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御詠歌

高野山真言宗 総本山金剛峯寺
弘法大師・空海によって開創された高野山真言宗の総本山「金剛峯寺(こんごうぶじ)」
日本仏教の聖地ともいわれ、年間を通じて国内外問わず多くの参拝者が訪れています。

弘法大師は、書にも優れ、橘逸勢[たちばなのはやなり] と嵯峨天皇とともに三筆(さんぴつ)の一人としても有名です。

金剛流御詠歌とは、和歌や韻文に日本古来の音楽の節を付けてお唱えする曲です。高野山金剛流では、和歌(5・7・5・7・7)のものを御詠歌、そうでない五七調や七五調の韻文のものを和讃と呼んでいます。

御詠歌とは、仏さまの教えをわかりやすい詞と美しい旋律で唱える仏教歌です。
御詠歌は、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌にし、節(ふし/旋律・メロディー)をつけたもので、一般の仏教の信者などが寺院や霊場の巡礼の際に唱えたり、地域によっては法要などの際に唱えたりする歌です。仏の徳や教えを讃える意味があります。

御詠歌の多くは三十一文字からなる和歌に節をつけたもので、一般的に鈴(れい)や鉦(かね)を鳴らしながら詠唱します。
お唱えすることで、またそれを聞くことで、功徳を得ることができます。

となえたてまつる

https://www.youtube.com/watch?v=OPVyXa7NPZY

金剛流ご詠歌の三宝和讃


いとも尊きみ仏を 未来の際(はて)の尽くるまで
南無帰依仏とおろがまん 心の闇を照らしませ


気高く清き法(のり)の道 未来の際の尽くるまで
南無帰依法と唱えては 四妙法宝守ります


聖僧(ひじり)に頼るものは皆 未来の際の尽くるまで
南無帰依僧とあがめます 悟りの道を伝えませ

空海が真言宗という名のもとに広めたのは、秘密仏教の略称である「密教」(みっきょう)です。

御詠歌はだれが唱えても差し支えありません。

御詠歌は日本語ですが、マントラは日本語ではないので難易度が高い


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