2024第23節Aレイラック滋賀
攻撃 ビルドアップ フィールド1
目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと
1 中盤の選手が落ちたりGKがビルドアップに参加しプレスを無効化してボールを動かす。
前半はCH6,7,5がDFラインやSBに入ったりして
レイラックの3,2,1トップのプレス対応し
ボールをF2へ動かすことに成功した。
後半はビルドアップのスタートになるCBからのパスが低い位置に出すことになり1-3-6-1のレイラックのプレスにハマってしまった。
2 CBがワイドに広がりビルドアップ。
前半はF1でのビルドアップでは3バックベース時折2CBで
F2へボールを動かした。
後半は1-3-6-1のカウンター戦術に選手交代とともに
シフトしてきたレイラックに逆転を許した。
3 サイドから前進する。
前半は1-3-5-2のRWB8をWG化しMFと連携してF2へボールを進めた
後半はLWB22をWG化させるためにCB,CHがパス交換をしLWBの攻め上がりの
タイミングを作った。
4 縦パスで侵入する。
前半は3バックから縦パスを出しやすくするため斜めのパスや
CB-CHでパス交換をしてほぼボールを支配した。
後半は70分からHondaFCの2FWがレイラックの1-3-6-1の3バックにマークされてロングフィードが収まらなくなり攻撃が止まってしまった。
攻撃 ビルドアップ フィールド2
目的 フィールド2からフィールド3へボールを進めてチャンスメイクする
1 スペースを見つけて縦や斜めに積極的にパスを出す。
3CB,CHがレイラックのMF-DFラインの間で少ないタッチでボールを動かし
ショートパス2,3本のあとチェンジゲームしWBがWG化していくスペースを作った。
2 SBはタイミングを見て前進する。
LSB,LWB,RWBがWG化するためセンターレーンにてFW、MFラインでのパスワークが攻めあがるタイミングを作った。
3 CBは常に数的優位でボールを動かす。
レイラックのFWの横ゲートやMF横ラインゲートを狙いつつ
3バック、2バックでWBにダイレクトでパスしたりフィードをCFに充てたりしていた。CBの強いインサイドキックパスが縦横斜めに出せるようになったのは大きい。
攻撃 ビルドアップ フィールド3
目的 シュートチャンスを得点に繋げる 積極的にゴールを狙う
1 守備ブロック間でボールを受け侵入する。
CF9、FW14とコンビネーションよく縦横斜めにポジションを変えた。
この試合は児玉選手のポストプレーが効いていた。
理久選手もポストプレーや自らMFラインからのパスを受けて
WB,WGに散らすこともできてコンディションの良さもあるのだろうか
安定している。
2 サイドではコンビネーションで侵入する。
前半はチーム全体でショートパス、ダイレクトパスでレイラックのサイドにおけるプレスを止めた。
後半はWB,MFとサイドでカットイン、ぺナ角、ポケット、クロスとプレアシストを生み出した。
3 1対1で勝つ。
前半はほぼ負けることはなかったが
後半は1対1のほころびから失点するシーンがあった。
4 カットインしてシュートを打つ。
CH,OMF,WG,WBと各ポジションの選手がカットインをプレーを選択肢に
入れながらプレーはしている。
5 クロスに対し決まったパターンから3人は走り込むこと。
CF9、FW14,WG8を中心に2列目の選手はこぼれ球を狙う形は作れていた。
2点目のゴールはこの形。
6 ポケットからの折り返し それに反応すること。
22、8はポケットを狙い9,14はシュートを狙っていた。
攻撃から守備の切り替え
目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと
1 ボールを奪われた時にボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと。
1-4-4-2のプレスが効いていてコンパクトにできるからコンスタントにボールを奪えている。守備の整理ができている。
2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う。
前半は出足もよくボールも奪えたしシュートまでビルドアップが成立していた。
守備 ボールを奪う フィールド 3
目的 どちらかのサイドへボールを誘導する
1 深追いしない。
FW陣が無駄追いすることはない。
2 後ろの様子を見てポジションを取る。
前半は内から外へ後ろから前へセンターレーンからサイドレ‐ンという
規則性のあるプレスをチームでできた。
