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『子育て』に学ぶ『研修医教育』@離島・へき地で未来の医療体験記

こんにちは!自分のおでこがどんどん広くなっていくな~と思っていたら、何故か次女のおでこもどんどん広くなっていることに気が付いた室原です。なぜでしょう(笑)

以前、室原家では子育てにハマっているということを書かせて頂きました!

ここで学んだこととして、
子どもを『愛情によって存在を肯定』する。子どもを『個人として尊重』し、『教える』のではなく『考えを聞き』『実行(チャレンジ)させ』『見守る』
ということが大事なのだとわかったと書かせて頂きました。

ここで室原は気が付きます!「これ、まんま研修医にも当てはまる!」と。

室原は医師7年目。これまでの病院では働く医師の人数も割と多く、研修医に接する自分の割合は少なかったのですが、手打診療所ではそうはいきません!ほぼずっと研修医と一緒にいます(笑) 彼らと接する時間が長い分、自分は彼らに何を提供できるのか、彼らが何を求めているのかとかいろいろ悩んでたときに思ったことです。

研修医と一言で言ってもほんとに人間様々で、ど真ん中ストレートのような性格の人もいれば、外角低めの変化球の人もいれば、デッドボールを投げてくる人もいます(笑) 昔の室原だったら、ここで試合放棄で乱闘騒ぎ(笑)

でも、子育てを通じて室原は『愛情によって存在を肯定』し、『個人として尊重』し、『教える』のではなく『考えを聞く』ことを学びました。

「研修医」と一言でいえば「ヒヨッコ」と言われますが、医者歴ではひよっこでも、他の面では自分より優れた面が必ずある。そんな彼らの倫理観や研修してきたことを尊重し、相手の提案を聞き、受け入れられることをこちらが飲み込む。そういう指導を心掛けました。そしたら、大体最初の1ー2週間はぎこちない会話が続きますが、それ以降はなぜか誰とでも仲良くなって研修が終われるようになったんです!それに彼らの新しい知識も提供してもらえるようになり自分も新たな学びが増えるようになったんです!

これまでだったら、「うわ~この研修医、学生時代絶対友達になってないタイプだわ~」とか思ってましたが、それは室原の器が小さすぎたみたいです(笑) 猛省!!!

そもそもよく考えると、手打診療所に来てくれる研修医はマンパワーではありませんでした。未来の『金の卵』かもしれません。彼らが気に入ってくれたら将来、総合診療の仲間になってくれるかもしれませんし、もっと言えば手打診療所で勤務してくれるかもしれません。そのために「手打診療所のファン」「ゲネプロのファン」、欲を言えば「室原のファン」になってもらう!これがゴールだと最近気が付いたんです。なので「良質な教育」と「楽しい島生活」を提供し続ける。ここを目標にもっとよりよい研修を届けられるように頑張っていこうと思います!以上です!

小さい子供あるある。気が付いたらワセリンべたべた。

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