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2024第22節Hティアモ枚方



攻撃 ビルドアップ フィールド1
目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと

1 中盤の選手が落ちたりGKがビルドアップに参加しプレスを無効化してボールを動かす。

1-3-5-2 1-3-4-3 1-2-4-4
GK+2CB+CHでビルドアップ。

2 CBがワイドに広がりビルドアップ。

2CB+CHでビルドアップスタート。
WBはWG化しアウトサイドで幅を取る。
後半は3バックでビルドアップ。

3 サイドから前進する。

前半はF2でポジションを取るRWB佐々木選手が攻撃のスイッチでパスワークでF1からF2へボールを運ぶ。
後半はF2でポジションを取るLWB知花選手が攻撃のスイッチでドリブルベースでF1からF2へボールを運ぶ。

4 縦パスで侵入する。

CB-CH‐OMFまたはCB-CH‐両WBにパスしF2へボールを進める。

攻撃 ビルドアップ フィールド2
目的 フィールド2からフィールド3へボールを進めてチャンスメイクする

1 スペースを見つけて縦や斜めに積極的にパスを出す。

CB-CHとボールを動かし2CFや両WBにパスをして
縦や斜めにボールを動かすことができた。
WBはWG化しているので安定してF3への準備ができた。

2 SBはタイミングを見て前進する。

3バック+WBで4バックの時もあったが
1‐3‐4‐3や1-3-5-2といったオーガニゼーションなので
純粋なSBは配置されなかった。

3 CBは常に数的優位でボールを動かす。

数的優位を保ちつつWBに斜めにパスやCFへの縦パス。
横パス縦パスを繰り返しプレスの足を止めるプランが見えた。

攻撃 ビルドアップ フィールド3
目的 シュートチャンスを得点に繋げる 積極的にゴールを狙う

1 守備ブロック間でボールを受け侵入する。

F3で5レーンをセットしているのでMF‐CHのラインの距離が近くなり
2CFが奥行きを取るので枚方DFラインがラインを上げにくくなっていた。

2 サイドではコンビネーションで侵入する。

CBからロングフィードを前半は枚方3バックの横に
パスしてコンビネーションを見せたり
前半はWG‐CF‐CH‐OMF‐RCBでパス交換しペナ角を取ったり
後半はWB‐WG化したりOMFのアーリークロス、サイドチェンジ
ポケット狙いと様々なコンビネーションを見せた。

3 1対1で勝つ。

ボディーコンタクトを必要最低限にする狙いがあるのか
わからないがパスでボールを動かし接触を避けるならいいと思う。

4 カットインしてシュートを打つ。

後半63分理想的なカットインがあった。
5バックの前のスペースを利用したものだが枠には入らず。
左サイドからのカットインは右足でFKの要領がベスト。

5 クロスに対し決まったパターンから3人は走り込むこと。

アウトサイドからクロスを逆サイドポケットにパスが
フィニッシュパターンのひとつ。
この日のスタメンに児玉、庄司選手とポストプレータイプを
前線に並べた。
5バックのうちのセンター3人のDFを児玉、庄司選手に引き付け
ポケットにスペースを作りWGがシュートという狙いがあったと思う。

6 ポケットからの折り返し それに反応すること。

5に書いたように仕込んだプランが成功はしていた。
後はシュート精度だけでここは選手の責任なので確率を高めてほしい。

攻撃から守備の切り替え

目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと

1 ボールを奪われた時にボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと

1-4-4-2ゾーンディフェンスベースで内側から外側後ろから前にプレス。
MFラインのサイド、センターレーンで奪いきれるとベスト。

2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う。

オーガニゼーションの関係で4ラインになった場合コンパクトになる時間が
掛かってしまうことがある。

守備 ボールを奪う フィールド 3
目的 どちらかのサイドへボールを誘導する

1 深追いしない。

児玉、庄司選手やWGでプレスに行くも無駄追いはない。
後半は3トップ化したりF3から積極的なチェイスもあった。

2 後ろの様子を見てポジションを取る。

1-4-4-2で内側から外側へ後ろから前へとポジションを取る。
後半からは2CFとOMFで3バックにプレス。

3 敵が最終ラインの数を増やし2対4や2対5のような状況なら撤退する

F2サイドからプレス4-4ブロックと2CB+2CHのブロックを構築して撤退。

4 フィールド3とフィールド2の境目付近からハイプレス。

試合を通じてではなく時間によってだが後半はスタミナ切れして
1-5-4-1のオーガニゼーションを選択して凌いだ。

守備 ボールを奪う フィールド2 
目的 チャンスメイクをさせない 決められた場所でボールを奪い切る

1 内側から外側方向へのプレス 敵がハーフウエーを超えてきたら素早く    撤退

内側から外側へプレスし4-4ブロックを構築。

2 サイドに侵入させない。

WG化したWBがティアモ枚方1‐3‐4‐3のWBのマークに行く。

3 敵の攻撃を遅らせる。

FW,MFラインがフィルターになりティアモのパスワークとスピードを吸収していた。

4 センターサークル付近でボールを奪ったら人数をかけてカウンターOK

ここで奪っても横パス、バックパスをショートパスでボールを動かし
枚方をプレスバックさせたり、カウンターやサイド展開と狙った展開にはできたはずだ。

5 中間ブロックは後方ブロックと連動する。

GK-3CB‐2CHや2CB‐2CHでクロスを跳ね返すなど連動していた。

守備 シュートチャンスの阻止 フィールド 1
目的 ゴールさせない 諦めずプレーする

1 裏にボールを送り込まれないよう陣形を保持する。

1-4-4-2の4-4ブロックや1-5-4-1で跳ね返した。

2 味方の様子を見て飛び付かず堪える。

※パスゲートを抑えながらのポジショニングをひとつひとつ
取っていた。

3 バイタルをカバーする。

CHとボールの位置と逆のWBは4バックを構築してバイタルをカバー

4 1対1で負けない。

F1ではボールに対して数的優位を作る
フリーとなったボールに反応する速度を早くする
ボディーコンタクトだけでなく1対1の勝率を高める方法を取っていた。

5 厳しくチェックする敵を前に向かせない。

F1では枚方のビルドアップ、パスで横の揺さぶりに振り切られることもなく
背後からしっかりと飛び出しパスカットできた。

6 プルバックを警戒する。

枚方に効果的にプルバックを使う攻撃はなかった。

7 シュートコースを切る。

F1でのメインタスクは【ゴールさせない】ことなのでこの部分はHondaFCも大切にしているところだろう。

8 GKと連携し敵のプレーの選択肢を制限する。

試合終盤のところでGKの指示があってもいい。

攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド
1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム

横パス、バックパス、運ぶドリブル、ショートパスを駆使し
枚方に敢えてプレスに来させて全体のラインが上がったところを
DF裏にフィードをさしたりしていた。先制点はチェンジゲームにより枚方全体をボールホルダーにしたことによる。

2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする。

チェンジゲームの質とラインをコンパクトに保つうえで走力を少なくすることの両立がHondaFCの魅力だと思う。枚方戦や三重戦でよくなってきているので更にレベルを上げてこれから対戦する栃木Cや高知に対して
一矢を報いたい。