タレントプロダクション内のガールズユニットによるカフェでの演劇公演を観てきた。
地元のタレントプロダクション、タレント事務所があって、その中に、ガールズエンタメユニットがある。
カフェで演劇をやっているらしいというのを目にしてから、2年、毎回参加している劇作家と演出家が豪華なもんだから、まぁまぁ気になっていた。
とはいえ、なんだか、情宣がいつもキラキラしていて、ちょっと世界が違いそうだなということで敬遠していた。
そして、今回、コロナ禍で席数を減らしていることもあって、予約が次々と埋まっていくのに焦り、ついに予約をしてしまった。
駅から2,3分のところにあるカフェでの公演。Google Mapをちらっと見て、なぁんだ楽勝と思って歩き出したせいで、道を誤ってしまい、余裕を持って到着する予定が、開演10分前の到着になってしまった。焦った。
外で受付をした。チケット代1,500円は、事前にネットで決済していたから、1オーダー分の500円を支払って、引換券を受け取った。中のカフェの受付でコーヒーをオーダーして、周りを見渡すと、5,6人が思い思いの席に座っているのが見えた。なんか、このフロアは会場ではなさそう。システムを今ひとつ理解できていなかったので、改めて予約時にもらったメールを読み返す。会場は2階と書いてある。1階は普通にカフェ営業しているのねと理解して、コーヒーを受け取り、2階に上がった。
結構人がいた。20数人ということだったけど、テーブルが置いてあるためか、まぁまぁいっぱいに見えた。奥の方は空き状況がわからなかったから、隣の人に断りを入れて、入ってすぐの席に座った。
しばらくしてスタッフの方から、遅れ客のために、席を移ってくれないかと打診があり、ど真ん中の席に座ることになった。倍の値段がする、「限定指定席」の、すぐ後ろ席の、中央だ。通常価格の中では、もっとも良い席と言えるだろう。
限定指定席には、私よりも年上っぽい男性が、ずらりと並んでらっしゃる。
はじまった。
情宣通り、キラキラしている。
うら若き女性たちが、目の前で生き生きと演技をしている。
最前列の男性陣がすごく嬉しそうに笑ってる。
隣の男の子も、膝をバシバシ叩きながら笑ってる。
ちょっと、普段あまり体験しないノリだったので、乗りそこなってしまった感がある。
すごい特等席に、こんな私が座ってていいのだろうかという罪悪感も覚える。
なんかうまいことハマれば、キラキラが受け取れて、ハッピーになれるイベントだと思う。
いや、こういうのは、こちら側もある程度キラキラを持って、会場に行かないといけないのかもしれない。舞台と客席で、キラキラを交換し合って、相乗効果で、お互い数多くのキラキラを持って帰路につく、というのが、この舞台の愉しみ方だ。きっと。
ちょっと生活にキラキラを増やして出直してきます。