『アンジュール』〜ある犬の物語〜ガブリエル・バンサン BL出版
この本は、57ページによるデッサンで構成されている。 文字がない、絵本。なのに、なんだろうか、ものすごい問題提起を投げかける。
ある日、走る車から捨てられた犬。
その犬の、さすらいを描いている。
ちょうど今、捨てられた子猫を預かってほしい。と、頼まれて、白い子猫がうちにいるのですが、
この本は、それより前に借りていて、子猫が来た後に、ページをめくりました。
借りたときは、この本の内容は知りませんでした。柳田國男さんの、オススメの本にあったので、借りた本。こんなに、現状とリンクするものなのか、不思議なものです。
1人の男の子が近づいてきたとき、捨てられた犬は、逃げる犬もいれば、怯える犬もいるでしょう。
でも、近づいていった。
嬉しかったんだね、きっと。