
ちむどんどん 第32話 ヒロインの言動とその兄の登場にため息をつく。
今朝は久しぶりに
ざわざわがひどい。
昨日の穏やかな気持ちは
吹っ飛びました。
なんなんだろう。
★
冒頭は「あまゆ」で
沖縄のみんなが語り合うシーン。
トーフ屋さんのさとるは
上京の際、大阪までの
旅費しかなかったから
大阪の工場で働いたそう。
「東京に行き
たかったから
歯を食いしばって
頑張ったわけよ」
「心が体を動かすわけ」
脇役のはずの人たちの
心に響く言葉。
この作品のこういう所、
好きです。
★
みんなの話を聞いて
外に出てひと息つくのぶ子。
(あまゆの仕事を
手伝ってるので
サボりにも見えた)
一日中立っていて大変。
明日仕事行きたくない。
でも行きます。
と、県人会長に愚痴を言う
のぶ子。
会長は
のぶ子のお父さんも昔ここで
働いてた。
同じような気持ちだったんじゃ
ないかな。
と励ます。
(仕事を紹介してくれた人に
その仕事の愚痴をいうのは
良くないよ、のぶ子)
のぶ子は驚くがその時の
セリフは
「ほんとですか?」
だった。
「まさかや!」ではない。
すごく自然に東京の言葉を
使い始めているニュアンスが
伝わってきて
好きなシーンになった。
県人会長の奥さんが
のぶ子に
シークワーサーをくれた。
★
翌朝
レストランの先輩たちは
「休んだ後こそ、休みたくなる」
とのぶ子が出勤するかどうか
また賭けをはじめる。
しかしすでに
出勤していたのぶ子。
みんな驚く。
のぶ子は昨晩もらった
シークワーサーを先輩に
振る舞うが先輩たちは
食べ方を知らない。
★
メモを取って
しっかり働き始めたのぶ子。
ニノ橋さんものぶ子の
働きぶりを見て喜んでいる様子。
女性オーナー大城さんに
簡単には辞めなそうですね、
的な事を言う。
★
先輩が「まかない」として
カツ丼を作り褒められる。
それにより調理場で
新しい持ち場を与えられる。
「まかない」は出世のための
テストでもあるとのぶ子は
教えられる。
そして、早速
「私にもまかないを作らせて
ください」
と、オーナーに言うのぶ子。
却下するオーナー。
「いつになったらいいんですか?」
とのぶ子。
「私がいいと思ったら」
と、オーナー。
このやりとりで
視聴者・私の心に暗雲。
視聴者・私は
のぶ子、早いよ。
としか思わない。
出勤何日目かは正確には
わからないが
多分11日目から15日目
くらいの出勤回数。
ここで「いつになったら」
と言えてしまうのぶ子。
いつになったら
この性格と物の言い方が
なおるのか。
このままなのかな。
「のぶ子はのぶ子のままで」
と言う言葉もキーワードだし。
私がのぶ子の名前を
ひらがなで書くのは
「暢子」という字に
あまり馴染みがないから。
たまたま
昨日字の意味を調べたら
「のびのびと」
と言った意味だった。
そういう意味では
性格と合ってます。
★
後日ニノ橋シェフが
新しいペペロンチーノの
味付けを提案。
大城オーナーは
味見をして
「バランスが悪い」
と、一蹴。
ニノ橋シェフも
納得してまた改良しようと
思っていたところに
のぶ子。
「美味しいと思います」
それだけでは言い足りず
「オーナーは料理も作らないくせに
偉そうだと思います」
「みんなそう思ってます」
他の調理スタッフも
オーナーが偉そうだと思っている
とオーナーに伝えるのぶ子。
オーナーはみんなを見るが
みんなはそんなことない。
という顔。
それからのぶ子は
料理対決でオーナーに
勝ったら
まかないを作らせてください。
と、提案。
オーナーは受け入れるが
もし負けたら、
あなたは首よ。
と言う。
首、と聞いて驚くのぶ子。
いやいや、
オーナーに料理対決を
