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ちむどんどん 第118話 成長0ののぶ子が日本を逆撫でる。


沖縄の実家。
電気を消して眠る和彦。

隣の部屋から優子の声。
ねむれないの?

まだ寝たくないから。
と、歌子。

和彦となりの部屋の会話に耳を澄ます。

どうして、ねたくないわけ?

さとるのこと?

好きなのに、
好きだから、
こわくて何も言えない。
今日、すごく良いことがあったわけ。
人生で一番かもしれない。
眠るのがもったいない。

明日はもっといい日になるはずよ。

ありえん。

うちもそう思ったことがある。

いつ?

お父ちゃんが死んでしまった日。
だけど歌子が言ってくれた。

みんなで幸せになります!!
(幼いのぶ子が東京行きのバスから
降りてきた後で歌子が言った言葉。
回想で流れる)

覚えてる?

うん。

うちもお父ちゃんも歌子のそばにいる。
だからこわがらないで。
明日は今日よりいい日になる。
(ドラマだから実際いい日になるだろうけど。これまで生きてきて今日が一番いい日というくらいこれまで辛かった歌子。
そんな子に明日はいい日になる。と言うのは現実ではなかなか残酷だとおもうよん!)


曲。


実家の縁側。
のぶ子ひとりたたずむ。

健彦との会話をおもいだす。

やんばる、たのしい?

大好き。大好きだからずっといたい。
と、健彦。

ママは?やんばる大好き?


和彦が出かけ側にのぶ子に言う。

のぶ子、あのさ、
いや、なんでもない。
出かけてくる。

あ、和彦くん。
うちは和彦くんが大好き。
ずっといっしょにいたい。

ありがとう。

でも、好きでも
ちむどんどんするかしないかだよね?
とかなんとかよくわからないことを
言う。
沖縄の言葉だとしてもわからない。

言ってることわかる?
と、和彦に聞く。

のぶこは?
と、和彦が聞く。

わからない。
と、のぶ子。
(自分の気持ちに
素直になりたいけど
自分の気持ちがうまく
整理できてないから
言葉にできない。
でも伝えたいという
演出?
マジでここは意味不明ですよん!
俳優さんも意味がわからないから
現場で「言ってることわかる?」
「のぶ子は?」というやりとりを
いれたのかと思うくらい、
よくわからなかったよん!)


海辺。和彦とさとる。

足は大丈夫か?
と、和彦。

ああ。

今夜、必ず来いよ。
相撲をとろう。
僕が勝ったら今夜来て
歌子に気持ちを伝えろ。

俺が勝ったら
お前の言いなりには
ならない。
と、さとる。

相撲をとる。

好きなんだろう?
何が怖い?

色々あるわけさ。

好きなんだろう?

すきあり!
と、和彦。

倒れ込むふたり。
お前、けんしゅうと話したな?



けんしゅうと電話する
和彦の回想。

相撲しかない。
あいつの弱点は外掛け。
と、アドバイスする
けんしゅう。


海辺を去るさとるに
和彦が言う。

今夜こいよ。
ちむどんどんするなら
まくつそーけーなんくるないさ。
ちむどんどんするかしないか。
それだけ。


畑ののぶ子と優子。

こんなに野菜に囲まれて幸せだね。
と、のぶ子。

だけど都会に行く人も増えて。
ここも都会に行く人から
まかされたわけさ。
ひとりでできないからてばなす予定。
と、優子。

もったいない。

さて何を作る?
畑にきいてみる。
と、優子。
(脚本家は、カムカムの
あずきの声を聞け。
おいしゅうなーれが好きなのかな)


夜の集まり。
みんな大集合。

さとるは?

仕事忙しいのかね。

後で来るはずよ。
との会話。

のぶ子。
今日はやんばるの野菜で
料理をたくさん作りました。
やんばるの夜に乾杯。
(なんでのぶ子が音頭をとるんだっけ?
のぶ子の会だっけ?とおもう
視聴者の私。
のぶこはたしかに主役だけど
こういうところで
話の長そうなやんばるの顔役とかが
挨拶したらのぶ子のずうずうしさは
日々、少しずつ減っていくのに。
常に主役が動き回るから
共感できず、好きにもなれない。
黒島さんつぎはどうかいい役を)

安室のおばあ。たちも来ている。


宴で向かいに座っている
和彦が歌子に
大丈夫?
と声をかける。
(なぜお前がそんなことを
聞くんだ?とはおもった)

うん。少し風に当たってくる。
と、縁側にむかう歌子。


やっぱりさとるくんは来ないのか?
と、ひろお。

りょうこが和彦に聞く。
ちゃんと言ってくれたの?

健彦が縁側の歌子に
声をかける。

歌子おばさんの歌聴きたい。

みんな聞きたがる。

そこへさとるが
ビシッとジャケットをはおり
決めてやってくる。

歌子に何かを言おうとするさとる。

沈黙。

歌子もさとるを見つめて立ち上がる。

何かを言おうとする二人。

そこへ、邪魔がはいる。

さとる!
と、まさかの、
のぶ子が二人の間に割ってはいる。

なんで?
うちはさとるのこと信じてたのに!
なんで?
ゆしどうふ!

何が?と、さとる。

言ったさ、今日必ず持ってくるって。

完全に忘れてた。と、さとる。

まさかや!

でもいまそれどころじゃ、、、

食べたかったのに!
みんなにも食べさせたかったのに!
と、のぶ子。

のぶ子こっち!と和彦が
わきにのぶ子をつれていく。

それでもとやかく言う
のぶ子に対して
りょうこが、
静かに!
と、強く言う。

ひろおがのぶ子に
大きな声で言う。

大人しくしてくれないっ!!?

それで気がつく。のぶ子。
歌子とさとるの方を見て
ハッとして
両手で口をおさえる。

(この最後ののぶ子の
ふてぶてしさと空気の読まなさと
人をいらだだせる演技は
完璧だった。
その点は黒島さん、本当にすごいです。
本当に、本当に次回作は
いい作品と出会ってください。
それにしてもラスト2週なのに
のぶ子のこの成長のなさよ。
たしかに亡くなる時父は
「のぶ子はのぶ子のままで」
と言ったけども。
それが呪いのように
のぶ子を固めてしまった。
脚本家も自分で書いた
父のセリフにしばられて
しまったのかな。
のぶ子を変えられなくなったのかな。
朝からかなり苛立つ。
色即是空、空即是色。
すべては空であり
空はすべてであるから
まいっか。)

(つづく)

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