2023 第7節H ティアモ枚方 前半18本後半7本この数字とは?


https://www.youtube.com/live/LBLzZD0Z67w?feature=share


http://www.honda-fc.gr.jp/game/detail.php



攻撃 ビルドアップ フィールド1 ディフェンディングエリア

前半の浮き球パスカットされた数 18本
後半の浮き球パスカットされた数 7本
浮き球パスは読みやすく寄せやすい。
ファイトパスになりやすく怪我につながるので今後は気を付けたい。

オフザボールとグラウンダーパスの相互化が復活のカギだ。

目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと

1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しどのように
ビルドアップを妨害してくるか方法を見分けること。

ティアモは1-4-4-2のフォーメーション。
システムでは、1-4-5-1でハイプレスの時間を作っていた。

・ハイプレス対策
1 ポジショニング 幅と深さとタイミング
2 1対1を恐れない
3 どこにスペースが空くか
4 浮き球への準備
5 敵と1対1になっているポジションはどこか
6 敵の弱いサイドはどこか
1のポジショニングでは幅は取れていたが深さが出来にくかったように思う
3~6は前半ズレてしまっていた。おそらく今年一番の不出来だったと思う。

2 DFラインの選手がよりスペースと時間を得るためにチーム全体でポジションを深く広く取る。

深さを出すのはCF、FWのどちらかが敵陣DFラインに入り、広さを出すのはWGポジションに入りタッチライン上に立つのはSMFなのだが
このポジショニングとオフザボールの動きと言われる
縦のパスコース、ボールホルダーの横にパスコース、ボールホルダー+縦にあるパスコースともう一つパスコースで作る三角形。ここが今節は、
特に前半は欠けていて効果的にボールを動かせなかった。

3 ボールをショートパスで動かしながら決まったポジションチェンジから2対1を作ること。

ボールホルダーの顔が上がった時に、パスを受ける動きを出すことがなかった。前半は久々に試合を作れず苦しむHondaFCを見ることになった。

攻撃 ビルドアップ フィールド2 ミドルエリア

目的 ボールをフィールド3へ進めてチャンスを作ること

1 パススピードを速くする。味方の足元ではなく前方へパスをしてボールを動かすテンポを速くし敵チームに予測不能な状況を作り出すこと。

前半0-15分はF2 ミドルレンジでボールを奪われてしまうことが多く
パスも中途半端な浮き球ぱすが8本奪われることがあり
ディフェンディングサードまで侵入されてしまっていた。
ティアモのプレスも迷いがなく、前を向いた形でプレッシャーをかけることができていた。Hondaのスローイング時はスロワーに2人でプレスにいったりと、前半から揺さぶられることを恐れずに、ボールを奪いに行こうというティアモの団結力は見事だった。
失点は13分 プレーのポジション、その方向、プレーのタイミング、走るスピードやパスのスピードとそれぞれ完ぺきだったティアモの攻撃だった。

2 敵チームの選手と選手の間に意識的にポジションを取り敵ゴールへの視野を確保すること。

オフザボールの動き、ボールホルダーに技術があっても
ボールを受ける選手がタイミングよく動かなくては技術は活かせない
いくつもの選択肢があってこそのパスワーク、ボールがスムーズに動く。

3 縦パスが出せる時は縦パスを出しボールを前に進めることを優先すること。

前半15-30分は、まったくボールを動かせず中央から攻めることもできない。浮き球パスが多く7本カットされてしまい、バイタルから三本シュートを打たれた。敵がコンパクトに寄せてきたら、横パスや大きくサイドチェンジをするなどし振り回したかった。


攻撃 ビルドアップ フィールド3 アタックキングエリア

目的 ボールを敵陣ゴールに進めてシュートチャンスを作ること

1 各選手がスペースと時間を作るためにチーム全体で広く深くポジションを取る。

攻撃時に幅を取るのは、敵CB2枚の間に味方選手がポジションを取っていることが必要で、ここに味方がいないならまずFWはここを狙っていないといけないが、外ありきに見えた。約束されたことならばかまわないのだが、
前線に人が足らない事態に陥りやすいのはこのようなことも原因に思う。
前半できなかったが後半できたのは、中央から攻撃することをベンチから指示があったからだと思う。選手交代により改善されたといわれがちだが
それは違う。浦安戦のような構成であったなら、この試合はちがう内容だったはずだ。

