『ありがとう ともだち』 内田麟太郎 作 降矢なな 絵 偕成社
ともだち。
親でもない、兄弟姉妹でもない、仲間でもないし、同士でもない、“友達”。
友達の線引きって、どこからなんだろうか?
画面上でのやりとりだけでも、友達? 一回話したから、友達? 同じクラスにいるから、友達なのかな?
友達の範囲って、おおきくて、難しいきもする。一方通行かもしれないし、それでも、勝手にでも、自分の中で、“大事な人なんだ。友達だな。”と思えば、それで良いと思うのです。
ここにいる、おおかみさんは、きつねさんを初めて家に招待をして、お泊まりをしました。次の日することの計画中。
きつねさんは、海を見た事がなくて、おおかみさんは大きいマグロつってみせてやる🎣、と、見栄を張って釣ったこともないけれど、大風呂敷を開いて、海に行くことになりました。
きつねさんのために、、
きつねさんにいいとこを見てもらいたい、、
おおかみさんの気持ちがいっぱいいっぱい溢れています。
日が暮れるまで頑張ったけれど、、、釣れたのは、、、。
きつねさんが、
“大きい大きい、海が釣れたよ”
という言葉をかけます。
友達の存在は大きいものです。そのときによって、友達も変わっていく、、変わらない友達はかけがえのない宝物。
だからって、焦ってつくるものでもないし、友達がいないのが寂しいわけでも、残念でもない。
ただ、この世界には誰かがいる。ってことだけで、1人ではないのは確かだから。
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