挑んでる時点で首に
なっても仕方ない無礼。
いつまでのびのび
言いたいことを言い続けるんだ
のぶ子。
思ったことはすべて言葉にして
良いわけではないんだ、のぶ子。
あー、また少し
ヒロインを嫌いになってしまう。
これは
連ドラだからとかじゃありません。
現実でもすごく苦手なタイプ。
昔は
「いい人なんだけど
伝え方が失礼な人」
「いい人なんだけど
配慮がなく人を
嫌な気分にさせる人」
を
「率直にものを言える
いい人」と思っていた。
しかし最近は違う。
会うたびに
うんざりする言葉が
10個くらい心に残って
それでも相手は
なんとも思ってない
というタイプの人は
「いい人」ではなく
「嫌な人」
「会う必要のない人」
だと気がつき
会わなくなったら
とってもすっきり。
軽やかな日々。
うーむ。
愚痴が出てしまいました。
とにかくひどい
のぶ子だが
良くなるのかな。
このままのびのび
成長して料理が上手くなって
評価されても
「仕事できるやな奴」
にしかならない気がする。
かといって挫折して
失礼さが減るともおもえない。
せめてここは
オーナーに料理で負けて
謙虚になってほしい。
オーナーに挑んだ自分を
悔いてほしい。
しかしながら
「まさかや!」
をやめて「本当ですか?」
に切り替わっていた
気持ちの変化に期待。
あと、その後も
「まさか」は、出てきたけど
「まさかや!」ではなかった。
これは決して
「まさかや!」という
沖縄方言を悪く言うものでは
ありません。
使うタイミングと
使う人の性格に基づいた
拒絶の感情です。
沖縄方言を悪く言っている
訳ではないです。
気にしないでください。
★
姉のりょうこ。
またまたサンセットバーガーで
好きな男子(石川さん?)に
会う。
何回会うんだよ。
前回のさよならは
普通に別れ際にいう
「またね」の意味だったようです。
そうは聞こえなかったけど。
★
りょうこ曰く
結婚したらこうして
2人で会うのはできなくなる。
今日で最後、
これで終わりでいいんですか?
沖縄のこどもたちの未来、
私たちの未来を語り合いたかった。
と言うが
彼はおめでとう。
もう一杯だけ
ご馳走させて。
と返す。
そして、
(この人ダメだ)と
思ったのか
そのまま帰るりょうこ。
私にはお会計を
してるように見えなかったが
まさかいつも奢りなのかな。
まさかや。
デートなら良いけど
友人関係から前には
進んでない気がするし
彼は「いつも
財布を出すしぐさも
しないりょうこ」
に実は嫌気がさしてるとか。
彼は沈黙の演技や
言いたそうで言わない言葉を
飲み込んでいる演技が常に
あるんだけど、
単純に本当に
りょうこを
友だちとしか見てなくて
勝手に怒ったり悲しんだりしてる
りょうこに戸惑ってたりして。
この台本上ではありえないけど
現実なら充分にありえる。
だとするとりょうこの思いとは
うらはらに彼がいつも思ってるのは
「なんでおればっか払ってるんだろ」
「付き合ってるわけでもないのに」
「でも沖縄の未来の話をしたいし
りょうこの服はつぎはぎだらけだから
しかたないか」
だったりするのかな。
いや、そんなわけないよね。
以前結婚という言葉も
出掛かっていたし。
うーむ。
物語の核心に近い
キャラほど好きに
ならないドラマ。
脇役が光る。
★
にいには突然
沖縄の比嘉家の庭に登場。
悪びれる様子もない。
笑顔で、全力で喜ぶ母。
それを見て
いらだつ視聴者の私。
★
悪行を重ねたり
変なことを口走ったりする
兄とのぶ子に
一切天罰が下らない
ドラマにやきもきしています。
神はいないのか。
このままぬるっと
上手くいくのだけは勘弁
してくださいませ。
(完)