ツクモナナオの敬老の日
恋愛感情が消え去ったので、ツクモナナオは晴れやかな気持ちになった。相手の顔は、ぼんやりとしか分からず、人間性は全く知らない。それでも何故か恋心を抱いた。恋心による欠損感は大きかった。相手のことを何も知らないのに。
変に意識してしまうから、恋愛感情は邪魔だった。だが、自分の暮らしぶりに少なからず変化をもたらしたので、楽しくはあった。全くの片思いだったのに。
恋愛感情が消え去ったけれど、ツクモナナオに傷ついた感情はなかった。自分自身に変わったところは、そのままにしておく。変わることは嫌いではない。自分であることが揺るがない限りは。
恋破れて我美しい
この曲、リリース当時から不倫の曲だと解釈している。他人の不倫は抒情的であるな。
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