『沖縄民話 りゅうになりそこねたハブ』 儀間比呂志 ぶん・え 福音館書店
沖縄の絵本が見たくて、自分でまずネット検索をし、糸島図書館のホームページにある、“リクエスト”という欄からこの本を借りました。
図書館には、“リファレンス”という、“お助け係”のような方がいる。〔図書館によってはいない。私の地域にはいない。〕 例えば、花の栽培の仕方を知りたい。としたら、園芸の本をいくつか提案してくれるだろうし、 ケーキを作りたい。と相談したら、どんなケーキがよいのか、外国のものか、アレルギーはあるか、など話をしながら、借りてが読みたい本を出してくれる。それは、リファレンスの腕の見せ所。どんな本がでてくるか!? 福岡市民図書館には3名いるようなので、今度行く時には、“沖縄の絵本”はどんなものがあるか、聞いてみようと思います。
民話とかいてあるとおり、昔ながらの沖縄の風景がみられる、日本昔ばなし本をよく見ていたけれど、独特の沖縄のむかし話は、どんなものだろう。
貧乏な百姓の男が、ある時、ハブが天に登る姿を見たそうで。そのハブは、3000年も海や山で修行をして、龍になる修行をしていたところ、今日がまさに、天に登り龍になる日でした。 が、、男にその姿を見られてしまいます。誰かに見られてしまうと、龍になれないそう。
龍は男に、“見なかった事にしてくれ”とお願いし、2人の中だけの話に納めることになり、ハブは龍になり、男は帰ると、龍からのお礼の “糞。龍糞”で、大金持ちになりました。
“ハブさん、ちばれ!” 〔がんばれ〕
“ありよう あり” 〔あれ まあ〕
沖縄言葉〔ウチナーグチ〕が、ところどころにでてくる面白さ。こうやって、言葉は繋がれていく。絵本はそんな大切な役割がありますね。
貧乏な百姓から大金持ちになった男。そうすると、人が変わっていきました。高いお金を払わないと、龍糞の薬を渡さなくなりました。そして、口を滑らせて、ハブが龍になった話をしてしまうのです。 そうして、ハブになった龍も抜け殻にされ、男の屋敷も何もかも、すっからかんになってしまったのでした。
お金を持つと人が変わる。 とよく聞きますね。 そんな、教訓本なんでしょうね。
息子が1番、この本で大笑いをしたところ、
“なんと、みずがめには、うんこがいっぱいはいっていたそうだよ。”
やはり、う⚪︎こは男の子には大人気!
✴︎ちゃーん ならんさ〔しかたがないさー〕
✴︎と、と、うっさー。〔はい、おしまい〕