【へなちょこ欧羅巴紀行】6日目 氷河急行!
<ご注意ください!>
このヨーロッパ旅行の日記は、2007年のものを掲載しています。
当時の情報そのままだったりしますので、ご注意ください。
特にためになる話は載っていません。
ただただ楽しんでいただけると幸いです。
▶︎いよいよ氷河特急へ
この日は、この旅のメインイベントのひとつ「氷河急行」に乗ります!
昨日、マッターホルンを見過ぎたせいか、今日は全く興味のなくなってしまった私・・・。
昨日は、部屋からちらりと見えるマッターホルンの写真を撮りまくっていたのが、今朝は部屋から見えることすら忘れていたのです!
とにかく、またしても重い荷物を背負い、ツェルマットの駅まで歩いていきます。駅に着くと、すでに電車が停まっていました。
「氷河急行 〜GLACIER EXPRESS〜」
サンモリッツ〜ツェルマット間(268.7㎞)を時速35.5㎞というのんびりとしたスピードで走る8時間の列車の旅。
もう楽しみで仕方ありません!
事前に何の下調べもしていない中、唯一この氷河急行はテレビで特集されていたのを見たりしていたので、ちょっとだけどんな感じかわかっているのです。
あんな景色や、こんな景色を実際に見れると思うと楽しみで!
予算の都合上、2等車だけど、パノラマ車なので、窓が大きいので、景色も見やすい。
でも、これが暑いのですよ!
日が直接当たるので、天気がいいと日焼けします。(行こうと思っている方は、帽子とかサングラスとか持っていった方がいいかも)
窓の外は、山、お花、動物などを見ることができて、のんびりすることが出来ます。
▶︎「悪魔の橋」はどこに・・・
しばし景色を堪能した我々ですが、やはり同じような景色が続くとどんどん飽きてくるんです。
それでも窓に張り付いて、っずっと外を見ていたのは理由があるんです。
それは、テレビで紹介されていた風景を見るため。
でも!
テレビで見た橋が見えない!
なんでだろう?
おっかしいなぁ〜?
と思って、コピーして持っていっていたガイドブックを見たら、なんと今乗っている列車は、メインどころの橋は通らない!
「悪魔の橋」といわれる橋は、別の支線に乗り替えないといけないし、「ランドワッサー橋」という、氷河急行を紹介しているものには必ず載っている足の長い橋は、我々が降りる予定のクール駅を過ぎてから通るとのこと。
完全に、勉強不足です・・・。
まさか、メインの橋が電車を乗り替えないと見れないなんて!
まさにイケてないへなちょこっぷりです。
▶︎旅の醍醐味 食堂車
気を取り直して、予約していた食堂車へ。
この食堂車、最初からあるわけでなく、途中の駅で連結され、オープンするもの。
我々が降りる予定のクール駅につく1時間ほど前の話なので、けっこう急がねばなりません。
でも、食堂車に向かう際、立ちはだかる車内販売のワゴン。
こっちは急いでいるのに、こちらに背を向けて延々と陽気に喋りまくるワゴンのお兄ちゃん・・・。
どうしようかと思っていたら、食堂車のおじさんが焦って呼びに来てくれました。
この食堂車のおじさん、ものっすごい焦っています。
それがおかしくっておかしくって、見ているだけで笑えたのでした。
食事は、もちろんとってもおいしい!
やや値段ははりますが、旅気分も盛り上がるし、オススメですよ。
そして、列車はクール駅へ。
この駅で乗り替えて、次は「アルプスの少女ハイジ」の舞台となったマイエンフェルトに向かいます。
(2007年そのままの文章)
▶︎2024年の私から
今回のメインイベントである氷河特急乗車ですが、この何年後かに脱線事故が起こり日本人観光客の方が怪我をされたり亡くなったりされていました。
同じルートをたった3年前に通った身としては、本当に驚いたし、もしかしたら自分が巻き込まれていたかもしれないとゾッとしたりもしたのですが、思い出の中では本当に素敵な印象しか残っていない氷河特急です。
この度は全体を通して貧乏旅だったのですが、たまに良い食事を食べていました。(普段はスーパーマーケットで一番安いパンとチーズとハムを探して食べていたんです。食費と宿泊費を削って、とにかくいろんな国に行こうとしていました。若さあふれる旅ですね。もう30歳はすぎていたけど。今なら絶対滞在型の旅行がしたい・・・)
食堂車は本当におすすめで、旅気分が盛り上がります。
どうやら公式サイト(日本語)を見てみると今も食堂車があるみたい。
今後行かれる方は是非!
鉄分多めのヨーロッパ旅行は、今後、寝台列車だったり国際列車だったり色々電車に乗りまくります。
ちょっと昔の情報だし、ライト乗り鉄なだけで全然詳しいことはわかっていないので詳しく書けないのですが、楽しんでいただければ嬉しいです。
▶︎オススメ旅エッセイ
『myトラベルノート - “忘れたくない”をかたちにする -』 mini_minor
今回ちらっと写真にも載っていましたが、旅の間はモレスキンのノートに何でもかんでも描いたり貼ったりして旅日記を書いていました。
パンッパンに膨らんだノートは本当に今でも宝物で、こういうのをみるとやっぱりアナログで描き溜めていくのも大事だなあと思います。
1日目で紹介している『トラベラーズノートと歩く東京のかわいい街さんぽ』と同じく、トラベラーズノートの書き方を紹介してくれているmini_minorさんの『myトラベルノート - “忘れたくない”をかたちにする -』は、見ているだけで田んぼしくなってくるので、実際に描かない方にもおすすめ。
mini_minorさんのインスタをよく見ていて、本が出る情報が出た途端に買ってしまいました。
もう一回読み返して、もうちょっと丁寧に可愛く描けるように精進します!
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