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死期が近づくと考えるようになる宗教
良き死を望む、人生折り返し点を過ぎた中高年は、おそらくは最後の宗教を選択する時間に入る。
信心して救われたいですか?無宗教で地獄に落ちたいですか?という話でもある。
目には見えず、触ることも出来ない「心」「魂」ですが、存在することは実感する。
それらを救うのが仏教などの宗教と考えればよいでしょう。
私個人のオススメ宗教は数百年続く古い大乗仏教です
外国宗教や現世に教祖がいる新興宗教は金儲け主義なので辞めておいたほうが良い。
後を継ぐか、他を選択するか
私の先祖代々、両親ともに浄土真宗西本願寺派です。
キンキラキンの寺院と仏壇と下り藤紋、そして「南無阿弥陀佛」本願を信じ、念仏をもうさば仏となるですね。
無明の闇を破する
無明の闇に一筋の光を与え進むべき道を示してくださった
阿彌陀佛に対する御礼の言葉が南無阿弥陀佛
難思の弘誓(なんしのぐぜい)は難度の海(なんどのうみ)を度する大船
無碍の光明(むげのこうみょう)は無明の闇を破する慧日(えにち)なり
<<教行信証>>親鸞聖人
ただ声に出して南無阿弥陀仏とばかり称うれば、
極楽に往生すべきように思いはんべり。
それは大に覚束(おぼつか)なきことなり。
<<御文章>>蓮如上人
念仏をただただ唱えるのではなく、信心しなさいという事です。
浄土真宗では、往生浄土の正因は信心のみであるとする教義を「信心為本(しんじんいほん)」といいます。これは、親鸞聖人の教えで、「信心によって救われる」という意味です。
一方、法然上人の「念仏為本(ねんぶついほん)」は、阿弥陀如来の救いの力を念仏で示されるもという意味です。
浄土真宗は蓮如以来、「講」と呼ばれる組織のネットワークを持っていた。
浄土真宗も弾圧を受けていた
南九州の旧薩摩藩(1597年から。領内での弾圧はそれ以前から)や旧人吉藩(1555年から)「相良氏法度」では、三百年にわたり浄土真宗が弾圧(拷問、処刑)された。
加賀一向一揆や石山合戦の実情が九州南部にまで伝えられ、一向宗が恐れられたのが原因ではないかとも考えられるが、史料がない。
浄土真宗(一向宗)を隠れて信仰することを「隠れ念仏」という。
隠れキリシタンと同様です。
現代は信仰の自由があり、公に南無阿弥陀佛を唱えられますし、浄土真宗西本願寺派は
日本最大の信者を抱える仏教になりました。
話がそれました、戻しましょう
選択肢:浄土真宗か天台宗か
私は小学生の期間は書写山圓教寺の宿坊に夏休みの長期間お世話になり、
天台宗の教えを請い写経、陀羅尼などにも馴染みがありました。
友人に室町時代から先祖代々法華寺の住職がおり、その影響で法華経も聞き覚えました。
大乗仏教と小乗仏教の対立の話は以前の記事で書いたので省きます。
双方の主張に矛盾があるというのが結論です。
どっちが正しいもなく、好きな仏教を選べば良い。
陀羅尼(だらに)とは
日本語ではありませんが、覚えるのは難しくないんです。
原文は、サンスクリット語(インドの聖典語)のダーラニーの音写です。
「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン」
光明真言(こうみょうしんごん)は、真言密教で唱える呪文(じゅもん)の一つです。
天台宗や真言宗で常用されている陀羅尼です。
一般に、真言は比較的短いもの、陀羅尼はやや長いものを指します。
・長文のものを「陀羅尼」
・数句からなるものを「真言」
・一字二字のものを「種字」
正式名称は「不空大灌頂光真言(ふくうだいかんぢょうこうしんごん)」で、
密教の最高位にいる大日如来の真言です。24の梵字(1つは休止符)からなり、
その功徳はとても大きいと言われています。
梵字はインドでは消滅しており、遠く伝わった日本で生きています。
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真言は弘法大師が「一字に千里を含む」といっているように、
一文字であっても大日如来の教える無限の真理を含んでいます。
オン(オーン) アボキャ ベイロシャノウ
オン 不空なる御方よ 毘盧遮那仏(大日如来)よ
マカボダラ マニ ハンドマ
偉大なる印を有する御方よ 宝珠よ 蓮華よ
ジンバラ ハラバリタヤ ウン
光明を 放ち給え ウン(フーン:聖音)
密教=秘密の教え
そのまま梵音を読誦するのが通例ですが、私は真言宗ではないので訳しました。
至心に唱えれば、仏さまの智慧の光明によって罪障が清められ、
迷いの世界の苦しみから救い導いていただく功徳があります。
毎日繰り返し唱えることで、「病や災いが消失」「家庭円満」「商売繁盛」
「魔除けや除霊」などあらゆる面で効果があると言われています。
大日如来は神仏習合の解釈では天照大神と同一視もされる。
神話では、アマテラスオオミノカミは皇祖(天皇家の祖先)神です。
https://www.youtube.com/watch?v=wMKEEoIjUHM