ボックス相場の監視
みなさん、こんにちわ。朝食を食べてまったりしているほんだでぇです。
前回はボックス相場について学びました。
経済の流れを大きく変えるような経済ニュースがないときは、
株を買いたいと思う人の数と
株を売りたいと思う人の数が
同じくらいになるので、ある値幅でローソク足が行ったりきたりするんでしたね。
上を天井(てんじょう)、下を床(ゆか)と猿でもわかる用語で定義しました。
また、
株を買いたいと思う人の数と
株を売りたいと思う人の数が
一定期間同じくらいになるので、75日線と25日線の傾きも緩やかになる
というのもありましたね。前回のブログで、ボックス相場では、
床近辺の価格で株を買って、天井近辺で株を売りましょうという話をしました。
しかしながら、川遊びは危険でしたね。
急な大雨、急な増水により、急に川の流れが変わることがあります。
ローソク足が床を突き抜けてそのまま地獄まで落ちていくこと、
もしくは、
天井を抜けて天国までいってしまうことが挙げられました。
ですから、
"ボックス相場で取引している間は常に川の増水に気を付けなければなりません"と説明しました。
ということで、今日は川の増水をどのように見破るかについて解説していこうと思います。
まずは以下は最新のある企業の日足(ひあし)チャートです。
①と➃で天井が作られており、
➁、➂、➄で床が作られておりますね。
またボックス相場の中では75日線も25日線も大きな傾きがないことが確認できますね。
ひとつひとつ見ていきましょう。
①では、まだボックス相場かどうかまだこの時点では分かりません。
75日線はやや上り坂
25日線は上り坂
ゆえに、この時点では翌日以降もローソク足がぐんと上昇する可能性が高いかなと思える形となっていました。しかしながら翌日は残念ながらローソク足が下に下がってしまいました。ここで判断することは、
「持っている株を25日線にぶつかったところで売る」
でした。
次に➁では、
この時点で床がどこかまだ定まっておりません。ただ25日線が上りこう配でしたので、翌日反発しました。この時点では、さらに下に下落することも考えられましたので、ほんだでぇなら株の売り買いをせずに様子見していたと思います。
➂では、
75日線はやや下り坂
25日線はやや下り坂
ゆえにもっと下落するかもなあ~って思いながら様子見です。しかしながら予想に反して、ここで再び上昇しました。これにより➁と➂を結ぶ床ができました。
ほんだでぇ方式に習うなら、次の買いのタイミングは25日線が上り坂で、かつローソク足が75日線を突き抜けたときです。その後、
➃では、
75日線は平坦
25日線はやや上り
ゆえにもう少し上昇するかもしれませんが、すでに天井が形成されているため、ルールに乗っ取って持っている株を売却して利益を確定させましょう。
➄では、
75日線はやや下り坂
25日線は下り坂
ゆえに床を突き抜ける可能性が高いなという視点で監視します。すると翌日案の定、床を突き抜け、その後75日線も25日線も大きな下り坂となりました。いわゆる暴落(ぼうらく)です。
これがほんだでぇが言うところの、
急な大雨、急な増水により、急に川の流れが変わった
というものになります。
このような場合、たいてい急激な値動きを伴いますので、利益確定や損失確定は迅速に行わなければなりません。