後半は1-3-6-1のシステム変更と選手交代でロングフィードによる
カウンター戦術でHondaFcからプレスを奪った。
3 敵が最終ラインの数を増やし2対4や2対5のような状況なら撤退する
前半は撤退することなくプレスに行けたが後半はレイラックが1-3-6-1にシステム変更されるとロングフィードのカウンター戦術を止められなかった。
4 フィールド3とフィールド2の境目付近からハイプレス。
前半はプレスがハマって後半はレイラックが1-3-6-1のロングフィード
戦術でHondaFCのプレスからパスビルドを奪われた。
守備 ボールを奪う フィールド2
目的 チャンスメイクをさせない 決められた場所でボールを奪い切る
1 内側から外側方向へのプレス 敵がハーフウエーを超えてきたら素早く撤退
F1の①と同様。
2 サイドに侵入させない。
前半はサイドでコンパクトにしレイラックのサイド攻撃を封じたMFラインで数的優位を作れた。後半はレイラックがシステム変更し3バックの横にロングフィードを刺しこみそこからサイド攻撃をされた。
3 敵の攻撃を遅らせる。
前半レイラックは1-4-3-3を選択し1-4-4-2HondaFCのプレスが
数的優位でハマり後半はレイラックが1-3-6-1で
ロングフィードのカウンター攻撃し
1トップに当てて6MFがセカンドボールを狙い
ぺナ横からクロスとセットされたプレーモデルだった。
4 センターサークル付近でボールを奪ったら人数をかけてカウンターOK。
センターサークルで奪ってCF、FWにパスがいれられたら出していた
キック&ラッシュやダイレクトプレーではなくパス、ポジショナルプレーを選択しカウンター、サイド攻撃を使い分けた。
5 中間ブロックは後方ブロックと連動する。
HondaFCの1-4-4-2で前半は4-4ブロック2CB‐2CHのブロックが効いていて
1-3-5-2の攻撃システムから①‐4‐4‐2の守備システムへの移行もスムーズだったがレイラックが1-3-6-1のロングフィードでプレス戦術が出来なくなると
失点を重ねてしまった。
守備 シュートチャンスの阻止 フィールド 1
目的 ゴールさせない 諦めずプレーする
1 裏にボールを送り込まれないよう陣形を保持する。
1-4-4-2の4-4ブロックで裏ケアはできた。
2 味方の様子を見て飛び付かず堪える。
前半はCBが動かされることなく守備を続けていたが
後半はレイラックのぺナ横流れからのクロスに対しギャップからシュートを打たれたHondaFCのGK-CBの※縦ゲートと※CBとタッチラインのゲートを攻められたことにより失点を重ねた。
3 バイタルをカバーする。
前半は1-4-4-2の4-4ブロックまたは1CHでもバイタルカバーはできていたが
レイラックにサイドからGK-CBゲートやバイタルを狙うなどHondaFCの守備陣からマンマークに神経を使わせスペースケア能力を奪った。
4 1対1で負けない。
F2で1対1で負けてそこから2点目を献上してしまった。
5 厳しくチェックする敵を前に向かせない。
前半はF2-F1へとレイラックのビルアップを食い止めることができた
後半はレイラックがロングフィードのカウンター戦略を選択したので
MFラインでプレスに行けなかった。
6 プルバックを警戒する。
同点、逆転ゴールとポケットぺナ横とプルバック成功させてしまった。
7 シュートコースを切る。
GKの明確な指示があってもよかった。
敵のプレーの選択肢を減らすことが大切だ。
8 GKと連携し敵のプレーの選択肢を制限する。
レイラックのぺナ横からのパワープレーがに対しもっと指示があっていい。
攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド
1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム
チーム全体で内側から外側へセンターレーンからサイドレーンへ
自陣から敵陣へ向けてプレスに行くことでボールを奪い
そこからCB-CHやSB-CB‐CB‐SBと横にショートパスでボールを動かし
縦横斜めにボールを動かしプレスを止めてギャップを生み出し
多くのシュートまでのビルドアップを作り出したのは素晴らしかった。
2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする。
前半のようにこのタスクをこなせた試合運びを
後半敵がシステム変更してもどこで数的優位が出来ているか見て
判断し前半のように試合を進めていけたら今後プロばかりのチームになる
JFLでも十分戦っていけるはずだ。