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『七月エイサー』 沖縄の盆おどり 儀間 比呂志 作・画 福音館書店
“エイサー”とは、“沖縄の盆踊り”。 掛け声の一つ。“スーリ・エイサー・スーリー” という、お囃子言葉が歌に入ってきます。
旧暦7月の男性中心の盆踊り。旧暦8月は、女性中心のお祭り、“臼太鼓〔ウスデーク〕”というものがあったものの、昨今はエイサーだけが残っているそうです。
盆踊りが、“”単なる踊り“”ではなく、老若男女自由に参加して、やぐらや太鼓を鳴らして、ご先祖さまをお迎えし、そして、舞や音を鳴らし賑やかに見送る。そんな大切な伝統行事であることを、儀間さんのこの七月エイサーの絵本では、動物や稲、植物、人間を入り交えて、版画で表現しています。
図書館のインターネットリクエストを利用して、〔沖縄 絵本〕で検索をしたら、出てきたこの本、エイサーを詳しく知らなかったわたしは、リクエストをしました。 わたしの地域の図書館にはなく、取り寄せていただきました。2週間程かかりましたが、リクエスト本が準備できたとメールが入り、借りていた本も返しに図書館に向かいました。
息子と読む七月エイサー。私は三線を弾きます。それに合わせて、たまに息子も沖縄の太鼓パーランクを鳴らしてくれます。その太鼓も登場すると、息子も嬉しそう。
お盆の在り方、盆踊りの意味、をこの本で再確認しました。
みんな一緒に生きているんだよ。
と、教えてくれているようです。
いつか沖縄のこの時期に、エイサーを見る事ができたら良いな。と思います。そして、私たちのご先祖にも、手を合わせることを忘れずに。