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『もしも、詩があったら』    アーサー・ビナード

アーサー・ビナードは、
“もしも”が果たす役割は大きい、という。

もしも。をばねにして、イマジネーションは動き出す。思考停止状態から解き放つ鍵にもなる。と、そう書いている詩人のアーサー・ビナードさん本人も想像力を豊かに持っている人。

先月あったアーサーさんの講演会で初めてお目にかかったけれど、それはそれはエネルギッシュで、色んな分野に興味があって、そこからの探究心が半端なく、休憩をすっとばしてずっと話し続けていた。

もしもの先には、ポジティブがあるか。ネガティブがあるか。人は、ネガティブな思考の方が好きなようである。と、何かで読んだことがあるけど、私もそうだった。今も少なからずそうであるけど、昔より大分ましになった。

それは、やっぱり思考が現実になる確率が高い気がしたから。実際、そうだと実感することが多い。 そうだったら良いな、と思って、動いていった先に、石垣島の島留学もできたり、三線で本で伝える仕事にもなっている。
毎日の実験の繰り返し。こうなったら、こうだったら、、すぐに結果は出なくても、具体的な想像力は現実に遭われてくる、、焦らない、焦らない。

秋空の下で、こうしてゆったり“もしも”を思う。

次のもしもは、
与那国島にいったら、馬に乗って海沿いを歩くんだ。台湾を眺め、戦争が起きないように。

もしもが、自分を励ますエネルギーになりますように。

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