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医療者は何で地域に出る必要があるか?@離島・へき地で未来の医療体験記

こんにちは!
先日、島の伝統芸能の踊りに参加させてもらったのですが、法被姿のちび達が愛おしすぎて気持ち悪いくらい写真を撮りまくった室原です!

このねじりはちまき天才

今回は『病院マーケティングサミットJAPAN2024 in 熊本』に参加させてもらっての室原感想文を書かせてもらおうと思います!!
急にサミットとか言われてもなんのこっちゃとなると思いますが、室原解釈でざっくりいうと

病院とかが地域に飛び出して、人々が健やかに生きるを支えたい!

的な考えをもった医療者たちが一堂に会する総会だったりします!聞くところによるとまだまだ全国的にその発想をもつところはマイノリティみたいですが、僕の周りは医療分野関わらずそのような方々が溢れているので幸せな環境だな~とか思います。

サミットの内容は、

各地域で行われている素敵な取り組みの発表があったり
病院が作るゆるキャラマスコットの総選挙があったり
聞けなかったけど中学生の大人の度肝を抜くプレゼンがあったり

目からうろこな発表が目白押し!特にゆるキャラマスコットに関しては、各病院のゆるキャラに対する狂気にも似た偏愛が爆発しており最高の会でしたw


#老朽化した建物の建て替えであえて地域コミュニティの場になる建物を造った結果、地域の人たちの集う場所ができただけでなく集患にも繋がった話だったり
#地域のお困りごとを民間の病院が解決していく爽快物語だったり
#ちなみに↓こちら↓が手打診療所の薩摩川内市非公認キャラクター「カノッキー」
#ゆるキャラ総選挙に応募したけど本選出場ならず!
#菊南病院では今回の話をうけて、ゆるキャラ作ろうムードがでていて最高!

薩摩川内市非公認キャラ『カノッキー』w


そんな話を受けて、若輩室原は何を想うか。

室原の周りの世界では、今年は下甑島で『ワクワク川内土曜塾』、菊南病院では『きくなんフェスタ』が多くの方々のお力で催されました!どちらもめちゃくちゃに素敵な会でした!

土曜塾の水鉄砲!
きくなんフェスタの大学生出展!

それぞれ趣旨は今回のフェスタの発表者と完全に一致します。
皆が笑顔になって幸せを感じられる機会を作りたい、地域の方々に診療所・病院のファンになってもらいたい、職種を超えた横の繋がりが生まれてほしい、職員が催すことで仕事や職場に誇りと愛着を感じてほしい、職員の家族には人々を笑顔にする親を誇りに思ってほしいしそんな親の職場に愛着をもってもらいたい。
願いは色々あったりします。土曜塾でもフェスタでもそんな時間は作れたのかな~と思います。

一方でこれらは単発のイベント。
このイベントで生まれた雰囲気を持続させることが難しい。
話を聞いてあれもこれもと楽し気でやりたいアイデアは浮かんでくるけど、一方で現実的にはそこに割く時間がない!自分たちの日常を考えると、朝から晩まで目の前の仕事をこなすのにいっぱいいっぱい。

それでも特に下甑島では、地域のネットワークも崩れるほどの人口減少や高齢化が現在進行形で進んでて、島で暮らし続けたい人を支え切れない。
でも本来は今回のサミットのように地域の人々の暮らしにもっとフォーカスを当ててアプローチしてかないとその『暮らしの先の健康』は支えていけないはず。
#書きながら『健康』は『健全な暮らし』の先にしか実現しないことに気が付いた!

ここは僕たちの仕事の内容の認識を変えないといけないんじゃないかと痛感。
フェスタや土曜塾、御用聞きなど地域の『健全な暮らし』にアプローチしていくことに人と予算を割いていかないといけないのかもしれない。むしろ『しなきゃいけない』じゃなくて『当然必要だよね』くらいの認識に改めなきゃいけないんだと。

今回発表があった内容では、脚本家と組んで病院に『アート課』を作った病院があって、『なんやそれ、めちゃめちゃエモいやんけ~!!!』と感服!なるほど~~って!
#人生で初めてエモいを使った気がするw

手打診療所は公立診療所だから、地域にアプローチするための予算とか組めないのかな?とかいうアドバイスももらうことがあったり。そんなことも含めて、そもそも『健康』は『健全な暮らし』があってこそ実現するものだから、『健全な暮らし』へのアプローチを、通常の仕事の∔αという認識を改めなきゃいけないんだと。

なんか、ずっと言語化できずにもやもやしていたことをついに言語化できた!

『健康』は『健全な暮らし』があってこそ実現する。
だから暮らしが崩れているなら、そこにもアプローチする必要がある!

どこかで聞いたことがある気もしますが、書いてて勝手にすごい腹落ちしました!医療が人々の『健康』に責任を持つなら、当然『健全な暮らし』にもアプローチすべきだよね!

そして『健全な暮らし』へのアプローチは、一人一人の困りごとに寄り添い続けることなんだってのも今回のサミットを通して感じました。『地域を診る』ってどうやって?ってなるし手法も聞いたことあるけど、同じ地域で暮らす僕たちには共有する時間がたくさんあるんだから、結局は一人一人と話して解決策を一緒に考えて、その積み重ねで『健全な暮らし』が実現できるんだと。これは熊本でも下甑島でも、1対1を何回も繰り返していくしかない。やっぱり御用聞きはもっと多くの人が手伝いをできて、困りごとを解決できるようにする必要があるな。誰か一緒にやりませんか?w

トータルすごく勉強になる会でした!面白かった~!!頑張るぞ~!!

サミットの会で話す緊張顔の親父w


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