『わすれられない おくりもの』 スーザン・バーレイ さく え 小川 仁央 やく 評論社
“かけがえのない、誰か。を失ってしまった時の、悲しみの乗り越え方”
この本からは、心や技を伝えあっていくことの大切さ、友人同士のあり方、生き方が、ふんわり。と漂い伝えてくれています。
おじいちゃんアナグマ🦡さんと、アナグマじいさんが大好きなお友達の間には、絆と友情が深く深くありました。
長く生きてきた、アナグマおじいちゃんは、なんでも知っています。パンの作り方🥖や、ネクタイの結び方、スケートの滑り方🛼も、、、
けれど、アナグマじいちゃんは歳をとっています。ある日、アナグマじいちゃんは、死んでしまいました。
“長いトンネルの向こうに行くよ さようなら”
大切な誰かを亡くした喪失感、虚無感。 愛する人、愛する動物、愛する自転車だって、 ずっと側に居てくれていた、その大切な宝ものが突然居なくなる、ということは、どんな事をしても埋めることは難しいことです。
生きている私達ができる事とは一体?
時間が悲しみを拭ってくれるかもしれません。ただただ、生きている私達は、生き抜けていかなければいけません。泣いてばかりはいられない。
日常を過ごしていくなかで、アナグマじいちゃんに教えてもらったこと、あの時の話、一緒に歩いた道、あの場所、、たくさんの思い出が散らばっています。
アナグマじいちゃんの話をする皆んな。
きっと、故人を思い出すことが、いちばん喜んでくれる、、
お葬式なんかでも、その方の四方山話や生前のことを、皆で語り合う場がとても大切だと言われています。 コロナで、葬儀もできない、人の集まれない昨今、大切な風習が失われることは、悲しいことです。
その人が生きた証、続いている命、思い出すことが、今生きている私達を勇気づけてくれることではないかと思います。
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