進撃の就活#21 Day2 【シリコンバレー流 伸びる企業の見極め方、企業分析】
こんにちは、進撃の就活#21に参加している台湾・台中の逢甲大學のhonamiです。
ここでは8/23に参加した進撃の就活Day2で学んだことと用語を自分の言葉に置き換えてをアウトプットしていきたいと思います。
どんな企業が伸びる企業?
就活であらゆる企業を分析する際、どのようなところに着目して企業を分析すれば良いのでしょうか?
ここで戸村さんの授業内での例を引用させていただきます。
この質問を聞いたとき、私は正直「時価総額」の意味がそこまで分かっていなかったので、単純に売上が一番高いBの不動産会社が一番なのでは?と答えを出しました。
が、この場合答えはAのIT企業になります。
なぜなら、この3つの業界の中で今一番市場が伸びている、成長率が最も伸びている企業であるからです。
伸びる企業を見極める際「どの市場が伸びている?」「どの市場を攻めている?」と、市場命で考えることが大切となってきます。
【用語1】時価総額
時価総額とは、企業の価値や規模を評価する指標のひとつのことで、
時価総額=現在の株価 × 発行済株式数 で計算する事ができます。
ここで注意したいのが、株価は投資家の動きによって日々変動する数値であるということです。株式を買いたい投資家が多いと株価は上がります。その逆で株式を売る投資家が多いと株価は下がります。
つまり株価の変動に伴って時価総額も変化する数値となります。
時価総額は大きければ大きいほど企業の価値が高いとみなされます。
これは会社の規模や経営状況の比較によく使われるため、就職活動で企業分析をする際にチェックをするとより詳しく企業の経営状態を知る事ができます。
参考URL:DODA
企業が成長するプロセス
では、企業が成長する投資家とはどのようなものなのでしょうか?
授業内で戸村さんは私の大好きなアニメ「進撃の巨人」のエルヴィン・スミスのセリフ『何かを変えることができる人間がいるとすれば、その人は大事なものを捨てることができる人だ』を言い換えて、下記の言葉をおっしゃっていました。
世界を変えている時価総額の高い企業(Google、Facebook、Dropbox等)の全ては、急成長を求め外部からの資金調達、エクイティファイナンス(※用語2)をしています。急成長するには投資家から調達を受けないといけない、これが起業の成長プロセスにおける大前提となってきます。
【用語2】エクイティファイナンス
エクイティファイナンスとは、企業の資金調達方法の一種で、
新株発行を通じて企業が事業のために資金を調達すること、Equity(=株式資本、自己資本)を増加させる行為のことを指します。
参考URL:東大IPC
ここで企業のタイプ2つについて挙げていきます
①スタートアップモデル:VCやエンジェル投資家などが未来に投資をし支援を受けながら急激に成長していく、破壊的イノベーション型
②スモールビジネス:銀行等から過去に融資を受け着実に成長していく、持続的イノベーション型
この二つのタイプにあるように、企業が大きく成長するにはVC(※用語3)やエンジェル投資家(※用語4)の存在が重要となってくるのです。
【用語3】ベンチャーキャピタル(VC)
ベンチャーキャピタル(VC)とは、将来的に高い成長が見込まれる未上場の新興企業(ベンチャー企業)に投資を行い、これらの企業が成長し新しいアイディアやサービスを市場に持ち込むための資金を提供する投資会社や投資ファンドのことを指します。
ベンチャーキャピタルは投資をする代わりに企業の株式の一部を取得します。そして投資した企業が上場する、他の企業に買収される際に持っていた株を売り、株式売却益を得ることができます。
そのためベンチャーキャピタルは投資をすることで、投資した企業に対して資金提供や経営助言、役員派遣などを行い、企業価値を高めることができるのです。
参考URL:日本M&Aセンター
【用語4】エンジェル投資家
エンジェル投資家とは、起業して間もない企業に資金を出資する投資家のことを指します。
企業のスタートアップに必要な資金の調達方法は様々で、そのほとんどが銀行や国、自治体が運営する公的機関からの借り入れや助成金です。また、ベンチャーキャピタル(VC)から資金調達する企業もあります。
そのエンジェル投資家は、出資した企業の成長の配当を株式で受け取ります。
エンジェル投資家はその企業の今に賭けて投資するのではなく、未来に欠けて投資をしています。
参考URL:SMBC日興証券
伸びる企業の見極め方
では、伸びる企業を見極める重要な着目点と企業の成長プロセスが分かったところで、伸びる企業の見極め方について説明していきます。
伸びる企業を探すには、ユニコーン(※用語5)を探すのが良いでしょう。
これらの企業は、スタートアップの段階で上位10%のイケてる投資家が投資しているからです。このイケてる投資家たちは、残り90%の投資家が投資したい会社・人であるからです。
なのでのちのち上場する際に、無名でも知名度を得る事ができるため、上場も円滑なスタートを切る事ができます。
「スタートアップの時点で〇〇投資しているから伸びる」
この関係性を理解することで、伸びる企業を見極める事ができます。
【用語5】ユニコーン
企業評価額が10億ドル(=約1,100億円)以上、設立10年以内の非上場のベンチャー企業のことを指します。ユニコーンが伝説上の非常に珍しい動物であり、上記の条件に当てはまる企業は非常に珍しい存在だったため、このような企業をユニコーンと呼ぶようになりました。
かつてユニコーンであった有名な企業としては、Twitter社やFacebook社、メルカリなどが挙げられます。かつて39社しかいなかったユニコーンも、21年時点では760社と増加の道を辿っています。しかし、ユニコーン数世界1のアメリカが387社、それに次ぐ中国が155社であるのに対して、日本にはわずか6社しか存在しません。
参考URL:マイナビ キャリアタンク
また、シリコンバレーを見て企業を見極めるのも良い方法だと言えます。
日本の投資家はシリコンバレーのイケてるスタートアップを切った企業に投資をするため、シリコンバレーで流行った事業モデルは5-10年後に日本で流行るからです。この手法をタイムマシーン経営(※用語6)といいます。
例として、楽天とアマゾン、ヨークセブンとセブンイレブン 等々
【用語6】タイムマシーン経営
タイムマシン経営とは、海外で成功した事業モデル・サービスを日本に持ち込み、その手法で展開する経営方法を意味します。
参考URL:東大IPC