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『ライオンのへんないちにち』  あべ弘士          佼成出版社


ライオンは、ひまだった。

今日もひまだった。久しぶりに散歩にでかけた先に、また同じく、そこで“”今日“”という日を過ごしている動物達との交わり日記。

そんなような、無さそうで、ありそうな。人間世界からは見ることが出来ない、動物の世界での、やりとりを、実際にそうなのかな?と思わせてくれる、この本を作った、“あべ弘士”さん。

25年間、北海道の旭川動物園で働いていた。と、本の1番最初に書かれていたのも、納得。

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木に登る猿🐒  群れをなすキリン🦒    あたまに色鮮やかな鶏冠のような物が付いている白鳥のような鳥🦅             

広い草原に、大きな木、ハイエナやバッファロー🦬がいるってことは、場所はアフリカかなぁ?

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獲物がどこかいるか。とライオンに尋ねるハイエナ。 

しらん。自分で探しな。

と、ライオン。

喉にたまごがつっかえた蛇🐍に驚きながら、そっと藪に移動してあげる、ライオン。

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食って喰われて、弱肉強食の世界だけでない、ただただ、通り過ぎたり、話をしたり、こんなやり取りが、野生の動物世界では平和に行われているかも知れない。

25年間、動物たちと触れ合ってきた中で、あべさんはそんな、動物時間をみてきたんだろうな。

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猿と雨宿りをするときに、俳句を読むライオン。

俳句、渋いですな、ライオン。

百獣の王、ライオンも心を詠うのですね。

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