両国で大相撲を見た。
どうも。本田受信料です。
実は2年ほど前から大相撲にハマっていまして。東京で開催される場所があると、チケットを購入して現地観戦へ行っています。今回は五月場所の初日。できれば千秋楽が良かったけど、抽選で外れ。初日か~と思いながら行ったけど、結果的に横綱・大関陣が総崩れの荒れた展開となり、会場自体は大盛り上がりで楽しかった。
とはいえ、めちゃくちゃ細かいオタクの早口語りをしてしまうと、読んでくれている方を置き去りにすることに…。相撲には興味がない、あまりよく知らないという人も多いと思うので、今回は魅力やハマった理由を紹介していきます。
一瞬の勝負と立ちあいの迫力。
なんといっても一試合(取組or一番、という)が短く、勝負は一瞬。長くても2分以内には決着がつく。そして、足以外が地面につくか、土俵から出されると負けという、素人でもどっちが勝ったかはわかるシンプルさ。このファストな時代にぴったりだと思う。SNSのタイムラインで流れてくるので、スマホでさっと見れて、それでいて展開が面白い。早さだけではない。一瞬でありながら、立ち合いと呼ばれる、最初のぶつかりの強烈さ、音の鈍さには見入ってしまう迫力がある。
とにかくシンプルでありながら、奥が深そうというのが最初の沼である。
一日一番にかける想い。
いわゆる公式戦である本場所は2か月に1回行われ、15日間続く。上位層の力士たちは15日間、毎日1回だけ相撲をとる。一瞬の勝負が一日にたった一回だけ。この一瞬に集中すること、切り替えて翌日に臨んで15日続けることの精神力たるや…。この「一日一番」が積み重なって勝ち越しや優勝につながる。インタビューではよく力士が「自分の相撲をとる」と口にする。毎日違う相手と相撲をとるとしても四の五の言わず、自分なりの相撲をとるという意味だ。相手がいながらも自分と向き合っている。まさしく武道であり、禅みたいな精神がうかがえる。多くを語らないからこそ、おごそかな土俵の上で集中している姿が胸を打つ。
勝ち越し・負け越し
本場所では終盤になればなるほど、それぞれの力士にストーリーがのっかっていく。もちろん優勝争いの行方も気になる所だが、勝ち越しも重要。15日間で半数以上つまり8勝以上勝つと勝ち越し、7勝以下だと負け越しとなり、次回の番付に関係してくる。終盤になるとあと1勝で勝ち越し…!というのはプレッシャーにもなってくる。最終日なんかは7勝同士の力士同士が組まれ、勝てば勝ち越し・負ければ負け越しというシビアな組み合わせが見られることもある。実はこの組み合わせは総当たり戦とかではなく、2日前に最終決定する。だからこそ後半につれて胸熱の組み合わせが決まってくるのが楽しい。
ポッドキャストやってます
伝統行事であり国技ということもあり、独自のルールがありそうとか、力士の見分けがつかないとかわかりにくさがあるかもしれないが、実は意外と途中からライドしやすい設計も多い。たしかに、これまでに説明した内容以外にも色々とルールなどはあるが、そういうった知識も含めて、場所中の状況の解説や注目の力士や取組を紹介しているポッドキャストをやっています。場所期間中は毎日配信をしているので、中継やNHKの取り組み動画を見ながら、解説の副読本的な扱いで楽しんでもらえれば幸いです。
LISTEN配信:https://listen.style/p/sumojushin
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