2024第10節H沖縄SV
攻撃 ビルドアップ フィールド1
目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと
1 中盤の選手が落ちたりGKがビルドアップに参加しプレスを無効化してボールを動かす。
CHが落ちても4バックを保ち両SBはF2にポジションを取ることは少なかった。
2 CBがワイドに広がりビルドアップ。
RSB、LSBと距離を保ちつつビルドアップ。
失点をしないことが狙いのひとつだったのか広がりを持ったのはF2からだった。
3 サイドから前進する。
偽サイドバックの戦術を控えていたと思う。SB、CH、SMFでボールを動かしてボールロストの可能性が低いときにはSBが攻めあがっていた。
4 縦パスで侵入する。
CBは縦パスを配球を試みていたが少なかった。
サイドから敵SBの裏、SB-CBのゲートを通す縦パスの方がチームの狙いとしてあったのではないか。
攻撃 ビルドアップ フィールド2
目的 フィールド2からフィールド3へボールを進めてチャンスメイクする
1 スペースを見つけて縦や斜めに積極的にパスを出す。
松本、鈴木雄、草刈、岩切各選手がサイドに流れたり
知花、岸田選手と連携してトライアングルパスでボールを動かし
敵が食いついてラインが上がったところでSB裏などスペースを利用した。
2 SBはタイミングを見て前進する。
カウンターケアを意識しながら逆サイドのCH、SMFにパスが入ったところでWG化、またライン際にてリターンパスをクロスといったプレーが見られた。
3 CBは常に数的優位でボールを動かす。
ここではリスクを負わずサイドに散らすかスペースにいるFWへパスをしていた。
攻撃 ビルドアップ フィールド3
目的 シュートチャンスを得点に繋げる 積極的にゴールを狙う
1 守備ブロック間でボールを受け侵入する。
理久、岡崎、岩切、雄也各選手ともプレーの方向
タイミング、スピードそしてポジショニングが良くなっている。
2 サイドではコンビネーションで侵入する
知花、八戸、雄也、岡崎、草刈各選手といった右サイド
池松、岸田、松本、岩切、理久選手の左サイドと
陣形をコンパクトにしボールを動かすことで沖縄はボールを奪っても
即奪われてしまう状況をにした。
3 1対1で勝つ。
足先で行き、かわされることがなくなり強さを見せた。
4 カットインしてシュートを打つ。
カットインを意識させつつブロック構築に問題があった
沖縄のバイタルエリアを自由に使っていた。
5 クロスに対し決まったパターンから3人は走り込むこと。
先制ゴールは練習したことが実ったのだろう。
6 ポケットからの折り返し それに反応すること。
ポケットに配球することを狙いとしてプレーはしていた。
攻撃から守備の切り替え
目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと
1 ボールを奪われた時にボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと。
コンパクトな布陣でボールを保持するので奪い返すことができた。
2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う。
プレスをはがされることを防ぐためここのスピードはさらに高めたい。
守備 ボールを奪う フィールド 3
目的 どちらかのサイドへボールを誘導する
1 深追いしない。
理久選手のGKへのプレスが序盤戦のスタート。
2 後ろの様子を見てポジションを取る。
F2までプレスバックして無駄追いを防ぐことが徹底されていた。
3 敵が最終ラインの数を増やし2対4や2対5のような状況なら撤退する。
敵CBがボールを保持しているときはF2まで下がって1-4-4-2でゾーンディフェンス。
4 フィールド3とフィールド2の境目付近からハイプレス。
FW、SMFで2トップ横を利用させないためのプレス。
守備 ボールを奪う フィールド2
目的 チャンスメイクをさせない 決められた場所でボールを奪い切る
1 内側から外側方向へのプレス 敵がハーフウエーを超えてきたら素早く 撤退。
1-4-4-2のゾーンディフェンス、コンパクトにボールへプレス。
ゲートを通させない。SB-CBゲートやSMFーCHゲートと閉じきる組織的守備は素晴らしい。
2 サイドに侵入させない。
HondaFCの右サイドをパスで打開しようとする沖縄は
渦の動きを利用しきれない。
知花選手のポジショニングが良くボールホルダーをけん制しパスを遅らせ
スピードに乗ったドリブルを消しSB-CBゲートを消す
マルチタスクをこなした。
3 敵の攻撃を遅らせる。
沖縄のサイドからの攻撃やセンターレーンからのドリブルやパスをタイミングよく行わせないことができていた。
4 センターサークル付近でボールを奪ったら人数をかけてカウンターOK。
ボールを奪うと3バック化SBはWG化する。
5 中間ブロックは後方ブロックと連動する。
2CBと2CHの四角ブロックにパスを出させないように
スペースも使わせないようにしていた。
守備 シュートチャンスの阻止 フィールド 1
目的 ゴールさせない 諦めずプレーする
1 裏にボールを送り込まれないよう陣形を保持する。
ボールを奪われる前にRSBはCBとラインを作る。
CBはマークをつかみながらボールを視野に入れる守備が出来ていた。
2 味方の様子を見て飛び付かず堪える。
ペナやバイタルに侵入されても安易にスライディングすることなく
シュートコースを切りつつ失点をしなかった。
3 バイタルをカバーする。
4バック+GK+CHでカバーしSMFがチェイスし強固な守備組織を作った。
4 1対1で負けない。
池松選手は読みが良くコンディションがいいこともあるのか
カバーリングもよくボールを奪った後のパスもミスがなかった。
八戸選手は攻め上がりを控えた分パスカットやFWへのアタックするタイミングが良く負けることがなかった。
5 厳しくチェックする敵を前に向かせない。
チームの約束事が徹底されているのだろう。
カードを恐れず厳しくいけていた。
6 プルバックを警戒する。
沖縄の効果的なプルバックはなかった。
7 シュートコースを切る。
ブロック構築ラインを下げ切ったのでシュートコースはなかった。
8 GKと連携し敵のプレーの選択肢を制限する。
練習から話し合っているのだろう精度と練度が高まっている。
攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド
1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム。
この試合の気になったのはチェンジゲームの部分で
敢えて狭いエリアを攻め切ることでボールロストしたときに奪う確率が高い
ならばいいことだが奪ったとき一度横に出して縦にパスのほうが
シュートまで行けたシーンが多かったようにも見えるので
岡崎、庄司、岩切各選手はプレーエリアが広いほうが
いいプレーを出せるのでチェンジゲームができるといいと思う。
2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げ
チーム全体をコンパクトにする