【へなちょこ欧羅巴紀行】15日目 港町ハンブルグ
<ご注意ください!>
このヨーロッパ旅行の日記は、2007年のものを掲載しています。
当時の情報そのままだったりしますので、ご注意ください。
特にためになる話は載っていません。
ただただ楽しんでいただけると幸いです。
▶︎動物が近いんです
港町ハンブルグに来た理由の一つ。
それは、この「檻のない動物園」ハーゲンベック動物園に行くこと!
ここは、檻がなくって、堀で動物たちとの仕切りがある動物園。
餌も売っているので、動物たちに直接手渡しでエサをあげることができます。
まず入って何にびっくりしたって、このゾウの近さ!
しかも、すごくたくさんいます。
これだけで、大のオトナ2人が大騒ぎなのです。
でも、ここで一番夢中になったのは、モルモットとウサギ!
ほんと、まんまるで小さいの!
このウサギの愛らしさと言ったらたまりません。
Mちゃんとは、ここでお別れして、もうしばらく園内を散策。
懲りずにここでもスケッチブックを出すものの、なんせ、遠足中のチビッコたちがたくさんいるので、もちろん早々に断念・・・。
まったりと動物たちを見て過ごし、お昼過ぎには街へ移動しました。
▶︎港町散策もうまくできている感覚はなし
教会や、旧市街、港町だけに船の博物館などを見て回ります。
船の博物館では、「呪いの蝋人形(勝手に命名)」にビビって早々に引き揚げたりと、相変わらずのへなちょこっぷり。
歩き疲れたので、勇気を出して初めて一人で入ったオープンカフェは、なんと「寿司バー」のオープンカフェ!
別に寿司を食べたわけでなく、カプチーノを飲みましたけど、なんとなく不服。 わざわざ、何もドイツまで来て寿司バーに入らなくってもねぇ。
しかも、記念すべき1人オープンカフェデビューなのに!
ほんと、恐ろしいほどのへなちょこっぷりだったのでした。
そういえば、ここハンブルグで、初めて携帯がつながることが発覚しました。
ドコモショップで聞いたときには、私の携帯は海外ではつながらないと聞いていたのに、ちょっと電源を入れてみたらアンテナが3本たってる!
急に日本が近くなった夜でした。
聖ミヒャエル教会のドームにあがるには、旧式のエレベーターを使います。
たまたま、若い男子と二人で乗った私は、勝手に悪い想像をして彼を怖がり、屋上に着いたとたんにドアを開けて飛び出そうとしたものの、結局重すぎて開けることが出来ず、あんなに警戒していた青年に助けを求めたのでした。
私の心理を読んでいたのか、ものすごく笑われました・・・。
でも良い青年でよかった!
勝手に警戒してごめんなさい!
(2007年そのままの文章)
▶︎2024年の私から
こうやって15年以上たったいい間読み返してみると、全く覚えていないことがたくさんあります。
動物園に行ったことは覚えてる。
そこでMちゃんを別れて船の博物館に行ったのもなんとなく覚えている。
でも、「呪いの蝋人形」ってなんだ?!
写真も残っていないし、イラストにも書き起こしていない。
この文章でとにかく怖かったらしいことはわかるけど、一体何を見たんだろう?
とはいえ、昔の旅の記録を読み返すことはとても楽しいのです。
こんな面白い経験していたんだってことも多いし、ここでこんなこと思っていたんだって思うことも多々あります。
ただ、読み返してみて思うのは、これだけ年齢を重ねてもやっぱり人は大きく変わることなんてないんだなあということ。
面白そうなことに対する好奇心はあるものの、実際に動いてみてもビビって今一歩踏み込めないところとか。
せっかく海外にしているにも関わらず、言葉の壁を全く越えようとしないところだったりとか、4コマにも描いているけど、ちょっと自意識過剰だったりとか。
(このくだり、4コマになっていなかったら全く覚えていなかった。今でも他人事のようにみています。青年の親切心は私に届いていないようです。ごめんなさい)
よくよく考えてみたものの、やっぱり今とやっていることがほぼ変わらない。
強いていうなら体力が落ちているせいでやたらと休憩したり、こんなに移動したりできなくなっていることくらいか。
また、のんびりゆっくり旅してみたいと思ったり、猫たちがいるから全然行きたくないと思ったり、いい加減な生活を送っております。
▶︎オススメ本
●『ありがとう、諏訪子さん―日本でいちばん長生きしたインドゾウの話』深山さくら (著), 末崎茂樹 (イラスト)
ハンブルグでゾウと戯れた私ですが、ゾウといえば神戸市の王子動物園にいた諏訪子さんがいちばんに思い浮かびます。
諏訪子さんは、日本最高齢の65歳で亡くなったインドゾウで、いつ動物園に行ってもそこにいる存在でした。
爪を切るのを嫌がって伸びてしまっている爪、実はちょっと意地悪など飼育員の方がちょこっと書いてくれているメッセージと運動場を嫌がって屋内にいた諏訪子さん。
実はこの本未読です。
中古しかないようなんですが、また入手してみようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?