星丸日記⑤~釈尊十大弟子 目連尊者~
夏と言えばお盆でござるな。
先日、ほんでん殿と共にお墓参りに行ってきたでござる。
お盆の起源のお話で、よくお釈迦様のお弟子目連尊者のお話がされるので耳にしたことがある方も多いと思うでござる。
「神通第一」とお釈迦様から称されるほど、不思議な力に長け、お弟子の中でも十大弟子として数えられるほど優れた方だったのでござる。その十大弟子の中でもリーダー舎利弗尊者と並んで教団を引っ張られていた方なのでござる。
ある時、その神通の力を使って亡くなったお母様の様子を御覧になられたところ、あろうことかお母様は飢えの世界、餓鬼界に堕ちていたのでござる。目連尊者は神通の力を使って食べ物を届けられるのでござるが、お母様の前に行くと燃えてしまい、逆にお母様に火傷を負わせてしまうのでござる。
困り果てた目連尊者がお釈迦様にご相談すると、雨期の修行を終える僧たちと、全ての餓鬼に供養しなさいと説かれるのでござる。お釈迦様の言われたとおりに施すと母は天界に上られたというのが、大まかなあらすじでござる。
では、なぜ十大弟子とまで称されたお母様が餓鬼界に堕ちたのか?動画の中で解説しているので見てほしいでござる。
また、お盆のお話以外で目連尊者の事をご存じの方が少ないので、目連尊者の生い立ちや出家動機、その御人生も解説しているので合わせて見てほしいでござる。