【書評】考具 ― 考えるための道具、持っていますか?/加藤昌治
アイデアを企画にしていくための具体的な方法がたくさん紹介されている名著です。
誰でも企画型人間(アイデアマン)になれる「考える道具」がまとめられているので、一冊手元に置いておくと非常に使い勝手の良い書籍でもあります。
既存のアイデアの組み合わせで生まれる新しいアイデアを考えるための道具、そして、そのアイデアを企画に落とし込んでいくためのシンキングツールは、あらゆる職種の社会人にとって参考になるものばかりだと思います…!!
\こんな人におすすめ/
✔︎ アイデアに溢れた企画人間になりたい
✔︎ 仕事に活かせる有効な道具を学びたい
✔︎ 繰り返し使える辞書的な書籍が欲しい
印象に残った文章紹介します(考具)
「質問です。あたなは考えるための『道具』を持っていますか?」
「考えるための道具、あります」
「考えるための道具、それを『考具』と呼んでみましょう」
「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ。それ以外の何ものでもない」
「企画とは、予算と準備と時間さえあれば実現できる目処が立つ計画のこと」
「アイデアマンになるかどうかは後天的なもの」
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【アイデアを生み出すステップ】
⒈ 既存の要素をたくさん集める
1-1. 普段からネタ素を貯め込んでおく
1-2. 目の前の課題の特殊知識や必要情報を頭に入れておく
⒉ 既存の要素を組み合わせる
2-1. 使えそうなネタ素や情報を引っ張り出す
2-2. 引っ張り出したネタ素や情報を組み合わせてアイデアを生む
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【すべて考具まとめ】
考具01 カラーバス
考具02 聞き耳を立てる
考具03 ちょいメモ
考具04 七色いんこ
考具05 フォトリーディング
考具06 臨時新聞記者
考具07 アイデアスケッチ(手書き)
考具08 ポストイット
考具09 マンダラート
考具10 マインドマップ
考具11 アイデアスケッチ(PC)
考具12 連想ゲーム
考具13 オズボーンのチェックリスト
考具14 プレーンストーミング
考具15 5W1Hフォーマット
考具16 タイトル
考具17 ビジュアライズ
考具18 マンダラート
考具19 企画書
考具20 アイデアマラソン
考具21 問いかけの展開
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考具 ― 考えるための道具、持っていますか?【書籍情報】
書名:考具 ― 考えるための道具、持っていますか?
著者:加藤昌治
発売:2003年4月4日
頁数:239ページ
おすすめ度:★★★★★
【目次】
序 章
広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!
第1章
「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?
第2章
どうしたら “必要な情報” が入ってくるのか?
— 情報が頭に入ってくる考具
第3章
展開・展開・展開! — アイデアが広がる考具
第4章
企画=アイデアの四則演算 — アイデアを企画に収束させる考具
第5章
時にはスパイスを効かす! — 行き詰まったときのアドバイス
第6章
あなただけの『考具』を見つけよう!
終 章
頭の働き方がシステム化することこそ、本当の『考具』かもしれない