る恐る関東以外にも足をのばし始めた。というか、単純に長距離運転ができるようになったのかな。
思い出のお写真は以下の通り↓
特に2枚目、覚えてるかい?
福島のいわき市でライブ会場に着き、予約状況を整理したところ、なんと1人もお客さんがいないことが判明した。そんでいわきの駅前で皆で路上ライブをやり、お客さんを呼び込んでる時の一コマだ。
なんと信じられないことに3人の少年が実際に会場まで来てくれて…という感動エピソードは覚えてるだろうから割愛する。あいつら元気かなー?
あとは神戸の路上でうちらが大ゲンカしているところをお客さんに見つかるという感動エピソードも割愛する。思うに、あの時が今までで一番解散に近づいた時じゃないか?
ちなみにこのツアーに新曲(初めてライブ見せるんだから新曲もクソもないけど)として持ってったのが「カメレオン」と「負け犬と路地裏」だったんだよ。
そんな風に始まったバンドが今、多くはないけど、どこかしらに待ってくれてる人がいるってんだからすごいことだね。改めて、ちゃんと皆の期待を余裕で超えるライブしていかないとね。(といいながら岡山で1曲盛大に事故ったのはごめん。桃太郎にやられた鬼の呪いだろうね。)
その流れでいうと、トークライブが即完しなかったのは実は当たり前だともいえる。まだ初めてで実績がないんだからしょうがないよね。
多分俺が一人で弾き語りやります!とか言ったらもっと悲惨だよ。悲惨ナFUN(by HELL型)だよ。いわき市の再来だよ。
とりあえず今回来た方々に面白がってもらって、来れなかったお客さんが悔しがるような場にしていこう。まあ中身は任せるけど、相談があれば極力のります。
ご指摘の通り、服に関しては常に困っている人生なので、だれかオシャレな友達を紹介してくれ。
服のアドバイスをくれれば誰でもいいんだが、できれば女性で、丸顔で髪が綺麗で肉付きが良く、骨盤がしっかりしてる方がいいね。それとお笑いの趣味が合うとなおいい。料理は上手いんだけど安居酒屋とかでも全然OKみたいなざっくばらんさも持ち合わせつつ、とかなんとか他にも色々あるけどこれも割愛する。
おすすめは初心忘れるべからずということで。
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