経験が足枷になるのだろうか?
まえがき
この記事は自問自動記事です。着地点はないかもしれませんし、読者さんの思う価値観や人生観とも違うかもしれません。自問自答のメモだと思っていただけたら幸いです。
漫画を描き始めて7年ほどになりました。
この7年、すごくゆっくりした速度でこの道のりを歩いてきた所感があります。
その中で、背景の講座を受けたり、オンラインで漫画塾に通ったり、教本や参考書を買ったりして、漫画を描けるようになるために、無我夢中でいろんなものに手をつけてきました。
幸いなことに経験が増えてきたので、少しだけ「こんな時はこうする!」という仕組みが自分の中でできてきたように思えます。
ただ逆に、「こんなこと(※大体がとてもほわ〜としている出来事の記憶)、前あったなあ。だから今回はやらないでおこうかな。」ということも増え、今までなら「とりあえずやってみよう」ということも、やらないケースができてきたように思います。
もちろんやってよかった事もたくさんあります。
ーーでも「とりあえずやってみよう」にならなくなってきたのはなぜだろう…。
……と、この記事を書くにあたって、いろいろ考え始めたら「もしかして方法」がよくなかったのでは?とか、気持ちではなくて行動・計画に問題があるのでは?と思い始めました。
1.前回の行動・計画が無茶すぎて、準備が大変だった記憶があるから。
多分、前回の経験が足枷になっている原因はこれが大半です。計画性がないのは前からで、それでも今までなんとかできてしまったのは「体力」と「好奇心」、「初めてのことに対するワクワク感」が揃っていたからかもしれません。
もしも今後前回の行動が足枷になってしまって、チャレンジしづらいと思ったら、前回よりも余裕のある計画をして行動していけたら、もう一度チャレンジできるかもしれない。でももしスケジュール的に難しければ、「チャレンジしなかったことで発生するデメリット」を考えて、それで納得できるのならば、見送ることをしてもいいのかも。
2.自分の脳内で「大変だった」が膨れ上がってるけれど、実際は違うのかもしれない、ということ。
なんだか大変だったり、嫌なことってなぜだか記憶に残りやすい。その嫌な記憶に引っ張られて、モチベーションが下がったり、また起こるのではないかという考えに至ってしまう…。
でもよく考えてみると、嫌なことはあったけれども楽しかったことや、勉強になったことの割合はどっちが多いのだろう?あながち、同じくらいか、楽しかったこと、勉強になったことの方が多いのでは?イベントには楽しむために出てるし(そりゃそうだ)、勉強会には勉強するために出てるし(こっちもそりゃそうだ)、ボツになったものも…きっといつかは…何かのためになると…(この辺りは割り切れないところもあるでしょう…、いつか時が解決してくれるはず)。
もし似たような「嫌なこと」が二、三度続けば、それはパターン化しているので、避けてもいいかもしれないし、避けるべきものなのかもしれない。(※ただ、過去に2回続けて不調だったものが、3回目で好転することもあったので、一概には本当に言えないので、これは脳のどこかすみっこに挟んでおこうと思う。)
けれど一度あったことでも、場所や環境、メンバーが変わっていけば、全く同じことにはならないのではないでしょうし…(希望的観測)!
もっと良い世界があると思ってチャレンジした方が良いかもしれません。
過去の「嫌だった」「これ、またあるかもよ」の”おばけ”に取り憑かれたまま、この先も過ごすのは勿体なさそうです。人生はこの先も続いていくから。
3.まだまだ新しいことができる、と信じよう。
1.と2.を踏まえて、『まだまだ新しいことができる』と信じて、また新しいことをやってみようと思いました。
最近漫画家の先輩とお話して、失敗は成功のもと、と励ましてもらいました。いつも失敗したときに、私はこの世のすべてが終わった、と思いがちなのですが、そうではないと思い起こさせられました(幸せの涙)。
そしてその中で出てきたのはトライアンドエラーという言葉。
私が『トライアンドエラー』という言葉を初めて身にしみて感じ、言葉自体を知ったのは、仕事で大ポカをやらかし、ポカせいで申し訳ないことに被害を被ってしまった方に書面を書いてお渡ししたときのことでした。
その方はとてもお優しかったので、事なきを得ましたがその時に、『トライアンドエラー、以降改善して問題を解決していきましょう・再発を防ぎましょう』と(いうようなことを)言ってくださいました。
その時に失敗は失敗で終わらせるのではなく、次になにをすべきかを考えることこそ大切なのだなと、思いました。(※あらゆる大人が知っていることに気づくのが私はだいぶ遅いのです。)
失敗は成功のもと、そしてトライアンドエラー。
新しい物事に挑戦していくことは、失敗と失敗、エラーとエラーが積み上がっていくことと。そしてその上に、赤くてかわいいさくらんぼのような、嬉しいことが、1mmくらいであっても良いので乗ってくれたならばんばんざい。
『経験よ、これからも足枷ではなく、トライを産む、後押しとなってくれ。』