2 敵にとって対応が難しい3人目の選手を意識的に作ること。

攻撃が遅れないようにするためが一番なので、アタッキングエリアにボールが到達しそうならボールホルダーと三角形を作ることにフォーカスしてほしい。素早く走ることやダッシュが効く選手は、その持ち味を守備から攻撃へに切り替え時に存分に発揮すべきだし、パスが持ち味の選手なら入ってほしい場所を試合中でも厳しく求めるべきだ。こういったシーンは以前は
よく見る光景だったが近年のHondaFCからは消えてしまった。

3 サイドでポジションチェンジなどにより1対1の状況を作り出すこと。

サイドにボールを動かしていくのは、安定した技術。
数的不利でも打開してアタッキングエリアまで侵入できている。
前半はサイドにボールを動かすことができなったけども
後半は中央からサイドからゆっくり早くと緩急のあるボールの動かし方ができるようになり見違える内容であった。

攻撃 ビルドアップ ゴールを決める

1 ゴール前にクロスが上がった時決まった選手が決まったポジションに
走り込むこと。

ここは駆け引きもあることなので、まわりのファン、サポはヤキモキするところだろう。練習の成果、蹴り込む選手の戦術眼が発揮されるシーン。
必ずゴール前に三人は飛び込むのがセオリーなので、どこにどういつ入るのか期待してほしい。

2 状況が複雑に変わる中、次の状況を予測してゴールにつながるポジションを取ること。

この項目をサポートと考えると
・敵ゴールに攻撃を続けるため、ボールホルダーが手詰まりにならぬよう
味方選手がサポートできれば攻撃を続けられる。
・ボールホルダーが困っていたらサポートだしそうでないならボールが奪われたらプレスに行くというのもある。
ここも安定したHondaFCの技術で切り替えの部分はしつけられている。

3 ボールが敵ペナ内や付近にある時味方DFラインで数的優位を守り敵のカウンターに備える。

HondaFCの攻撃中などにスピードのある選手を、HondaFCのCB付近に配置しカウンターでシュートまで打ち切ってしまおうという形を、選択しないまたはデザインをしない敵チームが多いことで、表面化しないが天皇杯では危険を伴うと思われる。対策はしておきたい。

攻守に切り替え 攻ー守 各フィールド

目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと

1 ボールを敵に奪われた時ボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと。

前半は、この部分も難しいところがあったが、後半はポジショニングの修正やパススピードが上がったことによりボールに対し良い寄り方ができた。
敵陣に近い位置であっても、ボールとゴールを結んだ線上に立つことで
切り替えにおいては優位に立てる。

2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにす
ることで敵のスペースと時間を奪う。

前半は苦しんだが、後半はボールにいい寄り方ができているので
なんとか持ち直した。

ピルロ石田 パッサーの苦悩 イメージの共有 同じ絵を描けぬ時間

守備 ビルドアップの妨害 フィールド3 アタッキングエリア

目的 ゴールキックGKからのパスをキープさせないフィールド2へ進ませない。

1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しビルドアップの意図を見分けること。

前半はハイプレスの1-4-4-2 1-4-3-3でプレスに来る。勇気をもって奪い
ショートカウンター。枚方は前半ゴールも決めているのでこの形は成功したと思う。Hondaは何も出来なかった。後半は対策し従来の形が表れてきた。

2 チーム全体が25mほどにコンパクトにポジションを取りチーム全体で内側から外側へプレッシャーをかけること。

前半は、ファーストディフェンダーの質とよく言われるが、そこも含め組織的守備は出来なかった。出会い頭、1対1になってしまうことが多く不安定だった。
後半は、ボールトゴールの間に立つこと、遅らせる、カバーシャドーとよくはなったが、守備からシュートまで実らなかった。

