大学生と連携した体験型コンテンツの開発【広島県東広島市】
広島県東広島市を舞台に、社会課題解決に地域内外の人々と挑む“共創型”起業プログラム「円陣」に採択され、地域内、地域と大学生、大学生同士のゆるいつながりづくりに向けて、東広島市の地域資源・課題を活かした体験型観光コンテンツづくりを、大学生とともに行いました。
Summary
クライアントの課題
東広島市では地域が抱える課題が多様化するとともに、地域課題を解決する主体も多様化していることを踏まえ、多様な主体による取組みの充実と連携を促進する必要がある。
共創型起業プログラム「円陣」を通じて、東広島市をフィールドに、社会課題の解決に対し高い熱量をもって取り組む人々を募集し、事業プランをビジネス的手法として磨き上げ、具体的な実践につなげることで、課題解決推進に取り込むことを目指す。
広島大学卒業生の地元への定着率が低く、在学中の地域とのつながりを作れておらず、学生の孤独・孤立問題を解消したい。
ホーンの課題に対する対応
「円陣」プログラムへの参画を通じて、「大学生のやりたいこと×地域課題・地域資源」というコンセプトで、プロジェクトを推進するインターン生を募集し、学生自身の興味関心に沿う形で、地域とつながる「クエスト」を企画し、運営
成果
実施コンテンツ「青空ポテチ」
地元の名産である「マル赤」という安芸津産のじゃがいもをもっと盛り上げたいと安芸津出身の学生の思いから、じゃがいもを収穫して、その場でポテチにして食べるという体験を企画・運営。
植え付け編・収穫編を通じて、それぞれ30名近くの集客を実現し、収益化の見通しを立てることが出来た。
実施コンテンツ②「三津祇園祭やっこ投げ体験」
民俗芸能の活性化を目指したいという学生の思いから、安芸津地区の三津祇園祭の保存会にコンタクト。大名行列で町内を練り歩く中でのやっこ投げを含め、複数ポジションを参加費を頂く形で募集。
遠く愛知県からも参加があるなど、地域内外からの参加者が30名近く集まり、祭りの保全に貢献することが出来た。
実施コンテンツ③「青空紅茶」
紅茶好きの学生が地元白市の紅茶をもっと盛り上げたいという思いから、青空ポテチの成功を活かし、茶葉の収穫から実際に加工して飲むところまでを体験化。
耕作放棄地となっていたお茶畑の整備から体験のテストまでを実施。
今後の展望
何かにチャレンジしたい学生が継続的に集まる仕組みを構築していくことが課題。東広島市運営の「ミライノ」との連携を継続的に深めていく予定。
「青空シリーズ」のコンセプトを今後とも育てていきながら、1次産業の6次産業化に貢献していく。
円陣とは?
社会課題解決に地域内外の人々と挑む“共創型”起業プログラム
2023年にスタートした円陣プログラムの特徴は、「プレイヤー」と呼ばれる社会課題解決にチャレンジする人がひとりで頑張るのではなく、ソーシャルビジネス/コミュニティビジネスに知見がありビジネス化を推進する「伴走者」、社会課題解決に興味がありプレイヤーの活動に参画してくれる「サポーター」という体制づくりが行われている点です。
2023年に続き、2024年度も継続して実施。円陣の輪が広がってきています。
株式会社ホーンについて
「豊かなひとり時間を通じて、自分にも他人にも優しく生きられる世界」を作るべく、「ソロをもっと気軽に。ソロからゆるいつながりを。」をミッションに「ソロNo.1カンパニー」を目指す会社です。
会社名 :株式会社ホーン
所在地 :東京都中央区日本橋2-1-17 丹生ビル2F
代表者 :松本直樹
設立 :2018年3月2日
URL :https://www.hone-corp.jp/
事業内容:ソロに特化したWebサービスの企画・開発・運営 / コンサルティング(組織変革・人材育成・営業強化)
■ソロトリについて
ひとり旅をもっと気軽に。 もっと愉しく。
一人旅だからこそ地域の魅力をディープに味わうことができる。そんな思いから、20代〜60代まで幅広い背景のメンバーが、それぞれの視点で一人旅の魅力を発信するWebメディアです。大量生産型の記事ではなく1つ1つ取材や実体験に基づいた記事制作にこだわっています。おかげさまで約1年半でソロトリマガジンは約50万PV、Instagramは4.8万フォロワーを達成!
今後ともひとり旅をしたい人の応援、また、一人旅歓迎な地域やスポットの魅力発信の支援を続けて参ります。
■TripQuestについて
見方を変えると、「世界」はもっとおもしろい。
ただ観光スポットを巡るだけでなく、各スポットに隠された物語や魅力を発見できる、スタンプラリーに代わる新しい形の街歩き体験を提供するサービスです。ユーザーは、まるで宝探しのように、街を探索しながらスポットに設定されたユニークなミッション(クエスト)に挑戦し、そのスポットの魅力を深く知ったり楽しんだり、地域とのゆるいつながりを感じたりすることが可能になります。