【へなちょこ欧羅巴紀行】17日目 ミッフィーちゃん!
<ご注意ください!>
このヨーロッパ旅行の日記は、2007年のものを掲載しています。
当時の情報そのままだったりしますので、ご注意ください。
特にためになる話は載っていません。
ただただ楽しんでいただけると幸いです。
▶︎ゴーダのチーズ祭りへ
オランダに来た一番の理由。
それは、もちろんミッフィーちゃんの作者であるディック・ブルーナ氏の住むユトレヒトに行って、彼の博物館「dick bruna huis」に行くこと!
ミッフィーちゃんは後のお楽しみということにして、早起きして、チーズ市があるという「ゴーダ」へ。(ゴーダチーズの「ゴーダ」は、町の名前だったのですよ)
これがまた早く着きすぎて、祭りは始まっていない感じ。
某ガイドブックによると、「民族衣装を着た若い男女がでっかいチーズを投げて、測量所へ運ぶ」的なことが書いてあったので、けっこう楽しみにしていたのです。
とりあえず、ビンボーなので、既に始まっていた朝市でパンを買う。
もちろんこれが朝ごはん。
マクドナルドの1ユーロコーヒーを買って、運河沿いのベンチに座っての朝食。
そして、その前を通る集団登校中(?)の子供たち。
ものっすごい珍獣でも見るような眼で、我々を凝視しつつ歩き去るチビッコ・・・。
確かに、東洋人が朝っぱらからベンチでパンを食べている姿なんざぁ、見たことがなかったんだろうなぁ。
とにかく、まだまだ時間もありそうだったので、町の中をうろうろ見て歩く。
早すぎて、まったく店も開いていないし、ビンボー(現金が乏しい)で、教会に入るお金もケチる我々。
全くのへなちょこだわ。
しょうがないから、またしてもうろうろ。
町並みは、文句なしにかわいらしく、街灯にチーズのモチーフを使っていたり、かわいらしい猫がいたり、実際にチーズ屋さんがあって、ディスプレイも可愛かったりと町中を満喫。
▶︎でも、チーズ市は始まらない・・・
・・・結論として、この日はチーズ市というイベントはなく、ただの朝市があったということになりました。
残念な結果だけれども、チーズくらいは買って帰ろうと店頭に行ったものの、どれがおいしいのか分からないし、しかも、こんなにたくさんいらない。
というわけで、チーズすら買わずにユトレヒトに帰って行ったのでした。
▶︎いよいよ「dick bruna huis」へ
ユトレヒトに帰ったからには、まずは何をおいても「dick bruna huis」に行かなければ!
天気も悪くなってきて、テンションも下がりっぱなしの二人は、とにかくミッフィーちゃんに会いに行きます。
オランダに行く日本人は、絶対にここに行くべきです!
この博物館は、よっぽど日本人が来館するらしく、全ての説明が「英語・オランダ語・日本語」でした。(スバラシイ!)
しっかりと解説を読むこともできるし、とにかくたくさんのミッフィーちゃんに出会えます。
そして、日本であったミッフィー展でも見ることが出来たけど、ブルーナ氏の丁寧な仕事っぷりがわかります。
シンプルなものこそ、美しく、そして難しい。
でも、人の心を打つことができる絵はほんの一握り。
「続けることの難しさと大切さ」が伝わってきましたよ。
▶︎日本食が恋しくなるので・・・うどんを作ったよ!
この日は久しぶりの自炊♪ どうしても日本の味が食べたくて、作ったものは「うどん」(乾麺を持ってきていたのです)
2泊しかしないので、「具」の材料は断念。
素うどんに卵のみ。それでも、久々のしょうゆ味!
やっぱり、おいしい!
(2007年そのままの文章)
▶︎2024年の私から
ディック・ブルーナ氏が亡くなったのは2017年。
私がユトレヒトを訪れて10年経った頃のことでした。
せめてブルーナ氏の行きつけのカフェに行けば良かった! とちょっと後悔もしていますが、彼が存在しているユトレヒトに行けただけでめちゃくちゃ嬉しかったなあ。
いまだに絵本をたくさん持っているというわけではないんだけど、日本での展示会を通して、ブルーナ氏の仕事術は素晴らしいことは知っていたのですが、オランダの博物館でも改めて思っていますね。
▶︎オススメ本
●ディック・ブルーナ 永遠のデザインとことば』ディック・ブルーナ (著, イラスト)
ブルーナ氏の本は、家にあるものというと展示会での図録がほとんど。
それだけで十分満足できるものなんだけど、実はこの本も気になっています。
アマゾンの商品紹介ページを見てみると、中面も紹介されていてそれがとても美しいこと!
手元に持っておきたいなあと思える一冊でした。
また入手して読んだらご紹介します!
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