3 数的優位な状況を作らせないようにボールから遠い選手が前ズレしてプレッシャーをかける。

前半は、厳しい内容だったが後半は、ティアモがショートパスによるビルドアップをあきらめるほど、距離を詰めたプレスにいった。
後半のこのプランのために前半の内容だったのならば、試合を通じてマネージメントした結果かな。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド2 ミドルエリア

目的 敵のビルドアップをフィールド3へ進ませないことチャンスメイク、プレアシストを阻止すること

1 フィールド3で突破された選手もできるだけ早く戻りチーム全体でコンパクトにポジションを取る。

ティアモは、攻撃に時間をかけないというテーマを持っていそう。
Hondaは切り替えのところは、厳しく躾けているようで
後半はティアモのスペースと時間を奪い取った。

2 敵チームの選手のボールホルダーの正面に立ち縦パスを妨害して前に進ませないこと。

後半顕著に出たのはここだと思う。
反応よくカバーシャドーの位置に入ることができた。

3 サイドへ追い込んだ時は逆サイドへボールを移動させない。

WB、セカンドアタッカー、ボランチと押し込めていた。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド1 ディフェンディングエリア

目的 自陣ゴールへ進ませないこと シュートチャンスを阻止すること

1 突破された選手は出来るだけ早く自分のポジションへ戻りチーム全体でコンパクトにボールサイドへプレッシャーをかけること。

前半は、バイタルやぺナ内に入られてしまった。後半は、この陣形に入る時間も減って従来のフットボール近づいていた。

2 ボールの場所チームのポジションを確認し次の状況を予測して敵チームを数的不利にする。

ここは【オフザボール】
GKは失点やシュートを打たせないポジショニングのほかシュートコースを狭くすること少なくすること。敵のプレーの選択肢を減らすことがある。
DFはよく聞くプラス1や1対1の勝率を上げるプランを持っていなくてはいけない。

3 チームでコンパクトにポジションを取りボールサイドで数的優位な状況を維持すること。

数的優位を作ることで誰かが足を出してボールを奪いに行くと思い
結果的にシュートを打たれるシーンはよくあること。
ここは改善したい。

守備 失点を防ぐ フィールド1 ディフェンディングエリア

目的 敵のシュートチャンスをゴールさせないこと

1 GKからの指示を聞きボール周辺の選択肢を制限し失点を防ぐ。

試合中のほか練習や普段の会話から調整をしておきたい。
Hondaの場合、独身、既婚で関わり方が違うだろうし年齢で
普段の関わりに濃い薄いがありそうなので関連性を詰めてほしい。

2 PA内や付近ではマンマークして各選手の役割を明確にすること。

PKになっても構わない。厳しくいくならいこう。

攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド

1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム

素早く敵陣に攻め込もうとしたり、敵陣に入りポジショナルプレーを発揮しようとか、チェンジゲームの横パスをカットされることを危惧するのなら
このシーンを減らすのもいいだろう。チームコンセプトが大切だ。

2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする。

ここの甘さがやや多くみられる。マイボールになった後いいポジションをとるために走ることや バイタルに一人はいることにより奥行きが出て
それから幅いっぱいに味方が立つことでスペースで受けやすくなる
ハードワークって言葉で括られてしまうが、切り替えのタスクは
きっと細かく設定されているんだろうなあ。。
外野からみるだけだと、悶々と想像するしかなくて
もどかしい。

狙うべきスペースの優先順位と、システムのかみ合わせにより生まれるスペースを狙うことは、コンセプトとして決まっているんだろうなとは思う。
決まったコンセプト(約束事)があれば、判断ー実行のスピードが速くなるので、敵を崩す確率も高くなるだろうし、流れる攻撃は多くのファンを喜ばせるだろう。だが、コンセプトありきだと読まれたり、対策をされたときに
ボールを奪われ続けてしまう。対策してきた敵を認識しプランを変えないといけないのだが、ロングフィードやパワープレーに行くのはあまり感心できない。空中に浮かぶボールはやはり五分五分だからだ。
接触プレーは、けがが伴うしカードの累積にもつながる。
私は、ドリブルや高速グラウンダークロスといったコンビネーションこそ
現状打開のキーと考えている。
現状うまくいかなく感じるのは、ボールを奪われることが多いこと。
ボールが動かないからボールを奪われるのだ。