家を探すだけで生まれる賛「否」「否」「否」両論 @離島・へき地で未来の医療体験記
こんにちは、自分が住んでいる手打ではこの間、大運動会がありました!手打は「麓地区」「本町地区」「港地区」に分かれています。更に隣には片野浦という町があります。運動会の出場者は地区の小中学生。さらにここで面白いのは、「麓地区」「本町地区」「港地区」「片野浦地区」に分かれた大人の地区対抗戦も一緒にあるんです!特に最後の地区対抗リレーはガチ中のガチ。いい歳のオジサンオバサンが本気で走るんです!腰が曲がったおばあちゃんが大漁旗を持って応援するんです(笑) 最高でしょ(笑) 今年は自分が住んでる麓地区は僅差の2位、悔しい!来年はリベンジです!
今日は、空き家を探すと言っていましたがその話がどうなっているか書いてみようと思います。「契約とか決まるまでは書かない方がいいかな・・」とか勝手に思っていたのですが、今の過程も書いておいた方が未来のためになりそうなので家の写真とかは出さずに書くことにしました!
『THE 離島』な家
そもそも室原が空き家を探し始めた理由は、この離島で安定した医療を提供するには医師以外の医療従事者の確保が必須で、その人たちが住める住居を提供する必要があると思ったから。住む家が無いからと働き手が来にくくなるのが一番もったいないと思ったから。更に言うと、今の時代にわざわざ離島まで働きに来てくれる人は、例えば都会の閉そく感が嫌で来るんじゃないのかなと思ったから。自分がそうだし。となると、住む家は『THE 離島』な家がいいなと。広い敷地に木造平屋で縁側あり、家からは海が見えたり心地いい波の音が聞こえて、なんなら囲炉裏も付いている古民家。至福です。
そしてそんな家をみつけました! まさに先程の至福の古民家ピッタリ。室原は建築素人ですが、ここに惚れた最大のポイントは床下の梁。うねりのある大木が計算されつくしたようにきれいに並べられて家を支え続けているのです!しかもその柱が丸石の上にどっしり乗ってるんです!とにかくかっこよくて、契約もしていないのにこちらで管理されている方にお願いして家の中の掃除から始めさせていただくことにしました。
そしてここまで順調だったのですが、ここから現在がいろいろ大変な最中です。大変なことは3つ!
1つ目は、この家に興味をもつことで、色々な賛否両論を浴びせられたこと(笑)。特に掃除し始めのころは、「賛」はほぼ皆無。「否」「否」「否」「否」「否」「否」「賛」「否」・・・みたいな。「否」とおもいきやその通りと思う「助言」や「愛情」もありましたが、中には「何でそんなぼろくそいわれないかんとや」となるような「否」も。嫁も悔し涙を流す寸前のことも。。。笑
とりあえず、関心を持たれないことが一番つらいのでそれよりは全然ましだと思って頑張り中。
2つ目は先日の未曽有の台風10号。台風直撃の夜が明けるとなかなかな状況になっていました。これは自分が今住んでる家の10m先です。学校のウサギ小屋が飛ばされていました(ウサギは元々いなかったので被害なしです)
そしてその至福な古民家は、瓦が飛び、雨戸は外れ、ドアや壁は吹き飛び、屋根には樹の枝が突き刺さっていました(↓の写真)。衝撃です。生まれて初めて家にベニヤを張り付けました笑
3つ目は家の中のものをクリーンセンターなどに運ぶ手段が自分にないこと。自分も車を持っているのですが、子供2人乗ってちょうどのファミリータイプ。一度、10カ月の子供を車に乗せて荷物を運びましたが、クリーンセンターに着いたら子供はギャン泣き、頭は埃まみれ。。。さすがに親失格だなと。。。軽トラックを貸してくれるという神様もいたのですが、自分がダサダサのAT限定免許(恥)。島内の軽トラはほぼマニュアル。。。今は嫁と中古のATの軽トラを買うか、限定解除するか算段を立ててる最中!
そんなこんなですが、最近なんと荷物を車で運んでくれたり、手伝いますよと声をかけてくれたり、掃除するときに子供を少し預かってくれる神々が現れました。本当にありがたくて支えになっています。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
ちなみに最近もう一軒、めちゃんこ素敵な家を紹介してもらいました。ゾクゾクするような家でした。そちらのこともまた書きたいと思います!室原は凝りません!
以上です!!