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ちむどんどん 第54話 コンパクトな問題とコンパクトな解決。



遅刻してみんなに
無視されるのぶ子。

謝ることもできず
呆然としていると
そこに松葉杖のニノ橋シェフが
入ってくる。

答えはわかりましたか?
なぜシェフ代行失格なのか?
と、問いかける。
オーナーも入ってきて
わからないなら
あなたはクビ!

ここで目が覚めるのぶ子。
夢オチ。
でも今更夢オチを
ぐだくだ文句言うでもない
飼い慣らされた
視聴者の私たち。
この作品は朝ドラの
ターニングポイントに
なるのかな。
今後の作品にあんまり
文句を言わなくなるんじゃないかな。

結果、遅刻ではなく
今日は休みだった。
これは誰もが経験
ありますよね。
朝、心臓がぎゅーとなるやつ。


りょうこを励ます母。
子どもはひとりで
育てるものじゃない。
とか言うんだけど
お金を稼いで来てる
ひろおさんを無視してるかの
言い方。
非常に令和的で、
でもこの時代の発言としては
違和感あり。

母は他にも
世界中の人が敵になっても
うちはりょうこのみかた。
などとはげます。


休みだったのぶ子は
ニノ橋シェフをのお見舞いに。

だれだってそうです。
最初から完璧にシェフを
できる人なんていません。

だけど、わたしは女だし。

推薦したのはわたしなんです。

回想
オーナーがシェフに
代行を
しいてあげるとしたら?
と、問いかける。
のぶ子と答えるシェフ。
オーナーは
年下だし、親戚だから。
そういうのは関係ないと
いつもいってるじゃないですか。
と、ニノ橋シェフ。
技術もセンスもあります。
回想おわり。

あなたの良い所を忘れずに
仕事してください。


フォンターナに
にーに登場。
仕事の面接の帰りに
さとるにばったり会って
寄ったらしい。

腹減った。
なにか食べさせてくれ。

お店の物は勝手には出せない
と、断るのぶ子。
大人になったね。
かわいや。

「にーにうちのいい
ところってなに?
うちらしさってなにさ」

料理がうまいとか、
なんとか言うけんしゅう。
スルーされる。

ポークはポーク
たまごはたまご
うちはうち。
などと思いながら
父の包丁を見つめる。

あと少しでわかりそう。
うち頭がわるいから。
などと言うのぶ子。

兄が言う。
「自分のことを
悪く言うのはのぶ子らしくない」
「俺をたよれ」
俺じゃない時は他の家族を頼れ」
とても詐欺師とは
おもえない優しい言葉。
ああ、だから詐欺できるのか。


あまゆ。
店の外でまだ悩んでいる表情の
のぶ子を見て県人会長が、
「答えはまだ、やぶの中か」
などと言う。


あまゆの外の電話で
久しぶりに母と話す。

「今更はずかしいんだけど。
うちの良いところはどこ?」

「元気がいい。
足が速い。
なんでも美味しく
食べれるところ」

電話の10円が切れそうになる。
県人会長が店の他の客や
店員から10円を集める。

「一枚100円で買って
やるからよ」

のぶ子のいいところ。
ありがとうと
ごめんなさいを大きな声で
言えるところ。
と、母。

回想。
昔、
育ててくれてありがとう。
わがままいってごめんなさい。
と母に言った時のシーン。
あの頃ののぶ子は
よかったなぁ。


フォンターナに
出勤して他のスタッフに
声をかけるのぶ子。

「みなさん、聞いてください」

ここで続く。


明日は謝ってお礼を言って
全部解決、スムーズに
なるんだろう。

今日感じた違和感は
シェフ代行をやる上で
のぶ子に足りなかったのが
ありがとうと
ごめんなさい
だとするなら
それはつい先日までは
持ってたけども
兄・けんしゅうの
アドバイスによって
損なわれたものであること。

兄が登場しないで
日々感謝が足りないのぶ子を
描いてそれが解消される
だけの方が自然だったかな。

後は最後の
調理場でみんなに声をかける
シーン。
朝イチでみんなが揃っている
時に声をかけたように
見えたけど
みんなが揃って
働いているところに
のぶ子が
一番最後に出勤した
ように見えた。
どうなんだろう。


ツッコミながら
楽しんでいた視聴者たちも
そろそろツッコミに疲れ
黙って
死んだ目でテレビ画面を見つめる
日々なのかもしれない。
わたしは半分くらい、そうです。
(完)

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