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神語(かんがたり)

神語(かんがたり)、海外では神話(Myth、Mythology)
人類が認識する自然物や自然現象、または民族や文化・文明などさまざまな事象を、世界が始まった時代における神など超自然的・形而上的な存在や文化英雄などとむすびつけた一回限りの出来事として説明する物語であり、諸事象の起源や存在理由を語る説話でもある。

ミュージカル?
和歌は研究が進むとメロディが存在して歌われていた為、字余り・字足らずが起きたのだろとされる
ただし、楽譜が残されていないため再現出来ない。

『古事記』上巻の冒頭では、天地開闢の際、高天原に以下の三柱の神(造化の三神という)が、いずれも独神として成って、そのまま身を隠したという。神の名に当てはめる漢字は複数あります。

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) - 至高の神

高御産巣日神(たかみむすひのかみ) - 天の生産・生成の「創造」の神。神産巣日神と対になって男女の「むすび」の男を象徴する神

神産巣日神(かみむすひのかみ) - 地の生産・生成の「創造」の神。高御産巣日神と対になって男女の「むすび」の女を象徴する神

その次に、国土が形成されて海に浮かぶくらげのようになった時に以下の二柱の神が現われた。この二柱の神もまた独神として身を隠した。

宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)- 活力の神

天之常立神(あめのとこたちのかみ)- 天の永久性を象徴する神

これら五柱の神を、天津神の中でも特別な存在として「別天津神」と呼ぶ。別天津神の次に神世七代の神が現れた。

国産み神話

伊邪那岐神(いざなぎ
日本国土の生みの親であり、天照大御神の父

伊邪那美神(いざなみ
国土と地上の神々を産んだ日本の母

イザナギ、イザナミとカタカナ表記での説明が多い謎

事天津神と神世七代

天地のはじめに現れた「別天神五柱」に続く「神世七代」の最後の世代の神。ペアとなる「伊邪那美神」とともに地上に降り、日本の国土と地上の神々を生んだ。火の神を産んで亡くなった伊邪那美神を迎えに黄泉国(よみのくに)へ赴くが、腐敗した姿を見たため2神は決裂。地上に逃げ戻り、穢れた身を清めるために海で禊を行う。このときに「天照大御神」、「月読命」、「須佐之男命」の三貴子が誕生した。

天照大御神(あまてらす)
太陽の神であり、天皇の祖先とされる
「伊邪那岐神」が黄泉国の穢れを落とすため禊をした際に、「月読命」、「須佐之男命」とともに誕生した(『日本書紀』には異なる誕生も伝えられている)。この3柱の神は「伊邪那岐神」・「伊邪那美神」が生んだ神の中でも最も貴いことから「三貴子(みはしらのうずのみこ)」と呼ばれ、その中でも天照大御神は特に貴いとされる。地上統治のために孫の「邇邇芸命(ににぎのみこと)」を降臨させる。そのひ孫が初代天皇の「神武天皇」である。

須佐之男命(すさのを)
暴れん坊から英雄神へ、縁結びの神の顔も
父の「伊邪那岐神」から海の統治を命じられるが、地下世界の「根(ね)の国」に行きたいと言って、泣き続けたため追放される。そこで「天照大御神」に別れのあいさつをするために高天原に行くが、暴虐な振る舞いで天照大御神が洞窟に隠れる事態を招いてしまい、天上も追放され出雲に天下る。ここで「ヤマタノオロチ」を退治し、救った「櫛名田比売(くしなだひめ)」を妻に迎えた。最後は根の国の王となり、大国主神に試練を与えている。

誓約
『古事記』や『日本書紀』に記される天照大神(あまてらす)と建速須佐之男命(すさのを、日本書紀では素戔嗚尊)が行った誓約(占い)のこと。
「誓約」とは、古代日本で行われた占いを表し、吉凶、正邪、成否のルールを予め設定し、その結果をみて判断するもの。
「あまてらす」と「すさのを」が其々に所有するものを交換し、そこから生まれ出た御子神の性別によって、自らに邪な気持ちがないことを証明すると提案しました。

先ずは、すさのをは、自らが所有する「十拳剣(とつかのつるぎ)」をあまてらすに手渡します(この十拳剣は、「いざなぎ」がカグツチを斬った時)。受け取ったあまてらすは、それを噛み砕き、息を吹き出すと、その中から3柱の女神が生まれました。それが、宗像三女(むなかたさんじょ)です。

続いて、あまてらすはすさのをに、自身の身につけていた「八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠」を手渡します。受け取ったスサノヲも、これを噛み砕き、息を吹き出すと、その中から5柱の男神が生まれました。
こうして、すさのをは、自分の所有物である剣から心優しい女神が生まれたのは、自分に邪なことがなかったからであるとし、その身の潔白を伝え、
あまてらすはそれを認めたので、すさのをは高天原に迎え入れられることになりました。

