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永遠のテーマ『離島医療って何?何で離島・へき地医療は敬遠されがちなの?』@離島・へき地で未来の医療体験記

こんにちは、チビ達を腹の上に乗せて完全に自作自演の写真を撮っている室原です。いつ見返しても自分の恍惚とした顔が気持ち悪いですが、まぎれもなく人生の幸せを体現しています(笑)

今日はたまに自分がふと違和感を感じてしまう内容を書かせてください!


「離島で医者やってるなんてすごいね~!大変でしょ~!」

なぜか最近はめっきり言われなくなりましたが(笑)、室原が離島で医者をやり始めたころによく言われた言葉です。室原も元々は離島で生活したこともない人間。当然同じように離島で働き始めた当初はどこか『離島で医者をしている自分ってすごい!』なんて自分に酔ってた気がします。離島で働くだけで、なんか自分がちょっと偉くなったような錯覚に陥っていました。

この室原の『錯覚』は何だったんだろうか。『大変でしょ~!』っていうのは何を指して言ってるんだろう。この『離島の特別感』は何なんだろうって思ったりします。ここを上手く言語化できれば謎に高い離島医療へのハードルが下がらないかなと。

医療をやる上で離島医療の良い意味の特別感は、「医師不足地に行くことの社会貢献」

悪い意味の特別感は、「1人の責任が大きい」「忙しくて自分の時間がない」「搬送の困難さ」「医療設備の不足」「孤立感」

自分で書いててもびっくりしましたが、え、これだけ?(笑)もっとある気がしていましたが、思った以上に思いつかない。室原の『錯覚』は単に社会貢献をしている気になっていただけ。皆が『大変でしょ~!』って言うのは、先人たちが長い年月をかけ少しずつ解消してくれている問題だったりします。『医師複数人体制』や『搬送手段の複数確保』『補助金を利用した医療機器の拡充』など行政の方と連携して整備してくれていたりします。現在、下甑島から本土への搬送手段はドクターヘリ、自衛隊ヘリ、防災ヘリ、漁船、フェリー、高速船と実はたくさんあります。手打診療所では造影CT検査もできます。

室原もその恩恵にあやかっており、365日オンコールという環境ではありません。もちろん、そういった環境で働かれている先生方もいらっしゃるので一概には言えませんが、盲目的に離島医療のハードルを上げてしまうのはあまりにもったいない。結局、室原の答えとしては、

『離島医療とは幻想である』

今日はこのことを言いたかった!論理が破たんしてる気がするけど、さっき思いついてなんかかっこよかったから言いたかった(笑)

僕たち医療者がすることは、『目の前の患者のニーズに応える事』この一点。完全にこの一点。それが「大学病院の医者に求められるニーズ」なのか、「中核病院の医者に求められるニーズ」なのか、はたまた「離島診療所の医者に求められるニーズ」なのか。この「〇〇の医者に求められるニーズ」の違いでしかない。だから〇〇の違いなんかで「偉い・偉くない」、「大変・大変じゃない」なんて決まりっこない。自分が愛する地域(〇〇)で患者のニーズにひたすら応え続ければいい。愛する地域(〇〇)が見つかるまで、色んなところに行き続ければいい。そこが離島だっていうこともあるだろう。

そんなことでしっくり来ました。今のところ自分の〇〇は「離島」です。さっきほおづえついたら、肘に画びょうが深めに刺さってなぜかずっと痛くて怖いから今日はもう寝ます。あなたの〇〇はなんですか?興味があるので教えてください。

おやすみなさい

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