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2024第26節A栃木シティー


①赤のLDMとRDMの間に青のDFMがフリーとなる
ここを活かしたのが栃木。

② 栃木のゲートにボールを通しボールマークを狙う
※青の選手間を結ぶラインをゲートという

③お互いにブロックの精度が高くスペースが空いていたのが
下の図のボールマークのところ
両チームとも得点はここからのシュートだった。

※互いに5バックブロックの精度が高くゴールは
③の図にあるバイタルのボールマークのところから生まれた。
攻撃 ビルドアップ フィールド1
目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと

1 中盤の選手が落ちたりGKがビルドアップに参加しプレスを無効化してボールを動かす。

3バック+GKでハイプレスの栃木シティーをかわしにいくが
26分にCBにプレスを受けボールを失いあわや失点の危険なシーンだった。

2 CBがワイドに広がりビルドアップ。

GKからのフィードがメインのためワイド化しない。

3 サイドから前進する。

SMF11をベースにサイドより前進した。
MFラインでポジションチェンジをしながらプレスの的を作らせない。

4 縦パスで侵入する。

栃木のDFラインのゲートを抜くための縦パスをどこから狙うか
様子をうかがっていた。

攻撃 ビルドアップ フィールド2
目的 フィールド2からフィールド3へボールを進めてチャンスメイクする

1 スペースを見つけて縦や斜めに積極的にパスを出す。

FWが1トップ2シャドーや3トップのためF2でパスを受けたCHは
縦からパスコースを見つけている。

2 SBはタイミングを見て前進する。

3バックのためSBは無し。
守備タスクでは4バック化することもあった。

3 CBは常に数的優位でボールを動かす。

プレスに対し余裕を持ったプレーはできなかった。

攻撃 ビルドアップ フィールド3
目的 シュートチャンスを得点に繋げる 積極的にゴールを狙う

1 守備ブロック間でボールを受け侵入する。

前半は栃木の4バックや5バックの間にポジションを取っていた。
後半はビルドアップが厳しくなりポジショニングが取れなくなった。

2 サイドではコンビネーションで侵入する。

栃木のLサイド77、5、26,11を押し込むべく
HondaFCのRサイド16、7、8,10が迎え撃つが非常にレベルの高い
F3での攻防だった。
後半にHondaFC22を投入し栃木の攻撃力を抑える役割を持ちつつ
攻撃力を発揮するタスクだったろう。

3 1対1で勝つ。

身体のぶつけ合いで負けることが多く体力を削がれることになった。

4 カットインしてシュートを打つ。

効果的なカットインはなかった。ドリブルが持ち味のHondaFC26がいたらと思う展開だった。

5 クロスに対し決まったパターンから3人は走り込むこと。

栃木DFの寄せが早くポジションを取りずらかったはずで効果的な
クロス、高速クロスが配球しにくかった。ポジションも取りずらかったはずだ。
ペナ内やペナ枠付近でドリブルを選択しPKやFKをもらうプレーが欲しかった。

6 ポケットからの折り返し それに反応すること。

ポケットに配球するほどスペースがなかった。

攻撃から守備の切り替え

目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと

1 ボールを奪われた時にボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと。

時間を追うごとに寄せが効かなくなり展開されることが多くなった。

2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う。

時間を追うごとにコンパクトに出来なくなり試合は殴り合いの状況になった。

守備 ボールを奪う フィールド 3
目的 どちらかのサイドへボールを誘導する

1 深追いしない。
序盤GK+2CBのビルドアップを始める栃木に対しF3でハイプレス。
またF3‐F2の境目からプレスの時間もあった。
単独のプレスで体力を失うことはなかった。

2 後ろの様子を見てポジションを取る。

1-3-6-1 1-3-4-3HondaFCのFWは縦コースを消しながらポジションを取る。

3 敵が最終ラインの数を増やし2対4や2対5のような状況なら撤退する。

F2‐F3付近からプレスに行くことでよりコンパクトになったところで奪いたいという狙いは見えた。

4 フィールド3とフィールド2の境目付近からハイプレス。

前半は【3】のようにコンパクトにして奪う狙いを実行した。
後半は栃木がMFラインにおいて数的優位を作ってきて押し込まれる展開が多くなった。

守備 ボールを奪う フィールド2 
目的 チャンスメイクをさせない 決められた場所でボールを奪い切る

1 内側から外側方向へのプレス 敵がハーフウエーを超えてきたら素早く撤退。

1‐5‐4‐1 1-5-3-2 1‐5‐2‐3 のオーガニゼーション。
前半はF2でのプレスも効いていた。後半はサイドに追い込む守備をしつつ
5バックのブロックに移行するときは撤退していた。

2 サイドに侵入させない。

栃木の攻撃プランはサイドからだったので1対1の攻防で優位に立てたら違った展開だったと思う。

3 敵の攻撃を遅らせる。

HondaFCのマークが近いとパス、縦にスペースがあればパス&ランを使い分けられてうまく抑えられなかった。

4 センターサークル付近でボールを奪ったら人数をかけてカウンターOK。

前半はカウンターに行けたが後半は栃木のパワープレーに押されてしまった。

5 中間ブロックは後方ブロックと連動する。

1-5-3-2 1-5-2-3のため3CB3CHとしたのかどうか判断はつかない。

守備 シュートチャンスの阻止 フィールド 1
目的 ゴールさせない 諦めずプレーする

1 裏にボールを送り込まれないよう陣形を保持する。

5バックブロックでポケットとDF裏のスペースを塞いだ。

2 味方の様子を見て飛び付かず堪える。

3CHがバイタルカバーしつつ栃木の2列目を見る役割だったか。
後半のF1で耐える姿は素晴らしかった。

3 バイタルをカバーする。

1-5-3-2の3CHが振られてスペースケアをできなかった。
失点は5バックを下げさせられてバイタルにスペースが出来てしまったところを栃木CHに決められた。

4 1対1で負けない。

サイドで3対4を作られて栃木のフィニッシュパターンを抑えられない時間があった。

5 厳しくチェックする敵を前に向かせない。

厳しい時間を本職CBがいない中前を向かれても我慢してプレーをした。

6 プルバックを警戒する。

時折織り交ぜるプルバックを突くプレーにも冷静に対応はしていた。

7 シュートコースを切る。

極限まで待ち足が出せる間合いまで耐えていた。
相当足に負担があったはずだ。
時節出場できない選手も増えそうだ。

8 GKと連携し敵のプレーの選択肢を制限する。

DFと連携しいいポジションを取ろうという姿勢は見えたし
失点となる場面でも見事なセーブを見せた。
経験を積むことでかなり安定したプレーを見せている。 

攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド
1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム

前半はHondaFCが主体を持ったチェンジゲームを選択し実行できた。
MFラインとFWラインが連携しF3へ展開できた。

2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする。

4ラインなので栃木のようなチームにはコンパクトにすることが間に合わないときもあったが前半はMFラインに人数を増やし対応した。
後半は栃木がパワープレーにきてF1でローブロックを選択したため押上げやスプリントが効かなかった。