月読命(つくよみ)は『暦』を司るの神でした。
以前の記事で解説しています。


太陰暦(阿: تقويم قمري‎)は、月の満ち欠けの周期を基にした暦(暦法)である。陰暦(いんれき)とも言われる。
その周期を朔望月(さくぼうげつ)といい、1朔望月を1月とする。
「太陰」は「太陽」に対する「月(天体)」の意味である。

陰暦には、風情豊かな月の名前があります。

睦月(むつき):仲睦まじい月。
如月(きさらぎ)または更衣(きさらぎ):草木が発芽する月。着物を重ねて着る月。
弥生(やよい)または彌生(やよい):草木が生い茂る月。
卯月(うづき):卯の花(ウツギの花)が咲く月。十二支で4番目が卯
早月(さつき)または皐月(さつき):早苗月とも言い、稲の苗を作る稲作の月。
水無月(みなづき):旧暦の6月は梅雨明けの日照り続きとなる月
文月(ふみつき/ふづき):文を書く月。
葉月(はづき):葉っぱが美しい月。
長月(ながつき):月が長く見られる月。秋の夜長に由来
神無月(かんなづき):神が居なくなる月。出雲地方では「神在月」または「神有月」とも呼ばれています。
霜月(しもつき):霜が降りる月。
師走(しわす):師僧も走るくらい多忙な月。

海に関わる人は潮の満ち引きを読むのに陰暦を利用する。

八百万の神々
日本全国には8万を超える神社があるといわれます
1つの神社に1つの御神体ではなく、複数の御神体が祀られる事が多い。
また神仏習合思想も日本独特である。
これは日本の信仰が多様で奥が深い事を示す。

私達の町にも見られるお宮さんに祀られる神

大国主神
多くの名とたくさんの子をもつ地上の王
「八十神(やそがみ)」という兄神たちの迫害を受け、「根の国」に逃れる。ここで「須佐之男命」に課せられた試練を乗り越え、宝物と須佐之男命の娘「須勢理毘売(すせりびめ)」を連れて地上に戻る。八十神を倒して地上の王となり、人々に農作や医術を広めて国づくりをした。「大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)」をはじめ多くの異名をもち、子だくさんでも知られる。後世、福神の「大黒天」と同一視され、財福の信仰も広まった。

八幡神(応神天皇)
朝廷の守護神、武門の神として信仰が広まる
八幡神の信仰は、大分の「宇佐神宮」が起源。朝廷にその信仰が広まったのは8世紀で、僧侶「弓削道鏡(ゆげのどうきょう)」が皇位に就こうとしたのを阻止したことから、皇室の守護神として崇敬されるように。9世紀半ばに京都の「石清水(いわしみず)八幡宮」が創建されると朝廷の守護神としての地位が固まり、貴族にも信仰が広まった。さらに源氏が崇敬したことから「武門の神」として各地に神社が建てられるようになった。

天神 (菅原道真公)
「学問の神さま」だけではない広いご神徳
怨みをもって亡くなった人は、疫病をはやらせるなどのたたりをなすという「御霊(ごりょう)信仰」が奈良時代頃より広まり、これを防ぐために非業の死を遂げた人が神として祀られた。「宇多天皇」に抜擢されながら嘘の告発で太宰府に左遷となった「菅原道真」も、当初は御霊として祀られた。しかし、時代が経つにつれ怨霊性は薄れ、学問の神、和歌の神、開運の神として信仰されるようになった。

稲荷神
五穀豊穣の神さまから、商売繁盛の神さまへ
神社の数では「八幡神」を祀るものが一番多いとされるが、道端の小祠(しょうし)や屋敷で祀られるものまで数えると、稲荷神の社のほうが多いだろう。それだけ広く信仰が普及している。その総本宮とされるのが京都の「伏見稲荷大社」。もともとは渡来系の氏族である秦(はた)氏の氏神であったが、稲をはじめとした「五穀豊穣の神」であることから各地の「田の神」信仰と習合して広まった。その後、商工業者にも信仰が普及した。

稲荷神の神使のキツネは霊力があるとされ、宝蔵の鍵をくわえていたり、願い事をかなえる宝珠をもっていることもある。

神使
社寺の猿は、「神猿(まさる)」とも呼ばれ、「魔去る」、「勝る」に通じるとされている。

境内の警護役
角があって口を閉じているものが狛犬、口を開いているものは獅子である。

牛は天神(菅原道真公)の神使。ウシの像をなでると、病気が治るといった信仰もある。

シカは神と人をつなぐ霊獣と考えられ、シカの骨は占いに使われることもあった。

蛇は脱皮することから「不老長生の霊獣」とされた。
白蛇は強い霊力を持つとされ見かけたら特に縁起が良いとされる。

水神の龍
水をつかさどるとされることから、神社仏閣を火災から守る意味で装飾に用いられることも多い
身を清める水の吐出口を龍にしている事も多い。

亀、兎、天狗などなど

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