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二十億光年の孤独
詩 谷川俊太郎
絵 塚本やすし
表紙の青の深さ。気に入って手に取ったら、
谷川俊太郎さんだったのね。
なんでこのタイトルに、ナルトが飛んでる?
意味不明に、また開いてみたくなる。
こんな調子で、ずいずいと
引き込んでいく谷川俊太郎ワールド。
二十億光年の孤独の詩集は、
1952年に第一詩集を刊行している。
谷川俊太郎さんが20代前半の時。
《キルルし ハララしているか》
え?ナニ?
キルルし ハララしてるって、
日本語じゃないね?
想像の世界へ
来ている?着ている?
ハラハラしてる?腹減ってる?
訳わかめ。状態に、
絵本は、追い打ちをかけてかどうか
ラーメン登場の絵が登場。
火星人が人間か。
へその緒がのびのび延びている。
塚本やすしさんの絵が
よりによって谷川俊太郎の世界に
輪をかけてへんてこりんな
でも、これがまた引き込まれていく
要素になっていって、
詩と絵から繰り広げられる
ファンタジー哲学に
私たち大人はぬかるみにハマる
はめになるのです。
たまらなく
大好物な絵本
ここにまた一冊。
やられた!